ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

ベトナムの風景 (その5) ~ メコン川クルーズ①

2008年08月31日 | 海外旅行
チベット高原に源流を発し、中国雲南省、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、
そしてベトナムを経て、インドシナ半島南端で南シナ海に注ぐ悠久の大河メコン。
全長はなんと4,000キロに及ぶ。
ベトナム3日目は、メコン川クルーズのツァーに参加することにした。

サイゴンから車で2時間。ツァーの起点、メコンデルタの町ミトーに到着。
船に乗り込む前に、フランス統治時代に建立された寺院を見学。
中国、ベトナム及びフランスの建築様式が混在する。


これがミトー側から望むメコン。
滔々と流れる大河は、上流から大量の土砂を運んで赤く濁っている。
正面に見えるのは大きな中洲、タイソン島。


渡船でタイソン島に向かう。
広い川面を行き交う漁船。さながら、海賊船のような雰囲気を漂わせている。


タイソン島の船着場。椰子の木を組んだだけの簡単な桟橋。


島に上陸すると、ココナッツ・キャンディの工場に案内され、キャンディを試食。
工場と言っても、家族の分業によるささやかな家内工業だ。
これは、煮詰めたココナッツを棒状に延ばしているところ。

完全なハンドメイドのキャンディは、自然な甘さで美味。包み紙が剥がれにくいのが難点。

続いて、各種フルーツの試食。期待ほどではない、ほどほどの美味しさ(笑)
ベトナム人のツァー・ガイドだけが、他のガイドとテーブルを囲んで、
飽きることなく最後までフルーツを食べていたのが妙に面白く、印象に残っている。


果物販売所のような小屋。
行商が使う天秤や菅笠が置いてあり、観光客の撮影スポットになっている。


道端に無造作に置かれた籠いっぱいの竜眼。


いよいよツァーのハイライト、手漕ぎボートに乗り込んでの水路巡り。
マングローブのトンネルの中を進む。

水路は観光用のボートが行き交い、時にはぶつかりながらすれ違っていく。

背の高い椰子の木が南国ムードを盛り上げる。


水路巡りが終わると、再び元の渡船でミトーに戻る。
帰りの船内ではココナッツジュースのサービス。


土砂を満載した運搬船を頻繁に見かけた。
この30分後には凄いスコールがやってきたが、大丈夫だったのだろうか。


メコン川クルーズはとても人気があって、ベトナム観光のドル箱ツァーとなっています。
サイゴン市街から往復4時間近くかかるので、ほぼ一日がかりのツァーとなりますが、
メコン川で過ごすのは2時間もないくらいでしょうか。(一人50USドル)
タイソン島では、ココナッツキャンディや特産の蜂蜜などを紹介されたりと、
買い物ツァーの一面もあるものの、世界有数の大河メコンを目のあたりにし、
川面を流れる涼やかな風の心地よさを体感できるなど、いい経験になりました。
次回は、メコン川ツァーの帰路立ち寄ったレストランを紹介します。
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探検! 九州

2008年08月30日 | 食べ歩き
ベトナムの記事が続いてしまいましたので、このあたりでちょっとひと息・・・・。
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TVQの「探検!九州」という番組で、折尾の紹介があったので録画しておいた。
折尾の様々な場所や店舗が紹介されていたが、なかでも興味深かったのは次の2店。

まずは、たこ焼きの「たこ大王」
折尾駅東口から堀川沿いに歩き、福北ゆたか線の踏切を越えたところにある。
キップのよいおばちゃんの手さばきで、手際よく返されていく。


たこ大王のたこ焼きは、途中で生地を追加して2度焼きされる。
このため、外はカリッとしていながら、中はフワッとジューシー。
普通のたこ焼きよりひと回り大きいので、一人前8個は結構なボリュームだ。
これで350円と、良心的な価格設定。


ドサッと青ネギを載せたネギ焼き、400円。マヨネーズとも相性がよく、これが旨い!


店で食べている間も客足が途絶えることなく続く。
放映された直後だからということもあってか、電話注文もひっきりなし。

このたこやきが評判となって、北部九州と山口県に合わせて9店舗展開。
なんと、今では年商1億円だとか・・・・・。

もうひとつは、もっと折尾駅近くにある「餃子兄弟」
中国人のご夫婦がやっているこじんまりとした店だ。


目の前で生地がのばされ、同時に2枚の餃子の皮ができあがる。


水餃子。皮はモチッとして、ぷりぷりの食感。
そのままでも食べられるしっかりした味つけ。好みで酢醤油と唐辛子ラー油を・・・・。


焼き餃子は、皮がパリッとして香ばしい。噛むと肉汁がジュワーとひろがる。


いつも、お役立ち情報満載の「探検!九州」
今回の2店は、どちらも美味しくてまた行ってみたくなる店でした。
(というか、実は既に2回目行きました!)


