ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

風そよぐオアフ 2024年5月(9日目)~ダイヤモンドヘッド & CUU-LONG Ⅱ

2024年06月30日 | 海外旅行

ハワイ滞在間、最初の週は初日を除いて、雨の多い日が続きました。ダイヤモンドヘッド・ハイクを予約した日はどうやら荒れ模様になりそうだったので、2日前になって公式サイトを通じて翌週に変更。時間帯も1時間遅らせました。

 

ハワイ9日目の朝、7時前に23番バスでホテルを出発。バスはカリアRdからクヒオAvに入り、モンサラットAvを上って、約30分で「DIAMOND HEAD STATE MONUMENT」前のバス停に到着します。バスを降りると空は真っ青、山麓の空気が清々しく感じられました。この日に変更しておいてよかったです

 

ゆるやかな坂道を上っていくと、左側にKAHARA LOOKOUTという展望所があり、そのすぐ先にダイヤモンドヘッド西側の山壁をくりぬいたトンネルが見えてきます。

 

トンネル内部は、車は交互通行の一車線。その横に歩行者用の通路が設けられています。

 

トンネルを抜けゲートを過ぎて、午前7時半にトレイルヘッドに到着。バス停からは約15分の距離でした。予約したのは8~9時の枠でまだ30分前でしたが、すんなりゲートを通してくれました。

 

初めは、舗装されたゆるやかな坂道を歩きます。

 

少しずつ傾斜が強まりますが、朝早い時間なので気温も高くなく、気分は上々です

 

ルートの先を見ると、迂回路がずいぶん混雑しているようでした。

 

階段を上って、小さなライトが足元をほのかに照らす暗いトンネルを通過。昔はそれさえなくて真っ暗闇でしたから、ずいぶん通りやすくなりました。それでも、頭をぶつけそうな気がして、ついつい前かがみになってしまいます(笑)

 

混雑を緩和するために迂回路が設定されており、上りはそちらのルートが推奨されています。

 

迂回路に進んで上を見上げると、こんな大行列が……。頂上に到達するまでに、相当時間がかかりそうです~💦

 

私たちもこの行列に加わりましたが、中には諦めて引き返す人もいました。混雑を避けることを目的に2年前から導入された完全予約制、時間枠も指定しているのに何故こんなことに……?

 

幸い時間だけはたっぷりあるので、景色を楽しみながらゆっくり待つことにしました。クレーター内部の全景。向こうにはコオラウ山脈南端の山麓。逆光で見にくいですが、マウナルアベイが弓なりに弧を描いています。

 

コオラウ山脈はコオラウ火山が侵食されて残った急峻な地形で、山麓部分を含めればオアフ島の面積の約3分の2を占めるのだそうです。そんな山がちなオアフ島では、山麓や谷間の南斜面にぎっしりと住宅が立ち並んでいます。写真中央に見える住宅街(カイムキという町)を貫くまっすぐな道。「天国に駆け上る坂道」とも呼ばれるウィルアミーアライズ(Wilhelmina Rise)です。別の日に写真を撮ってきましたので、改めてアップしたいと思います。

 

エメラルドグリーンの美しい海には不似合いですが、記念に一枚……(笑)

 

ようやくダイヤモンドヘッドの山頂に着きました。この景色を見ると、時間がかかったことも吹っ飛んでしまいます。

 

ここが、太平洋の真ん中に浮かぶ小さな島だいうことを忘れてしまいそうなワイキキの街並み。

 

ワイキキの中心部を走るカラカウア通りは、白いビル群が途切れるあたりでダイヤモンドヘッド・ロードと名前を変えます。この通り沿いには門構えの立派な大邸宅がずらりと並び、カハラ地区と並ぶ高級住宅地となっています。

 

赤い帽子をかぶった白いダイヤモンドヘッド灯台が小さく見えていました。

 

帰りは、混雑した迂回路を避け階段を使いました。ザックがぶつからないよう、お互いに気をつけながらすれ違います。

 

ダイヤモンドヘッドに思わぬ時間がかかってしまったので、直接ダウンタウン(中華街方面)に向かうことにしました。

 

この日のランチは中華街の西端、Hotel StとRiver Stの角にある”CUU-LONG Ⅱ"。この店は、パールハーバー近くのPearl Kai Shopping Centerにある"CUU-LONG"の姉妹店です。

 

