ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

バルセロナ バルめぐりの旅(その4) ~ サン・ジュセップ市場 & フラメンコ

2015年06月27日 | 海外旅行
バルセロナ市街の中心ともいえるカタルーニャ広場。カタルーニャ広場を挟んで、北側にカサ・ミラやカサ・バトリョ、高級ブティックなどが軒を連ねるグラシア通り、南側には、サン・ジュセップ市場や数多くのおみやげ店などが立ち並ぶランブラス通りが延びています。ランブラス通りの広い歩道は、いつも観光客で大賑わいです。


メトロ3号線リセウ駅のすぐそば、バルセロナ随一の規模を誇るサン・ジュセップ市場。


地元の食材を通じてその国の食文化、習慣などを知るのは、本当に楽しいもの。大好きな市場めぐりに、朝からテンションが上がりまくりです ヽ(^o^)丿

(写真の一部は、翌日の昼過ぎに撮ったものです)

サン・ジュセップ市場は、バルセロナ市民の台所。"ボケリア(Boqueria)"という愛称で呼ばれています。


入口付近には、果物屋さんが多く集まっていました。


大きなマンゴーは1キロで7ユーロとの表示。美味しそうだったので試しに買ってみたら、1個平均約4ユーロでした。


朝日放送の旅サラダ(バルセロナ編)で、「アイスクリームのような濃厚な甘さ」と紹介されていたチリモヤという果物を、あちこち探してみたのですが見つかりません。お店の人に聞いてみると、どうやら旬の時期を過ぎたようで、既に出回っていないとのことでした。


カットフルーツは、1カップで1~1.5ユーロ。


もちろん、肉や生ハムを扱う店もたくさん。


ズラリと並んだ生ハム。壮観です。


スライスした生ハムをくるくるっと巻き、紙に包んで売っていたので、私もひとつ買って、食べながら市場を散策 (^-^)ゞ


チーズの種類もすごい。見たことのないものがほとんどです。


魚の加工品やキャビアを扱う店。日本のからすみのようなものもありました。


地中海に面したバルセロナは、海産物も豊富で新鮮。




まて貝は、バルでもよく目にする食材です。


きのこの専門店。全般に日本よりも大ぶり。


オリーブを使った惣菜(?)。いろんなオリーブがあるものです。


オリーブのピンチョス。ワインに合いそうですね~♪


市場の中にもいくつかのバルがありました。カウンターに並ぶいろんな種類のトルティーリャ。


こちらは、海鮮専門のバル。カウンターに並んだ海老やまて貝が美味しそう。


海鮮専門バルにも心惹かれながらも、私たちが選んだのは、エル・キン・デ・ラ・ボケリア(El Quim de la Boqueria)。


こちらも人気バルで、既にほぼ満席。私たちが座ったのが最後のカウンター席でした~


まだ朝の9時過ぎですが、食事中のビール・ワインは海外でのお約束。朝ビールで、ひとり乾杯です


妻はカプチーノを注文。食事を頼むと、袋に入ったパンがついてきます。


季節の野菜の炒めもの。シャキシャキの歯ごたえ、バルサミコの風味とコクが素晴らしかったひと品でした。


ここでも、トルティーリャを頼みました。やはり、ふんわりしっとりとした食感で美味しかったです。


ひとしきり市場を散策した後、生ハムにレタスやトマトを、香ばしいパンに挟んだサンドイッチを購入 (^-^)ゞ


その日の夜は、予約していたフラメンコ・ショーを見に出かけました。


ワインやサングリアと簡単な料理がセット料金に含まれます。


パエリヤやサラダ。


食事が終わると、ショーが始まります。


男女2人ずつの若いグループと・・・・・・、


女性ひとりの激しい踊りとが、交互に繰り広げられます。


食事を含めて2時間、初めてのフラメンコを堪能しました。


サン・ジュセップ市場は、10時くらいから観光客がグーンと増えて賑わいを増します。この日、私たちは8時半には市場について場内を見て回りましたが、まだ開店準備をしている店が大半でした。翌日の昼過ぎに再訪した時は、大勢の観光客や地元客で大賑わい。市場らしい雰囲気を味わうなら、やはり、活気に溢れてくる10時過ぎ(早くても9時くらい)の方がお勧めです。
フラメンコは想像以上の激しさで、打ち鳴らす靴の音に圧倒される思い。バルセロナはフラメンコの本場ではないけれど、十分満足できるショーでした (^-^)ゞ

