ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

週末は男子ごはん~栗原心平さんのレシピでおつまみを!

2023年06月30日 | 男子ごはん
大谷翔平選手、昨日のホワイトソックス戦で、2試合ぶりの29号ホームラン。絶好調ですねヽ(^o^)丿
いつの年からか、わが家の庭で咲くようになった捩花(ねじばな)。風で飛ばされた捩花の種が、ジャーマンアイリスを植えているコーナーで根を下ろしたのですね。らせん階段のように花を咲かせる様がなんとも可愛らしく、雑草とはいえ山野草の中でも人気が高いそうです。


さて、今週の男子ごはんです。今回は、オレンジページ最新号で紹介されていた、料理家 栗原心平さんのレシピをいくつか真似してみました。心平さんは、私と同じ大のお酒好き。お酒に合う料理をよく紹介しておられます。

《肉にら炒め》オレンジページ 7月2日号
最初は肉にら炒め。ちょっと厚めの豚バラと野菜(もやし、ニラ)をごま油で炒めた、酒の肴によさげな炒めものです。
まず豚バラを炒め、焼き色がついたらいったん別皿へ。ごま油でニンニクのみじん切りと鷹の爪を炒め、香りが立ったらもやしを、さらにニラを加えて強火で炒めます。豚肉を戻し入れ、合わせ調味料(醤油、酒、みりん、オイスターソース、砂糖、鶏がらスープの素)を絡めるように、さっと混ぜ合わせたらでき上がり。ビールはアサヒのマルエフ。まろやかな旨みがどんな料理にもよく合います。


《肉にら焼きそば》オレンジページ 7月2日号
ごま油で豚バラ肉を炒め、色が変わったらニンニクと生姜のみじん切りを、更にもやしを加えて炒め合わせます。香りが立ったら麺をほぐしながら加え、合わせ調味料(醤油、酒、オイスターソース、鶏がらスープの素)を投入。全体になじんだらニラを加え、さっと炒め合わせたらでき上がりです。


《黒酢酢豚》オレンジページ 7月2日号
栗原心平さんのレシピ、3品目は酢豚です。
豚肩ロースのかたまり肉は、ブライン液に漬けてひと晩おきました。この豚肉と長ねぎの青い部分、生姜の薄切りを圧力鍋に入れて15分ほど加圧。豚肉の水気を切って片栗粉をまぶし、両面をこんがり焼いて皿に取り出します。同じフライパンでタマネギとピーマンを炒め、しんなりしたら豚肉を戻して、合わせ調味料(黒酢、醤油、オイスターソース、砂糖)を投入。とろみがついて照りが出たら器に盛りつけます。


《おつまみニラそば》レタスクラブ「おつまみにらそば」
麺の上に生のニラを載せ、熱したごま油をかけた、ニラとごま油の風味でお酒が進むおつまみ系の焼きそばです。
ゆでて水を切った中華麺を、オイスターソース、酢、豆板醤で和えて、器に盛りつけます。まだ熱いうちに細かく刻んだ生ニラを載せ、うっすら煙が立つまで熱したごま油をかけたらでき上がり。よく混ぜ合わせて食べます。


《もやしとニラのうま塩ナムル》Nadia「レンジで簡単♪ もやしとニラのうま塩ナムル」
レンジで簡単に作れるもやしとニラのナムルです。
レンジで加熱したもやしとニラを混ぜ合わせ、粗熱が取れたらキッチンペーパーで水分を絞ります。ボウルに入れ、鶏がらスープの素、砂糖、おろしニンニク、ごま油、炒りごまと和えたら簡単ナムルのでき上がり。胡麻焼酎との相性ピッタリでした。


《バターシュリンプの春雨サラダ》オレンジページ 6月2日号
週末は、姉家族とたこ焼きパーティ。生地のダシや卵の配合を変えたそうで、これまで以上に美味しく感じました。


姉が準備しておいてくれた虎斑霧島、初体験です。「黄麹」と「黒麹」、二種類の麹を使って、新たな味と香りを生み出したのだそうです。虎の黄色と黒色の縞模様に因んで「虎斑」と名付けたのですね。


私もバターシュリンプの春雨サラダを作っていきました。
ブライン液に2時間漬けたエビの両面をバターで焼き、皿に盛ったレタスと春雨の上に焼き汁ごとトッピング。黒胡椒を挽き、レモンとパセリを飾って、オーロラソースを添えます。