パールカイのCUU-LONGには、20年前ハワイに住んでいたころ、毎週のように通っていました。

 

甘酢のドレッシングが美味しかったチキンサラダ。ハワイでは野菜不足になりがちなので、外食の時は意識してサラダを頼むようにしていました。大皿で出されたこのサラダは、ボリュームたっぷりで食べきれず、残りは持ち帰りに……。

 

フォーに添えられるコリアンダーやミントの葉、もやし、レモン、青唐辛子など。赤いのは自家製の辛みソース。辛さもかなりのものですが、旨みもあってフォーのスープを好みに仕上げるには欠かせない調味料です。

 

私が頼んだのはビーフ・コンボ。メニューに「Eye Round Steak, Lean Brisket, Fat Brisket, Flank, Tripe, Tendon, and Meatballs」と書かれているとおり、いろんな肉がたくさん入っていました。透き通って旨みたっぷりのスープは、久しぶりに味わうCUU-LONGの味。さらに、何種類かのソースを少しずつ加えながら好みの味にしていきます。

 

妻が頼んだシーフード・フォーには、エビや白身魚のつみれがたっぷり。

 

懐かしい味に大満足。ハワイにはベトナム料理店が多いけれど、CUU-LONGのフォーはやはり大好きです。

 

帰りは、アラモアナセンターの手前でバスを降り、Whole Foods Marketへ。

 

広いフロアにいろんな商品が整然と陳列されてた店内。下手に触れると崩れてしまいそうで、心配になりますね。

 

チーズの種類も豊富。試食して好みであれば、少しくらい大きくても買って帰るのですが…… (^^ゞ

 

アヒやシュリンプのポケは、自分で好きな大きさのカップに入れてレジに持って行きます。

 

串に刺したシュリンプやサーモンもありました。BBQ用のコーナーでしょうか???

 

この日は、ステーキ用のリブアイを買って帰りました。

 

スパイスを塗りこんだ肉の両面と側面に焼き色をつけ、オーブンでじっくり焼いていきます。

 

この日の部屋食です。ステーキとメロン、KOHANA DAIQUIRIはホールフーズで、パンはKCCファーマーズマーケットで買ったもの。チキンサラダはお昼の残りです。

 

いい具合に火が通りました。肉質やわらか、適度にサシが入って美味しかったです。

 

氷を満たしたグラスに”HEMINGWAY DAIQUIRI"とライム。ラナイで過ごす夕暮れ時がまったりと過ぎていきます。すっかり日が落ちた後は、部屋に入ってホールフーズのスパイシーアヒポケで飲みなおしました。

 

この日のダイヤモンドヘッド登頂経路。バス停から山頂までのルートです。

 

ダイヤモンドヘッドの頂上から見渡す風景、何度見てもいいものですね。ただ今回、迂回路が大渋滞して1時間以上も足止め状態になってしまったのは、本当に残念でした。展望台の独占はほどほどに、ササッと撮って譲り合いたいものですね。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(8日目)~ノースショアへ

2024年06月28日 | 海外旅行
8日目は部屋移動の日。この部屋からの景色も今日で見納めです。この日は遠出する予定なので、朝食後すぐにチェックアウト手続きをしました。


朝7時前だったにもかかわらず、すでに次の部屋が準備できているとのこと。ラッキーなことに、チェックアウト・チェックインが同時に終わりました。スーツケースを預けることなく、そのまま部屋に運ぶことに……。白を基調にしたリビング、快適に過ごせそうです。


17階からのオーシャンビュー。海からは少し遠くなったものの、広がりのある景色もなかなかいいですね。


さて、今日の目的地はノースショア。まずは予約しておいたレンタカーをピックアップし、マッカリー通りからH1フリーウェイに合流します。朝のH1西向きは恒例の通勤ラッシュでしたが、そのおかげで左ハンドルや右側通行の感覚に慣れることができました。


ダウンタウンを過ぎると流れも順調。H1からH2、カメハメハHwyと快調に走り、ドールプランテーションで休憩することに……。


濃厚ながら自然な甘さの生パイナップルジュースでリフレッシュ🍍


遠くに見えるのは、オアフ島西部に連なるワイアナエ山脈。真正面の山はカアラ山(Mt. Ka’ala)。頂上付近はなだらかに見えますが、オアフ島の最高峰(標高1,225m)です。


