ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

山陰の城下町 萩 ~ 萩ガラス工房

2008年09月28日 | お出かけ
萩ガラス工房は、萩市の北東部 笠山、日本海側に突き出た半島にある。
市の中心部からは、車で10分ほどの距離だ。

萩ガラスは、地元で産出される「石英玄武岩」を使用して作られる。
その特徴は、原料本来の淡い緑色と、硬くて丈夫なことだそう。


内ひびガラスのコーヒーカップ。淡い色あいと控えめなひびの入り具合がいい。


「内ひびガラス」とは「萩焼の釉薬による貫入(ひび)技法をガラス内部に封じ込めたもの」で、
この「内ひび」は、使用しているうちに徐々に進行して、味わいが変化するという。
まさに、萩焼に似た楽しみ方ができるらしい。


すっかり内ひびガラスが気に入って購入。焼酎のオンザロックにピッタリの大きさだ。
♪♪少しずつ変化していく内ひびを肴に晩酌を楽しむぞっと♪♪


もうひとつは、創作ガラス。
深海を思わせるような深いブルーが綺麗だったので・・・・・。


旅先で気に入ったグラスを見つけると嬉しいもの。
家に戻って、そのグラスで酒やワインを飲むとき、
昔の旅の思い出が懐かしく蘇り、夫婦での話も弾みます。
そんなグラスが少しずつ増えて、その分、思い出も増えました。
        (え、弾むのは私のお酒だけだろって、誰か言いました?)
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山陰の城下町 萩 ~ 松陰神社

2008年09月27日 | お出かけ
明治維新の精神的、理論的指導者として大きな役割を担った吉田松陰。
萩に生まれ、明倫館で教鞭をとったほか、自ら松下村塾を主催して、
後に維新を主導することになる幾多の志士を育てた。
安政の大獄によって刑死を遂げた松陰は、東京世田谷に葬られ、
明治15年に墓所である世田谷に松陰神社が建立されたが、
生地である萩にも明治23年、この松陰神社が創建された。


明治維新100年を記念して、昭和43年に建立された「明治維新胎動之地」の碑。
揮毫は、佐藤栄作元首相。


丁寧に整備された境内。
石碑に彫られているのは、刑死する松陰が家族にあてた遺書で詠んだ和歌。
「親思ふこころにまさる親ごごろ けふの音づれ何ときくらん」


孝行竹の前にあるのは、平成5年に皇太子ご夫妻、
6年には天皇・皇后がそれぞれ行幸された折の記念碑。


松陰の実家、杉家。移築されたのではなく、当時からこの場所にあったそうだ。
維新の原動力となった俊才を輩出した松下村塾も、この杉家の敷地内で開塾した。


松陰神社本殿。


どこの神社にもある、願いを込めた絵馬の数々。


「もっと人の役に立ち、喜んでもらえる人になる」
松陰の足跡を辿ると、こんな思いに駆られるのもよくわかるような気がする。


年月を経て苔むした桜の木。


更に、草まで伸びた木も・・・・。


夏みかんソフトは、爽やかな酸味と夏みかんの香りが好印象。


松陰神社は、萩市の中心を少し外れ、松本川を渡ったところにあります。
今は遠い昔の明治維新。
この静かな町で、幕政改革のエネルギーが沸々と湧き起こっていたと思うと、
城下町 萩のそぞろ歩きも、また格別な気がしてきます。
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山陰の城下町 萩 ~ 手打ちそば がんこ庵

2008年09月26日 | お出かけ
JR山陰本線の萩駅。
萩という歴史ある街並みに配慮してか、
時代を感じさせる昔ながらの駅舎が残されている。


公衆電話ボックスには「自働電話」との表示。


駅に向かって右手には立派なカボスの木。
たわわに実ったカボスが枝を揺らしていた。


地産地消にこだわる手打ちそばの店、がんこ庵。そば粉も地元産。


古い民家を利用した店内。萩焼の展示販売コーナーも・・・・。


三代そばは、3種類のトッピング(880円)


古い萩焼の器に盛られた毛利そば(1050円)


和歌山県産の南高梅や貝割れ大根で爽やかな風味の梅里そば(880円)