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高塔山あじさい祭り 2015

2015年06月22日 | 北九州
「バルセロナ バルめぐりの旅」の途中ですが、昨日、若松高塔山のあじさいを見てきましたので、その写真をアップします (^-^)ゞ
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
6月20日、21日は、若松の高塔山であじさい祭り2015が開催。昨年から、週末の2日間はマイカー規制となり、若松渡船場または若松競艇場(臨時駐車場)との間で15分おきに運行されるシャトルバスを利用することになります。


山頂広場から少し降りたところにある音楽堂では、若松青年商業会の皆さんによる五平太ばやし
でイベントの幕が切って落とされました。


音楽堂を囲む斜面には、色とりどりのあじさいが密集しています。


あじさい祭りに合わせるかのように、いたるところで満開を迎えていました。


八重咲きの装飾花。ハナビと言われる種類だと思います。


似ていますが、花びらの形が違います。コサージュと言う品種かもしれません。


よく見かけるガクアジサイ(黒姫山アジサイ?)。中央の両性花が弾けるように咲いています。


硬く閉じたつぼみ。まだ開いていない花もかわいらしいです。


あじさいと言って思い浮かぶのは、こんな青いあじさいです。




花びらが丸まったような渦アジサイ。


こんな変わった形のあじさいもありました。


装飾花の優しい色あいが素敵です。


展望所から望む洞海湾。


高塔山のあじさいは、年々、株数も増え、見応えも増しているように思います。これだけ多くのあじさいを世話する方々、イベントを計画、運営する皆さんのご苦労に感謝しながら、会場を散策しました。

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バルセロナ バルめぐりの旅(その3) ~ サグラダ・ファミリア & キメッキメッ

2015年06月21日 | 海外旅行
バルセロナ3日目は、今回の旅の楽しみのひとつ、サグラダ・ファミリアを見学しました。オープンより少し前に行って、周囲をぐるりと散策。天気も最高。日向は汗ばむほどですが、日陰はほんとに涼しい。カラッとした空気が爽やかなスペインの初夏です。

出発前にいろいろと参考にさせてもらった『おくびょう女の一人旅』さんのサイトで、サグラダ・ファミリアの入場チケット(塔のエレベータ含む)予約方法が詳しく解説されていたので、これを参考にあらかじめ日本で購入。このおかげで、現地ではそれほど並ばないですみました ヽ(^o^)丿

生誕のファサードにそびえる4本の塔。真ん中に見える糸杉(生命の木)には、大理石でできた白い鳩がとまっています。


精緻な彫刻がいたるところに施されています。これは、最上部の彫刻『聖母マリアの訪問』。


生誕のファサード入口。門が開いているので、写真では窓の上にしか見ることができませんが、『ガウディの心を継ぐ彫刻家』と称される、サグラダ・ファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏の作品です。


カブトムシやトカゲなど、自然をモチーフにしたブロンズ製の門。自然から多くのインスピレーションを得たと言われるガウディに捧げられたものでしょうか。この門のほかにも、外尾氏の手になる15体の天使像が生誕のファサードを飾っています。


入館後は、まず最初にエレベータで塔の上に上がり、隣の塔に繋がる小さな橋を渡ります。以前は遮るものなく周囲を見渡せたそうですが、今は安全のため、ワイヤーで覆われていて、ちょっと残念 (^-^)ゞ


生命の木、そこにとまる鳩が、真横に見えました。


塔の内側を回りながら階段を下りていく途中いくつかのバルコニーがあり、バルセロナの街並みを眺めることができました。狭いのですが、気持ちよくてついつい長居したくなります ヽ(^o^)丿


バルコニーの外に背中を出して塔の上部を撮ってみました。かろうじて、左側の塔の先端が見えます(笑)


塔の中を降りる螺旋状の階段。カタツムリの殻を見ているようです。


明るい光が射しこむ聖堂は、これまでに見てきた教会とは、ずいぶん趣が異なります。


樹木を思わせる、枝分かれした柱。森の中にいるかのような雰囲気を感じました。


色彩ゆたかで、光まばゆいステンドグラス。


大勢の観光客で溢れているようですが、時間ごとに人数制限されているので、比較的ゆとりがありました。


ステンドグラスは、場所によって色あいが異なります。


教会らしい荘厳さと共存する、あざやかな光に満ちた空間。命の煌めく明るさを表現しているように感じられました。


光が射しこむ天窓の精緻なデザイン。


こちらは、生誕のファサードの反対側、受難のファサード。印象がずいぶん違いますね。


さて、サグラダ・ファミリアの世界にどっぷりと浸かったあとは、この旅のもうひとつの楽しみ(こちらの方が大きいかな?)バルめぐりを・・・・・。この日めざしたのは、メトロ2号線の終点パラレル駅から歩いて10分くらいのキメッキメッ(Quimet & Quimet)。方向音痴の私にとって、スマホのマップは大助かりです (^-^)ゞ