のどかな田舎道を走っていると、パッと視界が開けて海が見えてきます。緩やかな坂道を下りきればノースショアです。


午前中は、ノスタルジックな雰囲気ただようハレイワの町を散策。ノースショア・マーケットプレイスは、ハレイワタウンの中でもとりわけレトロ感あふれる魅力的なショッピングセンターです。


パタゴニア・ハレイワ店。カカアコのホノルル店に比べるとずっとコンパクトですが、ここでしか扱っていないハレイワ限定品を求めて、わざわざ足を運ぶ人が多いそうです。


ハレイワ・ストア・ロッツ。手前はアイランド・ヴィンテージコーヒー、その向こうに見えるのは、昔も今も客足が途絶えることがないマツモト・シェイブアイスです。


観光客でにぎわうストア・ロッツの中庭。


スプラッシュ・ハワイやマリブ・シャツ。店の前の木はプルメリアです。


マリブ・シャツに入ってみました。やわらかな照明やレトロなサーフボードが温かみを感じさせます。


ノースショアでランチと言えば、ガーリックシュリンプもさることながら、やはりクア・アイナに足が向いてしまいます。この店で初めて食べたアボカドバーガーの感動は今も鮮明です。


奥のカウンターで注文し、名前が呼ばれるのを待ちます。


今回は、アボカドバーガーとチーズバーガーを注文しました。


チーズバーガーは、肉々しい厚切りパテに肉の旨みが凝縮。チェダーチーズとの相性もバッチリです。


ねっとり濃厚な完熟アボカド。重ね合わせると、チーズバーガーより更に分厚くなって、食べるのもひと苦労です(笑)


アナフル川に架かる二連のアーチ橋を渡ると、黄色い外壁が印象的なサーフショップ Surf'n Sea(サーフ&シー)が見えてきます。1965年にオープンした老舗で、「サーファーの聖地」と言われるショップだそうです。


「SUFER X-ING(サーファー・クロッシング)」のロゴは人気がありますね。


北側の壁に描かれているのは、レゲエの先駆者でジャマイカ最大のスター、ボブ・マーリー。


アナフル橋まで歩いて戻りましたが、海側(左)の通路が工事中のため通行禁止。残念ながら、川に飛び込む子どもたちを見ることはできませんでした。


アナフル橋から上流側の景色。


Surf'n Seaからハレイワ・ロードを通って、カイアカベイ・ビーチパークに向かいました。


カイアカベイ・ビーチパークは、広々とした芝生に覆われた静かな公園です。マングースが生息しているそうですが、私たちは見つけられませんでした。


この岩は、ハワイ語で「ポハク・ラナイ(岩のベランダ)」。大きな岩が下の岩にわずかに接する状態で載っているため、通称「バランスロック」と呼ばれます(高さ4m、外周約28m)。


古代ハワイでは神に祈りを捧げた神聖な場所で、岩と岩の隙間に手を差し込んで祈ると願い事が叶うのだとか……。日ハム時代にこの場所を訪れた大谷翔平選手も、翌2017年にはMLBエンゼルスへの移籍という念願を果たしました。はて、私の願いごとは……?


ここは、砂浜でウミガメが昼寝するスポットとして知られるラニアケアビーチ。ハレイワから車で10分くらいの距離です。


この日は駐車場が混雑していたので、きっと間近にウミガメが見られるとワクワクしながら砂浜に降りました。


ところが、目の前に3〜4匹のウミガメがいるものの、海の中を泳いでいるだけで砂浜に上がってきてくれません。


時々頭をもたげて息継ぎしていますが、なかなかタイミングが合わず上手く撮れませんでした💦


ぷかぷか浮かぶウミガメ。妻が撮った動画です。


最後は、ノースショア・マーケットプレイスにあるコーヒー・ギャラリーへ。


店内は決して広くありませんが、次々にお客さんが来店しコーヒーを注文していました☕️


店内で焙煎されるハワイ産のコーヒーを味わってからワイキキに戻ります。


どこか郷愁を誘うハレイワの町を散策し、パワースポットのポハク・ラナイで願かけ。懐かしいアボカドバーガーを頬張り、ちょっとだけウミガメに出会いました。久しぶりのノースショアを満喫した一日でした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(7日目)~ロイヤルハワイアンバンド & ワイキキ水族館