マヨネーズとケチャップに、タルタルソース、はちみつ、おろしニンニクを加えたオーロラソースをかけ、レモンを搾ったらでき上がり。エビの旨みを含んだバターの香りが食欲をそそります。


《塩そうめん》kurashiru「さっぱり塩そうめん」
暑い暑い夏にぴったりの冷たい塩そうめんです。
鍋にスープの材料(水、鶏ガラスープの素、おろしニンニク、ごま油)を入れて煮立て、粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫で冷やします。この間に、ゆで卵やベーコン(豚バラの代用)などのトッピングを準備。ゆでて氷水で締めたそうめんに冷やしたスープを注ぎ、ゆで卵とベーコンを載せ青ねぎを散らしたら完成です。


沖縄旅行に出かけた友人から、泡盛(古酒)のセットを戴きました。5年、8年、10年の古酒3種類。次の週末に楽しみたいと思います。


今週のデザートは、飯塚たまごハウスのジャンボシュークリーム。食べ応えたっぷりです。


西日本を中心に激しい雨が降り続いています。今日から明日にかけて、北部九州の一部地域では線状降水帯の発生もありうるとのことですので、無理せず安全第一に過ごしたいと思います。
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フランス料理 花の木@大濠公園

2023年06月27日 | 食べ歩き
一歳違いの従姉が東京に転居することになり、近くに住む従妹と私たち夫婦が集まって送別会をすることになりました。従妹が予約しておいてくれたのは、大濠公園ボートハウスの2階、「花の木」。
桟橋から見たボートハウス。向かって右の2階部分が「花の木」です。(写真は、花の木HPからお借りしました)
昭和28年(1953)、中洲で創業した福岡では老舗のフレンチで、当時、元大リーガー ジョー・ディマジオと結婚したばかりのマリリン・モンローが、新婚旅行を兼ねて福岡米空軍基地(現在は「海の中道海浜公園」)を慰問した際、二人で来店したことがお店のHPで紹介されています。


私たちは一番奥、コーナーのテーブルに案内されました。開口部が広くとられたレストランからの大濠公園の眺めは最高。青空が広がったこの日、ボートハウスのスワンボートも大盛況で、桟橋には一艘も残っていませんでした。


みんな揃ってシャンパンで乾杯~🍾といきたかったのですが、ほかの3人はノンアルコールのスパークリング。私だけシャンパンになりました (^^ゞ


前菜5種盛り。一品ずつ説明がありましたが、大半は忘れてしまいました。お皿は、大濠公園の池を模ったものだそうです。


イカの上にいろんな野菜や海ぶどう、エディブルフラワーなどが載ったアミューズ。


ポロねぎとジャガイモの冷製スープ。


メインで選んだのは、熊本産赤牛のステーキ。


赤ワインを注文したところ、ソムリエが選んでくれたのはイタリア・ロマーニャ産の赤ワイン、Tre Montiのサンジョヴェーゼ。期待どおりしっかりとしたフルボディで好みにぴったりのワインでした。


メインは肉と魚からのチョイス。こちらは甘鯛のソテー。


デザートは、ピスタチオアイスのカカオクリーム。リングのようなチョコレートが添えられていました。


私はコーヒーを……。


カヌレやピスタチオのクッキーなど、プティフール3種。


従姉妹との話も弾んで瞬く間に時間が過ぎ、東京での再会を約してお開きに。


公園入口付近のタイサンボク(泰山木)。こんもりとした樹形が美しく、大きいものは高さ20メートルを超えるそうです。


直径30㎝近くにもなる白くて大きな花。高い位置に咲いていたので、下からしか撮れませんでした (^^ゞ


つぼみも可愛らしかったです。


こちらは行きの折尾駅。博多行きの列車を待っていると、JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」が向かいのホームに入ってきました。本来「いさぶろう・しんぺい」は、熊本県八代駅から人吉駅を経て鹿児島県隼人駅を結ぶ肥薩線を走る特急ですが、3年前の令和2年7月豪雨で被災して一部区間が不通となっており、現在は週末や行楽シーズン限定で博多駅から門司港駅で運行されているのだそうです。初めて見ましたヽ(^o^)丿
ちなみに、この愛称は鉄道の歴史上とても重要な二人の人物、人吉駅 - 吉松駅間が建設された当時の逓信大臣であった山縣伊三郎、その区間の開業に漕ぎつけた鉄道院総裁 後藤新平の名を冠したものです。


大谷翔平選手、特大の26号ホームランをかっ飛ばしました。これで再び、MLBを通じて単独トップですね~♪
明日は投手として先発予定。二刀流で躍動するのを楽しみにしています。

レストラン 花の木フレンチ / 大濠公園駅唐人町駅
昼総合点★★★★ 4.0

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週末は男子ごはん~鶏のから揚げに初挑戦!