開店時間が近づいても開かないドアに、よもやの臨時休業かとヤキモキさせられましたが、12時ちょうど、ようやくオープン。さっそく、この日の最初の客が入っていきました。


道路側を除く3方向の壁一杯にズラリと並ぶお酒のボトル。

フジテレビの「世界行ってみたらホントはこんなトコ だった!?」で紹介されていたキメッキメッは、昔ながらのスタイルの立ち飲みバルです。

まずは、ダークビールでひと息つきました。


スペイン語表記のメニュー。写真があればありがたいんですけどね~♪


チーズにドライトマト、アンチョビ。アンチョビの塩味を、クリーミーなチーズが中和してくれます。ワインが進むタパスでした。


チーズ、スモークサーモンに蜂蜜をかけた一品。


開店30分くらい経ったころ、テレビに出ていたお店のオーナーが登場。もちろん初対面ですが、番組で顔を見ていたせいか、妙に親近感を覚えました(笑)


タパスの盛り合わせと勘違いしてアソートを頼んだら、冷薫されたシーフードの一皿が・・・・・。


ビスケットを別注文し、載せていただきました。


小タマネギの酢漬けにイカを載せたタパス。ちょっと酸味がきつかったけど、これはこれでワインが進みます (^-^)ゞ


最後に、パプリカ、エビにキャビアを載せたタパスを注文。これが、この日一番美味しかったひと品でした。


狭い店内は客で一杯・・・・・。


海外旅行では、地元の人が通うローカルなスーパーを見て回るのが楽しみのひとつ。メトロ2号線のパラレル駅から新市街のマリア・クリスティーナ駅に移動し、カプラボ(Caprabo)に向かいました。


さすがに、生ハムの品揃えは豊富です。




その場で必要な量を切り分けてくれますし、試食もさせてもらえます。


バルセロナの街を歩いていると、オーストリアやオランダと同じく、颯爽と走る自転車をよく見かけます。車用の車線の外側に自転車専用レーンが整備されており、自転車のための信号がありました。


1882年に建設が始まったサグラダ・ファミリアは、ガウディ没後100年となる2026年の完成予定です。現在は、生誕のファサード及び受難のファサードそれぞれ4本の塔が完成していますが、今後は更に大規模な塔が建設されるほか、横方向にも拡張され、より存在感を高めていくようです。できればもう一度、完成後のサグラダ・ファミリアも見てみたいと思いました。

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バルセロナ バルめぐりの旅(その2) ~ カサ・バトリョ、カサ・ミラ & タパス・ガウディ

2015年06月20日 | 海外旅行
セルベセリア・カタラーナでのランチの後は、カサ・ミラと同じくグラシア通りに建つカサ・バトリョを見学。ガウディが、繊維会社を営むパトリョ邸の改築を手がけたもので、カサ・ミラ以上に複雑な曲線で造形され、全面がカラフルな破砕タイルで覆われた、印象的な建物です。

チケット待ちの行列ができていましたが、日本でファスト・パス(プラス5ユーロで、行列に並ばず入場できるチケット)を予約していたので、待つことなく入れました (^-^)ゞ

音声プラス映像のガイドを受け取って、館内を見学。入口ホールと階段からスタートします。


渦巻きのような天井を持つ中央サロン。


窓枠も天井も柱も、すべてが曲線でデザインされています。窓の外は、グラシア通り。


採光のために設けられた吹き抜け。射しこむ光を浴びて、タイルやガラスが様々な色に輝きます。


5階テラスから上の眺め。


屋上。派手さや斬新さに目が行きますが、換気や採光、機能性など、細部までガウディらしいこだわりの設計となっています。


なんとも奇抜な造形ですが、青空にはよく似合うような気がしてくるから不思議です (^-^)ゞ


グラシア通りを散策しながら、カサ・ミラに戻ってきました。


すべてが曲線で構成。メリハリが効いた建物です。


感触の良い石造り。


上を見上げると、波打つ曲線が躍動感を醸しだしているような気がしました。


この日の夜は、ホテル近くのガウディ通りのバル、Tapas Gaudiで夜食を・・・・・。


メニューのスペイン語がわからず、指差し注文。パプリカなどの野菜をソテーしたものに、表面をこんがり焼いたチーズ。更に、ナッツやレーズンをトッピングしてあり、ワインによく合う料理でしたが、途中、ナスが入っているのに気付いた以降は、妻に任せました (^-^)ゞ