2024年06月26日 | 海外旅行
日曜日(5月19日)は、ホノルル トライアスロン2024の開催日にあたっていました。ホノルル センチュリーライド(9月)、ホノルルマラソン(12月)と並ぶオアフ島のスポーツイベントです。公式HPや過去の記録などから観戦のチャンスをあたってみたのですが、メイン会場となるアラモアナビーチパークは立ち入り禁止ですし、バイクのコースも観客用に開放されていないようでした。仕方ないので、朝の散歩がてらアラワイ・ヨットハーバーからアラモアナセンター方向に行けるだけ行ってみることにしました。


公式HPに掲載されたコース概要図です。スイム→バイク→ランとも、アラモアナビーチパークの東端がスタート・ゴールとなるようです。第1ウェーブ《オリンピックディスタンス(一般・男子) 39歳以下》のスタートは早朝5時47分でした。今年は約1,300名がエントリー。日本からも450名が参加したそうです。


結局、ビーチパークからアラモアナ大通りに進むコーナーまでしか行けなかったのですが、スイムを終えてバイクに乗り換えたアスリートたちが、急なカーブを曲がって次々と大通りに飛び出していく様子を垣間見ることができました~🚵


このあとはカフェ・カイラで遅めの朝食を……。サウスキング通りとカピオラニ通りが交差するあたりのマーケットシティ・ショッピングセンター内にあり、ワイキキからだとバスで20分くらいの距離です。朝7時の開店前から行列ができる人気店で、1時間待ちも普通にあるそうなのですが、幸いこの日(日曜朝9時)は15分くらいの待ち時間ですみました。


店内は明るくてカジュアルな雰囲気です。私たちがいる間は、店の内外ともに地元の常連客ばかりで、テイクアウトの注文が多いのが印象的でした。


パンケーキが一番人気なのですが、妻が注文したのはベルギーワッフル。ストロベリーとブルーベリーをトッピングしました。バナナやキャラメライズしたリンゴなども選べます。ワッフルは、サクッとしていながら中はしっとりもちもち。フルーツとの相性がとても良かったそうです。


妻とは違うものを……と、私はローカル・スクランブルエッグ(スクランブルエッグとブレックファスト・ミート、ポテト、トースト)を注文。この皿は見た目以上に大きくて、ポテトの量もすごかったのですが何とか完食しました。


🍀

午後は、ロイヤルハワイアンバンドのコンサートを聴きに23番バスでカピオラニ公園に向かいます。バスの前を走っているのは、ホノルル トライアスロンに参加した人なのでしょうね。お疲れ様でした~。


キャンセルになった金曜日(5月17日)のイオラニ宮殿コンサートの経験を踏まえ、予定どおり行われることを公式HPで確認しておきました。


趣ある円形屋根を冠したカピオラニ公園のバンドスタンド。ロイヤルハワイアンバンドは、ハワイ王国第3代国王カメハメハ3世によって編成された米国で最も長い歴史を持つ楽団で、再来年には創立190年を迎えます。


私たちが座った席の前にレッドクレステッドカーディナルが……。慣れているのか、怖がっている風はありません。


ロイヤルハワイアンバンドのコンサートでは、まず最初にHawaii State Song(州歌)《ハワイ ポノイ:Hawai'i Pono'i》、続いてNational Anthem(国歌)《星条旗:The Star-Spangled Banner》、そして最後に《アロハ・オエ:Aloha 'Oe》が演奏されます。(写真は《The Star-Spangled Banner》)


ロイヤルハワイアンバンドに加えて、ヴォーカルのMalia Ka'aiさんとkaren keawehawai'iさん、フラのKu'ulei Hazlewoodさんとの共演でした。


曲も詞も素晴らしかった《ハワイアン ララバイ:Hawaiian Lullaby》。ヴォーカルはロイヤルハワイアンバンドのKala'i Sternさん、フラはKu'ulei Hazlewoodさん。作詞したヘクター・ベネガスさんは、娘さんが難病と闘っている時に、その回復を祈りながら詞を書いたのだそうです。(写真下に書き写しました)

Where I live, there are rainbows
With life in the laughter of morning and starry nights

Where I live, there are rainbows
And flowers full of colors and birds filled with song

I can smile when it’s raining
And touch the warmth of the sun
I hear children laughing in this place that I love

Where I live, there are rainbows
With life and the laughter of morning and starry nights