餃子兄弟 餃子 / 折尾駅


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ベトナムの風景 (その4) ~ 市場の賑わい

2008年08月30日 | 海外旅行
ところ狭しと商品が並び、地元の人々や観光客でごった返すベトナムの市場。
サイゴンでも、特に有名で観光客にも馴染みがあるのは、
ベン・タイン市場とビン・タイ市場の二つだ。
とりわけ南国フルーツの種類は豊富で、最もベトナムらしい風景のひとつ。


サイゴンで一番規模が大きく、市街からも近いベン・タイン市場。
ここが正面入口だが、交通量が多くて道路を渡るのにひと苦労。冷や汗ものです。


向かいには植え込みには、馬にまたがるチャン・グエン・ハイ像。
ベトナムの独立に関係した人なんでしょうか。


生活用品なら何でも揃う、規模の大きな市場。とても全部は廻りきれない。
ガイドブックには「観光客が多いため価格は高め」とあったが、それでも十分に安かった。


こちらはサイゴンのチャイナタウン チョロンにあるビン・タイ市場。
中華街だけに、ベン・タイン市場とは少々雰囲気が異なる。


市場の中にある食堂街では、お昼前にもかかわらず結構な人が食事中。
菅笠はとらないんだなぁ。


市場の外には行商のおばさん。
天秤は、果物を運ぶだけではなく、そのまま路上の陳列棚にもなる便利アイテム。


道路の向こう側は、国営百貨店には、日用品やお土産ものが豊富に揃う。
(荷物が増えすぎたので、ここでバッグをひとつ購入する羽目に・・・・)


地元のスーパーマーケット「コープマート」でベトナム食材をゲット。

朝早くから地元客で賑わうコープマートには、
生鮮食品やベトナムならではの惣菜などが並び、見ていて飽きない。

ショッピングは、食べ歩きと並んでベトナムでの楽しみのひとつです。
人々の活気が溢れる市場、街のいたるところにある可愛らしい雑貨屋、
地域に密着したスーパーマーケットなどを巡るのは、
女性ならずとも、私のようなオジサンにとってもワクワクする体験でした。
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ベトナムの風景 (その3) ~ 路上の風景

2008年08月24日 | 海外旅行
初めて迎えるベトナムの朝。
カメラを手に、ホテルを出て周辺を歩いてみた。
サイゴン市街の幹線道路は、広いだけではなく植栽も手入れが行き届いている。


中心部の東を流れるサイゴン川。バイクを載せるフェリーが桟橋に停泊中。


サイゴン川を望むように立つチャン・フン・ダオ像。
チャン・フン・ダオは、数次に渡ってモンゴルの侵攻を撃退した民族的英雄だそう。


旅行者には華やかなベトナム最大の都市サイゴン。
そこでも、土地の人たちの生活は営々と営まれている。

サイゴンの朝は早く、6時前からいたるところで路上に屋台がオープンし始める。
周囲に置かれた簡単な椅子に腰掛けての朝食タイム。
出勤前の慌しさ、緊張感は不思議と感じられない。

工事現場でも同じ光景が・・・・。


舗道に天秤を下ろして果物を売るのも、どこでも観られる光景。


人員委員会庁舎前の通りでカメラを構えていると、
突然、警察らしい車両数台がクラクションを鳴らしながら通過。
ほどなく、自転車の集団が凄いスピードで通り過ぎて行った。


こちらは、中心部を少し離れてツァーデスクや雑貨店などが集中する地域。
大量の黒く細い電線が、無造作に電柱からぶら下がっていて、ちょっと異様な感じ。


ティエンハウ廟(天后宮)は、ベトナム最古の華人寺のひとつ。
境内に煙が立ち込める選考の煙が途絶えることはなく、
ベトナムの人々の信仰の篤さを物語っている。


知らない国の文化や生活習慣に触れるのは、海外旅行の大きな楽しみの一つです。
地元のスーパーマーケットをのぞいたり、裏通りの食堂に飛び込んでみるのも楽しいもの。
次回は、サイゴンの市場を紹介します。
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ベトナムの風景 (その2) ~ サイゴンの街並み

2008年08月23日 | 海外旅行
インドシナ半島の南東部に位置する南北に細長いベトナム。
古くから中国の勢力下にあったけれども、完全に中国化することはなかったという。
19世紀からは、フランスによる植民地支配を受けたため、
今もサイゴンの街を歩くと、西洋風の瀟洒な建築物を多く見ることができる。
ホテルをとったのは、サイゴンの中心部ドンコイ通り周辺。どこに行くにも便利なところだった。

ベトナムの行政機関、人民委員会庁舎。
広い通りを挟んで噴水広場や街路樹があり、遠目にも美しい。


19世紀末のフランス統治時代に建てられたもので、中央郵便局として利用されている。


アーチ状の天井が優雅な雰囲気を醸しだす。
中央は通常の郵便局で、左右の張り出し部分には、様々なグッズを扱うショップがある。


サイゴン大教会。聖母マリア教会とも呼ばれる。
赤煉瓦造りの重厚な印象を与えるこの建物も、19世紀末に建てられたもの。
そびえ立つ二つの尖塔の高さは約40メートル。正面には聖母マリアの像が立っている。


1899年の建築当時はオペラハウスとして使用されていた市民劇場。
今はコンサートなどに使われているそうだが、改修工事中のため中には入れなかった。


統一会堂と呼ばれる南ベトナム時代の大統領官邸。
地下には、ベトナム戦争当時の指揮所が残されており、見学もできる。


旧大統領官邸から見渡す芝生広場。


ドンコイ通り周辺には、歴史を感じさせる趣のあるホテルが多い。
市民劇場から近いパーク・ハイアット・サイゴン。


こちらは、コンチネンタル・サイゴン。


瀟洒で雰囲気のある建物が立ち並び、街路樹や芝生の緑が美しいサイゴンの街並み。
一方では、一日中途絶えることのないクラクションの喧騒や、
真新しいビルディングの谷間を埋める、今にも屋根の瓦が崩れ落ちそうな家々など、
光と影が交錯し、様々な表情を見せてくれる街でした。
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