大きなマシュルームをたっぷりのオリーブオイルで炒めたもの。味も香りもよかったです。


バルセロナ市のメトロ8路線のうち、5路線が市の中心部を縦横に走っており、観光の便はとてもよかったです。私たちが滞在したホテルは、町の中心であるグラシア通りやランブラス通りとは離れていたのですが、メトロのサグラダ・ファミリア駅からわずか2ブロックで、移動には全く不自由を感じませんでした。当然ながら、駅の目の前がサグラダ・ファミリアですから、滞在中の1週間、日常的にこの聖堂の威容や独特の雰囲気を身近に感じることができました ヽ(^o^)丿

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バルセロナ バルめぐりの旅(その1) ~ ゴシック地区散策 & セルベセリア・カタラーナ

2015年06月14日 | 海外旅行
突然の胴不全症候群発症、ペースメーカー植え込み手術など、思いがけないことがあったため、一旦は諦めていたスペイン(バルセロナ)旅行ですが、職場の仲間や主治医に背中を押されて、予定どおり出かけることにしました (^-^)ゞ


日本からスペインへの直行便は就航していないため、福岡空港からアムステルダムに乗り入れているKLMを予約。経由地のアムステルダムまで約12時間のフライト。ここで、バルセロナ行きのKLM1666に乗り継ぎます。


最終目的地、バルセロナ プラット空港。乗り継ぎ時間を含めて、福岡空港出発から15時間半ほどの道程です。


ホテルにチェックインして、周辺を散策しました。夜9時とはいえ、まだ明るいガウディ通り。正面にサグラダ・ファミリアが見えます。内部の見学は、週明けに予約しているので、この日は外から眺めただけでした。


10時から始まるライトアップ。立体感が増して、幻想的な雰囲気が漂います。


小さな公園の池に映りこむ、逆サグラダ・ファミリア。


翌日は、地下鉄を乗り継いでピカソ美術館へ。細い路地を辿っていくのですが、目印はこのシンプルな案内板のみ。アイフォンのマップアプリがなければ、あやうく通り過ぎるところでした (^-^)ゞ

(オープン後は、石造りの建物内部がライトアップされますし、ひっりなしに観光客が出入りするので、それなりにわかりやすくなります)

開館時間には、この行列。

ピカソだけではなく、ダリなど多くの作品が展示されていましたが、残念ながら、美術館内部は撮影禁止のため写真はありません (^-^)ゞ

バルセロナの守護聖人サンタ・エウラリアを祀るカテドラル。ピカソ美術館から歩いて10分くらい、同じ旧市街にあります。


荘厳な教会内部では、ミサが行われていました。


高級ブティックなどが軒を連ねるグラシア大通りに面したカサ・ミラ。複雑な曲線で造形された印象的な石造りの建物は、20世紀初頭、ガウディが設計した高級志向のアパートで、現在もここで暮らしている人がおられるそうです。


さて、この日のランチのため、グラシア大通りから少し離れます。大通りを外れても、広々とした歩道に、新緑の木陰が続くバルセロナの裏通り。ここに暮らす人々の息づかいが感じられるような、憩いのある並木道でした。


カサ・ミラから歩いて5分ほどで、バルセロナでも人気のバル、セルベセリア・カタラーナに到着。


カウンターは既に満席でしたので、私たちは、奥のテーブル席に案内されました。


まずは癒しの一杯を・・・・・


特製ソースのかかったポテトフライに目玉焼きが載ったウェポス・カブレアードス。目玉焼きをぐじゅぐじゅに崩していただきます (^-^)ゞ


牛肉とししとうをカリカリのパンに載せたタパス。


プリプリの車えびの串焼きもパンと一緒に・・・・・。


最後に、スペイン風オムレツ、トルティーリャを注文。想像していたよりもかなり柔らかく、ふわふわと言ってもよいほどの食感で、とっても美味しかったです~♪


情熱の国スペイン、美食の街バルセロナ。食いしんぼう夫婦のバルをめぐる旅、いよいよスタートです ヽ(^o^)丿
(旅先で撮りまくった写真の整理もつかない状態ですので、少しずつアップしていきます)

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