心ならずもハワイ王朝最後の君主となったリリウオカラニ女王の《アロハ・オエ:Aloha 'Oe》で、コンサートは締めくくり。指揮はClarke Brightさん、ロイヤルハワイアンバンド第22代バンドマスターです。コンサートはカピオラニ公園のほか、イオラニ宮殿やアラモアナセンターでも定期的に行われますので、機会があったら是非また聴いてみたいと思います。


続いて、すぐ近くのビーチ沿いにあるワイキキ水族館へ。一般的な日本の水族館に比べると規模は大きくありませんが、ハワイならではの珍しい生物を見ることができる穴場スポットです。今はハワイ大学が運営を引き継いでおり、熱帯太平洋の海洋生物の展示、保護、研究などに力を入れているそうです。


イソギンチャクと共生するカクレクマノミ。


古代ハワイで使用されていた伝統漁法の道具類を展示するコーナーもありました。


南の海のヤドカリは大型でカラフル。


ウィーディ・シードラゴン(Weedy Seadragon)。日本で見たことのあるタツノオトシゴと形は似ていますが、大きさや色は大違い。観察している限りでは、尻尾で枝につかまるというような行動はなく、ずっと泳いで(と言うより「漂って」)いました。


そんな不思議な動きをご覧ください。


頭を下にして縦に泳ぐ珍しい魚。Razorfishと表示されていました。学名Aeoliscus Strigatus、和名はヘコアユと言うそうです。


🍀

さて、部屋に戻ってこの日の夕食です。スーパーで買ってきたピザとフルーツで簡単に……。


レインボータワーがほんのり赤く染まり、椰子の木が砂浜に長く影を落とす夕暮れ時、ラグーン周辺を散策しました。


アラモアナビーチパークの南、マジックアイランドに夕日が沈んでいきます。


惜しくも直前で雲に隠れてしまいましたが、ハワイに来て7日目にしてようやく夕焼けを見ることができました。


雨がちで天候不順な1週間でしたが、5日目以降は少しずつ持ち直してきています。週明けから本格的に回復し、アクティブに動けるようになりました。次のブログからは、島内のドライブやトレッキングなどの話題をアップしたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(6日目) ~ファーマーズマーケット & ワイキキぐるっとウォーキング

2024年06月24日 | 海外旅行
土曜日の朝は、ダイヤモンドヘッドのふもとカピオラニ・コミュニティ・カレッジの駐車場で行われるKCCファーマーズマーケットに行きました。このマーケットは、オアフ島だけではなくハワイ島やマウイ島からも出店するなど規模が大きく、ワイキキからのアクセスもいいので、ローカルの人たちだけではなく旅行者にも人気があります。(公式HP


私がハワイに住んでいた2003年、地産地消をテーマに始まったKCCファーマーズマーケット。その当時、青いトマトを揚げた料理が評判を呼んでいたのを憶えていますが、結局その頃は機会がなかったので、私たちにとっては今回が初めてのKCCです。20年を超える歴史を持つKCCは、その後オアフ島の各地で開かれるようになったファーマーズマーケットの先駆けとなりました。


新鮮なオーガニック野菜や100%コナ・コーヒー、コナ・アバロニ(ハワイで養殖されるアワビ)、ホットドッグにトロピカルフルーツなど、様々なものが販売されています。南国らしい生花など扱うブースもありました。


ハワイ島カワマタファーム(Big Island Kawamata Farm)から直送されたトマト。


巨大な「キングコング・ホットドッグ」が人気のククイ・ソーセージ。


ダウンタウンの超有名モダンべトナミーズ、ザ・ピッグ&ザ・レディも出店。というか、元々ファーマーズマーケットからスタートし、一気に人気を博した店です。


フォーに浸して食べる「フォー・フレンチ・ディップ」とどちらにしようか迷いましたが、オリジナルのバインミーにしました。パクチー風味が新鮮。フランスパンの食感もよかったです。


もうひとつ、飲んでみたかったのが、パシフィクール(PacifiKool)のジンジャエール。ここにも行列ができていました。


息の合ったご夫婦(たぶん……)が、手際よくジンジャエールを作っていきます。


頼んだのはお店イチオシの「Calamansi Ginger」。キリッとした生姜の風味、ミントとライムの香りがさわやかで、汗がスッと引きました。


🍀

ホテルに戻った後、妻は先日ヤードハウスで6年ぶりに再会した知人とホテル主催のウクレレ教室に参加するので、私は一人でウォーキングに出かけました。ホテル前のラグーンを出発。次第に雲が厚くなって、ちょっと怪しい雲行きです。