2023年06月22日 | 男子ごはん
もう終わったと思っていた庭のミニバラが、再び咲きはじめました。しかも、まだ蕾がたくさん。また暫く楽しませてくれそうです (^^♪


ミツバチたちが飛び回って、受粉を助けてくれているのですね。


さて、今週の男子ごはんです。今回は、肉をやわらかくジューシーにするという塩麹やブライン液を使って、その効果を試してみました。「ブライン液」とは、水:塩:砂糖を20:1:1の比率で混ぜ合わせたもので、肉を劇的にしっとりやわらかくする「魔法の水」と言われています。肉や魚、何にでも使えますが、中でも鶏むね肉のようなパサつきやすい肉に効果が大きいそうです。

《薬味たっぷり アジと水菜のサラダ》ESSE 7月号
ざく切りにした水菜、千切りのミョウガと青じそ、長ねぎの薄切りを水にさらし、しっかり水気を切ります。これにアジの刺身を加え、好みのドレッシングで和えたらでき上がり。たっぷりの薬味でさっぱり食べられます。


《塩麹の鶏から揚げ》武蔵裕子『塩麹レシピ100』
本当は大好きなのに、大量の油を扱うことに抵抗があって、自分では作ったことがなかった鶏のから揚げ。遂に意を決して「揚げる」のにチャレンジしました (^^ゞ
大きめにカットした鶏もも肉をジップロックに入れ、最初におろし生姜を、次いで塩麹を入れてそれぞれ揉みこんだら、しばらく冷蔵庫へ。
ペーパータオルで水気を拭き取り、から揚げ粉を薄くまぶしたら、170度で5分揚げ、7分ほど予熱で火を通します。その間に揚げ油の温度を190度に上げ、更に1分揚げたらでき上がり。粉は「炎のクリエイター日記」さんが紹介しておられた「ニップンフライドチキンミックス」を使用しました。(つい先日、また新たなから揚げ粉が紹介されていたので、今のが無くなったら試してみたいと思います)


外はカラッと、中はジューシー。塩麹のおかげか、肉質柔らか。スパイシーで美味しいから揚げができましたヽ(^o^)丿


《よだれ鶏》T-Fal「よだれ鶏」
さて、ここからはブライン液を使ったおつまみ3品です。最初は、ブライン液と低温調理で作る「よだれ鶏」を……。
鶏むね肉をブライン液に漬け、冷蔵庫に8時間。肉を取り出して酒少々と一緒にジップロックに入れます(すでにブライン液に漬けこんでいるので、ここでは塩や砂糖は不要)。電気圧力鍋に水を張り保温モード(63度)に。余熱が完了したら、このジップロックを入れて2時間ほど放置(低温調理)。
この間に、ボウルに醤油、黒酢、砂糖、豆板醤、ごま油、おろしニンニク、おろし生姜、五香粉、炒りごまを入れてタレを作っておきます。鶏肉を食べやすい大きさに切り、タレをかけたらでき上がり。パサつき感なく、しっとりとしたよだれ鶏になりました。ブライン液と低温調理の相乗効果かもしれません。


《鶏チャーシュー》今泉久美『浸して漬けて「作りおき」』
鶏もも肉をブライン液に漬け、冷蔵庫に8時間。水気を切って黒酢を振りかけたら、皮目を下にしてくるくる巻いて、タコ糸で縛ります。圧力鍋に鶏肉、ニンニクと生姜の薄切り、醤油、酒、砂糖を入れて7分ほど加圧。粗熱が取れたら、醤油、酒、みりんと一緒にジップロックに入れ、冷蔵庫に寝かせます。鶏肉の脂や醤油が煮凝り状に固まるので、食べる直前、ジップロックごと湯せんしました。こちらもやわらかくジューシーな仕上がりに。鶏もも肉にもブライン液の効果があるようです。