萩の食材にこだわる女将だが、南高梅だけは地元では手に入らないとか・・・・。

がんこ庵のこだわり蕎麦は、そば本来の風味が感じられて、とても美味でした。
萩駅の隣の観光物産館には各種パンフレットなどが置いてありますので、
最初に立ち寄って、詳しい資料を入手したり、旅程を検討するのに便利です。


がんこ庵 そば(蕎麦) / 東萩)


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山陰の城下町 萩 ~ 武家屋敷跡

2008年09月23日 | お出かけ
山口県日本海側の静かな城下町、萩。
市街地は、阿武川の支流、松本川と橋本川に挟まれた地形で、
鳥瞰すると、釣鐘型に見える。
初日は、小雨がぱらつくあいにくの天候だったが、
翌日は晴れ上がりきれいな青空がのぞいた。


市の中心部には、武家屋敷や町家などの江戸時代の面影、
歴史的風景が残されている。


白壁や土塀の向うから顔をのぞかせる夏みかん。萩を象徴する風景だ。

萩における夏みかんの栽培は、維新によって生活のすべを失った士族の窮乏を
救うために、明治初期に始まったと言う。

屋敷を囲う白壁の塀と、木々の緑が調和する。


通りには、ゴミはもちろん、落ち葉さえほとんどなく、
景観を保つ努力の跡が窺える。


萩と言って思い浮かぶのは、明治維新の原動力となった久坂玄瑞、
桂小五郎(後の木戸孝允)、伊藤博文、山県有朋、井上馨など幾多の勤皇志士。
奇兵隊を興した高杉晋作の生家も、この武家屋敷の一角にある。


入口を抜けて右手には、こじんまりとしながらも手の行き届いた庭。


こちらは、薩摩の西郷隆盛、大久保利通と並んで「維新の三傑」と称される
木戸孝允の生家。


風雪を刻んだ石垣が、今は主(あるじ)なき空き地を取り囲む。


黒と白の碁盤目状のなまこ壁が続く通り。
ここは、萩の御用達を勤めた豪商 菊屋家の土蔵。


菊屋の表通り側。


折しも、萩では「着物ウィーク in 萩」というイベントが行われており、
カップルや若い女性のグループの和服姿が、見事に萩の街並みに溶け込んでいた。


週末を利用して、山口県の日本海側、毛利氏の城下町である萩を訪ねました。
風雲急を告げる幕末、後にわが国を揺るがすことになる維新の胎動が始まった萩も、
今は歴史の舞台から少し遠ざかり、静かで落ち着いた雰囲気を醸しだしています。
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癒し空間 AVA (Aroma Vigor Ablaze)

2008年09月20日 | 食べ歩き
AVAは、ジャグジー、岩盤浴、タイ式ハーブ蒸しなどのスパ施設と、
和洋創作料理のレストランが一緒になった、ちょっと変わった施設。
北九州から、R-495を遠賀川を越えてしばらく走ると、右手に現れる。


ランチコースを頼むと、最初にサービスされるのが海鮮サラダ。
ゼリー状に固められたドレッシングやミントの香りが清々しい。


かぼちゃのような甘みがあるニンジンのスープ。


夏野菜のサラダ。地元の有機野菜を使用しており、シャキシャキした歯応え。


メイン・ディッシュは、魚と肉のチョイス。こちらは、真鯛のポワレ。
香草のソースが淡白な真鯛を引き立てている。ネギやキノコも香ばしくて美味しい。


もうひとつのメインは、豚肉のソテー。


ケーキとフルーツのデザート。


併設されたワインセラーの横で面白いものを発見!
100円で試せる焼酎の試飲スタンドだ。「森伊蔵」も置いてあったので、
コインを入れてみたら、ほんの一滴か二滴カップに落ちてきただけだった(泣)
酒屋ではプレミア付きで2万円ほどで売られている焼酎だから、当然といえば当然。


ヒーリング・スペース AVA。市街からはちょっと離れますが、
それだけに、ゆったりと寛いで食事ができました。
ワインセラーには、世界中のいろんなワインが置いてあり、
様々なラベルを見ているだけでも飽きませんでした。


アバ 創作料理 / 遠賀川)


コメント (4)
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