アウトリガー・ワイキキビーチリゾート横の路地、通称サーフボードウォーク。


瀟酒な佇まいのモアナサーフライダー・ウェスティンリゾート。


サーフボードのレンタルショップ。初心者向けのサーフィン教室もやっているようです。


クヒオビーチとクイーンズビーチの境、海に突き出したワイキキウォールから。


クイーンズビーチではビーチバレーが盛ん。


広大なカピオラニ公園を抜けて、ダイヤモンドヘッドの麓に向かいます。


レッドクレステッドカーディナルは、赤い冠がトレードマーク。 


ダイヤモンドヘッドを一周するダイヤモンドヘッド・ロード。門構えの立派な豪邸が続くこの道は、ホノルルマラソンのコースの一部となっています。


ホノルルマラソンは、この交差点を直進してカハラ方面に向かいますが、私はダイヤモンドヘッド・ロードに沿って左側に進みました。


ダイヤモンドヘッドの東側をぐるっと回ると登山道入り口。ダイヤモンドヘッドに上るとき、一番近いバス停(Stop241《Diamond Head Rd+OPP 18TH Av》)です。


KCC(Kapiolani Community College)では、ファーマーズマーケットのあとかたづけ中でした。この看板にあるように、KCCは "University of Hawaii Kapiolani Community College" で、ハワイ大学の一部。世界35か国から9200人が集う大規模なカレッジで、ハワイ大学への編入プログラムも充実しているそうです。


KCCを過ぎると、道は次第にダイヤモンドヘッドから離れ、モンサラット通りと名前を変えます。


この通りには、アロハカフェ・パイナップル、ダイヤモンドヘッド・マーケット&グリル、ARSカフェにサウスショア・グリル、カフェ・モーリーズ、さらにパイオニアサルーンやボガーツカフェ、サニーデイズなど人気店が集中。ワイキキ周辺随一のグルメストリートと言われています。


レアヒ通りを右に曲がってパキ・コミュニティバークを過ぎ、アラワイ運河方面に進みます。


カパフル通りを渡ったところにあるのはワイキキ図書館。


図書館の横からアラワイ運河が始まります。天気がよければ、レガッタの練習風景なども見られるよい散歩コースです。


対岸は、ホノルル市営アラワイ・ゴルフコース。ギネスも認める世界一混みあうゴルフ場ですが、雨のせいか今日は空いているみたいですね。


アラワイ運河に架かる最初の橋。マッカリー通りです。運河沿いをアラワイ・ヨットハーバーまで歩くつもりでしたが、雨が強くなってきたのでウォーキングはここまで。カットインしてホテルに戻ることにしました。


ワイキキ西端からビーチ沿いに歩き、ダイヤモンドヘッドをぐるっと回って、アラワイ運河経由でスタート地点へ。ワイキキとダイヤモンドヘッドをほぼ一周。3時間弱、約14kmの行程でした。


🍀

シャワーを浴びてひと休み。雨はなかなか止みません~☔


この日は、アウトリガーリーフ・ワイキキビーチリゾートのモンキーポッド・キッチンを予約していました。


まずは料理3品と赤ワインを注文。


手前はロブスター・デビルドエッグ、奥は中にタロイモが入ったタロ・ラビオリ。ラビオリには地元産のほうれん草が添えられています。


新鮮な近海マグロを使ったポケ・タコス。かかっているのは、アボカドクリームソースと黒ごまです。


モロッコ風ピザを追加注文。ビール(ヴァイツェン)も頼んだのですが、写真は撮り忘れました (^^ゞ


この時間のライブ演奏はTad Jenningsさん。懐かしい曲もいろいろ聴けました。


モンキーポッドを出て、帰りがけ高橋果実店(ヘンリーズプレイス)に立ち寄りました。


左側がアイスクリーム、右はシャーベットです。


妻が選んだのはスイカのシャーベット。ホテルに戻るころには、ほどよく溶けていました。


モンキーポッド・キッチンは料理はもちろんですが、目の前に広がるオーシャンビューが素晴らしいレストランです。今回のハワイ滞在中、唯一あらかじめ予約して出かけたのですが、午後遅くから一段と風雨が強まり、海もダイヤモンドヘッドも全く見えませんでした。心残りではありますが、料理は美味しかったしライブも楽しめたので十分満足できました。景色は、また次の機会を期待したいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(5日目)~ダウンタウン歴史地区 & ハワイ大学マノアキャンパス