《豚バラの醤油・オイスターソース漬け》今泉久美『浸して漬けて「作りおき」』
豚バラのかたまり肉をブライン液につけて、まる一日冷蔵庫に置きます。取り出して、長ねぎの青い部分、生姜薄切り、酒、醤油、みりん、水と一緒に圧力鍋に入れて15分加圧。これを醤油、オイスターソース、みりん、生姜と一緒にジップロックに入れ、ひと晩漬け漬け込んだところ、味が濃くなりすぎました。漬け込むことなく、加圧が終わった時点ですぐに食べたほうが正解だったかも……(^^ゞ


《海老マヨ》家ワイン「ワインによく合う!揚げない海老マヨ」
下処理したエビに片栗粉をまぶして、多めのオリーブオイルで揚げ焼きに。マヨネーズとケチャップ、生クリーム、砂糖を混ぜ合わせたボウルにエビを入れて混ぜ合わせ、器に盛って粗びき黒胡椒を振ったらでき上がりです。


レシピの10倍近い生クリームを使ったせいか、白ワインとの相性がとてもよかったです。


《海老トマトクリームパスタ》T-Fal「海老トマトクリームパスタ」
T-falの圧力鍋レシピの中に載っていたトマトクリームソースのパスタです。
圧力鍋にオリーブオイルを熱してタマネギを炒め、エビを入れて色が変わったら白ワインを加えます。トマトピューレと水を加えて全体を混ぜたら1分加圧。圧力が下がったら、生クリームとパルメザンチーズを加えて混ぜ合わせて保温モードに。この間にパスタとブロッコリを時間差で茹で、ソースと絡めたらでき上がりです。


《居酒屋風ポテサラ》ビール女子「居酒屋風パルメザンポテサラ」
ボウルに、レンチンして粗く潰したジャガイモ、マヨネーズ、粒マスタード、フライドオニオン、パルメザンチーズ、岩塩を入れて混ぜ合わせます。半熟のゆで卵を手で割り入れ、さっくりと混ぜ合わせて器に盛りつけ。黒胡椒を挽いて、フライドオニオンと半分にちぎった半熟ゆで卵を載せ、パルメザンチーズを振りかけたらでき上がり。レシピでは風味豊かでまろやかなディジョンマスタードを使用しますが、普通の粒マスタードでも十分美味しく、ビールによく合うポテサラになりました。


《ニンニクにら醤油冷や奴》
容器にニンニクのスライスとニラの小口切り、醤油とみりんを入れて、冷蔵庫にひと晩寝かせます。このニンニクにら醤油を、しっかり水を切った豆腐にトッピング。豆腐や厚揚げ、そうめんつゆなど、いろんな使いかたができそうです。


《ニンニクにら醤油釜玉》
同じニンニクにら醤油を熱々のうどんにかけ、卵を割り入れて釜玉にしました。


ジムの友だちから戴いた、焼きたてベーグルや手作りマーマレード、コーヒーゼリーなど。コーヒーゼリーはレシピ付きだったので、翌日は妻が作ってくれました(^^ゞ


今週のデザートは、店舗は構えず時間をかけて丁寧に手づくりする、Skola(シュコラ)の焼き菓子。今年の初め、妻が料理研究家の山際先生に教えていただいて以来、時々注文しているようです。


レーズンバターサンドクッキーは、例によってウイスキーと一緒に……。


先週の日曜日、東京の姪から父の日のプレゼントが届きました。


箱を開けてみると、和歌山の蒸し寿司。笹一の「紀州 山菜彩り桶寿司」だそうです。


姪の心遣いに感謝しながら、早速その日の夜いただきました (^^ゞ
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ぐるっと若松 あじさいウォーキング

2023年06月20日 | 北九州
先週の金曜日は、久しぶりの屋外ウォーキングに出かけました。と言っても今回は、あじさいが見ごろを迎えている高塔山からスタートし、若松南海岸通りを通って、若松市街のどこかの店でビールを飲んで帰るという、ちょっと軟弱なウォーキングです。このため、行きと返りはバスを利用しました (^^ゞ


バスを降りて高塔山に向かう裏通りに教会がありました。1890年に創立された若松教会です。


高塔山からの帰り道、車道を避けて急な坂道を下ると、偶然ですが、再び若松教会に出てきました。


麓の佐藤公園から山頂に向かう道路。以前は細くてすれ違いにも不便な道でしたが、山の斜面を削って拡幅。見通しもよく、車での往来が便利になりました。


途中からは車道を離れ、野鳥の森を通って山頂に向かいます。野鳥の森というだけあって、ウグイスを筆頭に何種類もの鳥の声が聞こえました。


細い山道を辿ってのんびり歩きます。


山頂の公園付近と違ってあまり人の手は入っていませんが、それだけに自然が身近に感じられました。


淡い青の西洋あじさい。一番あじさいらしい色あいですね。


日本古来のガクアジサイ。全般的に、ガクアジサイは西洋あじさいよりも開花が進んでいるようでした。


装飾花に囲まれた両性花は、ほぼ全部がプチンと弾けて(開花して)います。


高塔山では、6月11日(日)と18日(日)の二日間、あじさい祭りが行われました。


この日は、祭りに挟まれた金曜日。混雑することもなく、のんびりゆったり散策できました。


色とりどりのあじさいに混じって咲いていた真っ白なあじさい。


高塔山山頂の芝生広場。祭りのためのテントが準備されていますね。


河童伝説が残る高塔山。この祠の中に、河童封じ地蔵が祀られています。


ガクアジサイの種類が多いのが高塔山の特徴です。






装飾花が八重咲のガクアジサイ。


西洋あじさいの花言葉が「移り気」とか「高慢」であるのに対して、ガクアジサイの花言葉は「謙虚」だそうです。


変わったあじさいもいくつか見かけました。装飾花が丸く膨らんだようなウズアジサイ。「ポップコーン」という品種です。


淡く赤い小さな花が集まったように見えるピンクアナベル。


筒状に咲く柏葉アジサイ。装飾花が八重咲きのスノーフレークだと思います。


あじさいの変種かと思いましたが、中国やインド北部原産の「ボタンクサギ」という花だそうです。


アガパンサス。


高塔山の中腹に建つ、若松出身の芥川賞作家、火野葦平の文学碑。
『泥に汚れし背嚢に さす一輪の菊の香や 火野葦平』と刻まれていました。


火野葦平は、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の伯父にあたります。
葦平の命日1月24日に近い日曜日には、今でもここで葦平忌が行われているそうです。


文学碑の周辺は「万葉植物園」と言って、万葉集で詠まれた木々が何種類も植えられ、それぞれの代表的な短歌が紹介されています。


高塔山を下りて若松南海岸通りへ。洞海湾と対岸の戸畑の町なみを眺めながら歩きました。


岸壁には、海上保安庁の巡視艇が係留されています。


「バンド」とも呼ばれる南海岸通りには、明治大正期の建物が残り、石炭景気に沸いた若松の歴史を今に伝えています。
こちらは石炭積み出し港、若松の歴史を象徴する石炭会館(明治38年竣工)。1階には天然酵母のクロワッサンで有名な三日月屋が入っています。


石畳の舗道やボラードを模した柵、洞海湾に突き出したウッドデッキ。この風景が好きで、これまで何度も写真を撮りに来ました (^^ゞ


モダンな外観が印象的なレンガ造り2階建ての旧古河鉱業若松ビル(大正8年竣工)。
今は、多目的ホールや会議室として市民に利用されています。


広々としたウッドデッキ。散策に疲れたら、潮風を浴びながらベンチで寛ぐのもいいですね。


大正2年竣工の上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)。2、3階には、カフェやセレクトショップ、デザイン事務所などがテナントとして入っています。


若松と戸畑をたった3分で結ぶ若戸渡船。自転車も積み込めるので、通勤や通学で利用する人が多いです。


若戸大橋の袂にある恵比須神社。「若松のおえべっさん」の愛称で市民に親しまれています。


恵比須神社の境内では5年半前、福岡出身のロックグループ、シーナ&ロケッツの副田悦子(シーナ)さんと鮎川誠さんの出会いからロックバンドの結成までを描いたNHKドラマ「You May Dream」の結婚式風景が撮影されました。シーナ役に石橋静河さん、その父親役に松重豊さんらが出演。実はこの時、私たち夫婦もエキストラとして撮影に参加しました (^^ゞ


恵比須神社のすぐ裏手、若松大橋の橋脚に、若松の伝統的な祭りや風景を描いた壁画があります。若松出身の版画家、故片山正信さんの作品を基に作られた有田焼の陶板壁画です。中央に飾られているのは、郷土芸能「五平太ばやし」と背景に若戸大橋。縦4.8m、横7.1mの巨大な壁画です。


歩き続けて喉も乾いてきたので、中川町の「馬賊」へ。この店は10年ほど前、高塔山に近い大井門町にあったのですが、今の場所に移転してからは初訪問です。


まずは生ビールを注文。この日は、この一杯のために3時間半歩きました~💦


少し遅れて運ばれた餃子。小ぶりながら肉々しい餃子で、ビールとの相性がよかったです。


馬賊の夏の定番だという、ざるラーメン。麺にレモンを搾り、つけ汁にたっぷりラー油をかけて、さっぱり&ピリ辛に……。


最後に立ち寄ったのは丸窓天ぷら店。全国から注文が集まる人気の店で、この日もすでに当日分は完売。予約しておいてよかったです。


家に帰って早めのお風呂を済ませた後は、丸窓の天ぷらを肴に飲みなおしました。新鮮な白身魚のすり身を揚げた天ぷらは、ふっくらとやわらかくて優しい味。ビールや日本酒、焼酎にはもちろん、不思議とワインにも合うんです🍷


ウォーキングで汗をかいた後、生ビールをグイッとやるのもなかなかオツなもの。そう言えば若いころ、東京で単身赴任していた時は、週末になると山手線一円や多摩川沿いを気の向くまま歩き、夕方になるとどこかの店に入って軽くつまみながらビールやワインを飲んだことがよくあったなぁ……。ジムのレッスンがないので自然と休養日になっていた金曜日ですが、時にはこんな、最後の楽しみつきウォーキングもいいかなぁと思いました。
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おんがレガッタ~遠賀川 初夏の風物詩

2023年06月15日 | 北九州
ちょっと古い話題で恐縮ですが、5月最後の週末、遠賀川下流域で「おんがレガッタ」競技会が行われたので、散歩がてら見に行きました。
「おんがレガッタ」は、お隣りの遠賀町島津に面する遠賀川漕艇場で、毎年5月下旬に開催される住民参加型のボート競漕です。第25回となる今年は、初日の5月27日(土)は男子の部(中学生以上、性別不問)、翌28日(日)は女子の部(中学生以上、女子)および男女混合の部(中学生以上、男女2名ずつ)が行われました。"オープン"とは遠賀町内外の事業所などが参加する競技会で、これに対し地域住民がチームを組んで競う"地区対抗"という区分もありますが、今年の参加は事業所だけだったようです。


競技会場となった遠賀町島津付近の遠賀川の流れ。この下流にある遠賀川河口堰が川の水量をコントロールしているため、川面がとても静かなのが特徴です。遠賀川漕艇場は、平成2年(1990)のとびうめ国体で使用された本格的なコースで、現在も九州朝日レガッタのなどの大会会場や、高校・大学の合宿所として利用されているそうです。確かに、レガッタなどのボート競技に適した広くて穏やかな川面ですね。


ボートの準備に余念がないレガッタ参加チーム。
おんがレガッタで使用されるのは「ナックルフォア」という四人漕ぎの小型艇。船底が角張って速度は出にくい反面、安定性が高く転覆することはほとんどないそうです。


午前9時過ぎ、レースが開始されました。舵を担う艇長と漕手4人が、ぴったりと息を合わせて漕ぎ進みます。
この付近の川幅は3~400m。コースは、私がいる河川敷とは反対側、遠賀川左岸(遠賀町側)に設定されているので、競技会の盛り上がりや熱のこもった応援などの雰囲気はよくわかりませんでした。


レガッタで有名なのは、三大早慶戦(野球・ラグビー・ボート)のひとつで、120年近い歴史を重ねる「早慶レガッタ(早慶対校競漕大会)」ですね。メインイベントの「対校エイト」は隅田川3,750mのロングコースを疾走しますが、おんがレガッタは500mで勝敗を競います。


オープン男子は性別不問なので、一部のナックル艇には女子の姿も見られました。


河岸に咲いていたピンクの花。写真を撮ったのは午前中ですが、夕方に咲くと言われる「夕化粧(ユウゲショウ)」にそっくりです。


アザミの花にとまるモンキチョウ。


俵のような、さなぎのような草。帰って調べてみると「コバンソウ」でした。


風が吹いたら飛び上がりそうな綿毛のタンポポ。


遠賀川沿いの堤防を走っていて、レガッタの練習風景は時々目にしていました。競技会は初めてでしたが、息の合ったオールさばきは見ていて気持ちがよいもの。遠賀町の初夏の風物詩ですね。
この日、遠賀川河川敷を歩いていると、ヒバリの声がひっきりなしに聞こえていました。後ろ姿やピンボケが多くて写真はアップできませんでしたが、日差しも穏やかで爽やかな河川敷散策を楽しめました。
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