2024年06月19日 | 海外旅行
ハワイ5日目の朝は、しとしと小雨がパラつくなか、朝の散歩を兼ねてハレクラニベーカリーへ。ハレクラニホテルの斜め向かい、ハレプナホテルの1階にあります。


既にほぼ満席のイートインスペース。天気がよければ、店の外にもテラス席が設けられるようです。


それぞれ好きなパンを2個ずつ購入。どれもとても美味しくて香りもよかったです。


ハレクラニベーカリーの後、ロイヤルハワイアンセンターのディーン&デルーカに立ち寄りました。先日来たときには、目当てのバッグが当日分"sold out"のため買えなかったのです。


朝から並んだおかげで、妻のトートバッグを何とかゲットできました。でも、ギリギリだったかも…… (^^ゞ


10時くらいになってようやく雲間から青空が覗き、海の色も明るくなってきました。この日は金曜日。楽しみにしていたロイヤルハワイアンバンドのイオラニ宮殿コンサートが行われる日です。12時開演なのですが、余裕をもって早めに出かけることにしました。


少し手前でバスを降り、ダウンタウン歴史地区を散策しながらイオラニ宮殿に向かいます。プルメリア咲くカワイアハオ墓地を過ぎるとカワイアハオ教会。外周は工事中でした。


教会に向かって右手にある小さな建物。壁に、"Lunalilo KA MOI. 1874."と書かれていました。"KA MOI."とはハワイ語で「王」のこと。1874年に崩御した第6代ルナリロ王の廟所のようです。ルナリロ王は、先代の王(カメハメハ5世)が後継指名をしないまま他界したため、ハワイ王国史上初めて選挙で選ばれた国王となりました。文学や音楽に造詣が深い国王だったそうです。


この宮殿のような建物は、現在はハワイ州最高裁判所や司法歴史博物館として使用される「アリイオラニ・ハレ」。カメハメハ5世の命により、当初は王宮として、その後ハワイ王国議会に使用目的を変更して建築されました。カメハメハ5世は完成を見ることなく没しましたが、王の名の一部をとって「アリイオラニ・ハレ」と呼ばれています。


アリイオラニ・ハレの前に建つカメハメハ大王像。6月11日のカメハメハ・デーには、幾重もの豪華なレイで飾り付けられます。


アメリカ唯一の宮殿、イオラニパレス。門扉に飾られているのはハワイ王国の紋章です。


1882年に竣工したイオラニ宮殿は、第7代カラカウア王や妹のリリウオカラニ女王、その家族が実際に暮らしていた王族の公邸です。兄カラカウア王亡き後、王位を引き継いだリリウオカラニ女王の治世の間に、カメハメハ大王が統一を果たしたハワイ王国は100年を経ずして終焉へと向かいます。イオラニ宮殿は、反逆罪に問われた女王が2階の一室に幽閉され、廃位を強制されるなど、ハワイの悲しい歴史の舞台ともなりました。


私が写真を撮っている間、円形ベンチに隣り合わせた女性が妻に話しかけて、「もしコンサートを待っているなら、朝まで続いた雨のせいで今日はキャンセル。詳しくはロイヤルハワイアンバンドの公式サイトを見てね」と、そのURLを紙に書いて渡してくれました。また、ロイヤルハワイアンバンドのコンサートは、日曜日にカピオラニ公園でも行われることを教えてくれたそうです。


キャンセルになったことを知らなかったら、不安なままその後も30分以上待ち続けていたかもしれません。私が戻った時には立ち去った後でしたが、女性の親切に感謝しました。(写真は、カラカウア王と王妃カピオラニが戴冠式を行ったパビリオン。金曜日のコンサートはこの近くで行われます)


この後はマノア方面に行くつもりでしたが、お昼近くになっていたので、先にサウスキング通り添いのバクナム(Bac Nam)へ。蟹カレーが評判のベトナム料理店です。


グリーンパパイヤサラダ。シャキシャキしたパパイヤにハムとえび、砕いたピーナッツ、甘酢ドレッシングがかけられています。


ほぐしたカニの身たっぷりの蟹カレーとフランスパンは絶妙の組み合わせ。噂に違わず、スモールサイズでもかなりのボリュームがあったので、私たちは残った分をドギーバッグに入れて持ち帰りました (^^ゞ


バクナムを後に、1番バス→13番バスと乗り継いでハワイ大学マノアキャンパス(University of Hawaii at Manoa)へ。キャンパスの南東、イースト・ウェストセンター付近から、書店や購買部があるキャンパスセンターを目指して歩き始めました。


合衆国国旗とハワイ州旗、イースト・ウェストセンターの旗。プルメリアの樹々の下には、散った花がたくさん落ちています。写真は暗くて見にくいですが、レイ作りのためか奥の方で女性たちが花を拾い集めていました。




キャンパスには南国らしい木や花がたくさん。これはアダンの木の実。ごつごつした表皮はめちゃめちゃ堅そうです。


レインボーシャワーツリーの花を、そのまま果実にしたようなマニラヤシの実。


マノアキャンパスには、ハワイに住んでいたころ車で来たことはあるのですが、構内の地理がさっぱり記憶にありません。そこで、バス停に座っていた男子学生にキャンパスセンターへの道順を聞いていたところ、急に日本語で「ここからだと少し遠いし、わかりにくいので僕が案内しましょうか?」と。日本からの留学生だったのですね。バスを待っていたのでしょうから遠慮しましたが、そんな親切さが同じ日本人として嬉しく感じられました。

学生と別れて暫く歩いていると、巨大なバオバブの木に遭遇。


巨木に触れてパワーをもらいました (^^ゞ


学生さんが、新しくできたばかりでとても使いやすいと言っていたトレーニングジム。


その隣がキャンパスセンターでした(こちらが左半分)。


右半分です。こちら側に売店とブックセンターがあります。


University of Hawaiiのオリジナルグッズもたくさんありました。


キャンパス内を2時間ほど歩き続けたので、飲み物を買ってセンター前の木陰で暫し休憩。風が通り抜けて気持ちのよい場所でした。


バス停までの近道を教えてくれた女性が、道すがら、ウルの木を指しながら興味深い話をしてくれました。ハワイ神話には、ウルという人(本当は神)が自らをパンノキ(ウル)に変え、飢饉を救ったという言い伝えがあるのだとか。だからハワイの人は、ウルの木をとても大切にするのだそうです。


キャンパスから6番バスでマノアタウンへ。道案内をしてくれた女性も言っていたように、この辺りは雨が多く空気がしっとりとして、虹がよく見られるエリアです。道路の向こうに見えるのは、「緑のスタバ」の愛称で親しまれるスターバックス・マノアバレー店。ノスタルジックな風情が、山々の緑に溶け込んでいますね。


スタバの隣には、自家製パンのアンディーズ・サンドイッチズ&スムージーズ(Andy’s Sandwiches & Smoothies)、ポケ専門店オフ・ザ・フック (Off The Hook)があります。活況を呈していたお店の前のテラス席。ハワイ大学の学生さんたちかもしれませんね。


バクナムでお腹いっぱいだったので、この日はサンドイッチはやめて、晩酌用のアヒポケとタコポケを買って帰ることにしました。


スタバ前のバス停から6番バスに乗り、Stop413《University Av+Metcalf St》でワイキキ方面に乗り継ぎます。道路の向こうはマノアキャンパス、右側はいくつかの学校などが集まるエリア。ワイキキから車で10分ほどのところですが、静かで緑が多い地域です。


さほど待つこともなく4番バスが到着。今日一日の予定を終えてホテルに戻ります。


天気もいいので、この日の夕食はラナイで……。オフ・ザ・フックで買ったジンジャー・アヒポケとタコの味噌ポケ、バクナムの残りの蟹カレー、フルーツ。お酒は、コナブリューイングのBig Waveと赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニョン)です。


下の芝生スペースを見ると、イスやテーブルが準備され、続々と人が集まってきています。いったい何が始まるのでしょう???


人はどんどん増えて、芝生を埋め尽くすほどに……。


詳しくはわかりませんが、金曜日のスペシャルイベントが行われているようです。フラやポリネシアンショーが繰り広げられ、9階のラナイにまで熱気が伝わってきました。


午後7時45分からは、金曜日恒例のヒルトン花火。一部レインボータワーに隠れてしまっていますが、花火も音も十分楽しめました。


イオラニ宮殿コンサートが中止されたことを教えてくれた女性、マノアキャンパスで道案内を申し出てくれた日本人留学生、バス停までの近道でいろんな話を聞かせてくれた女性……ハワイの人の親切を体験できた一日でした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする