ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

風そよぐオアフ 2024年5月(4日目)~ホノルル美術館 & フォー・トゥー・チャウ

2024年06月16日 | 海外旅行
前にも書きましたが、ハワイ滞在中、初めの週は曇りがちで雨もよく降りました。とりわけ4日目はかなり本格的な雨で、朝早い時間帯は土砂降り状態に。ダイヤモンドヘッドどころか、同じ敷地内のホテルさえ霞んで見えました。出国前からある程度は覚悟して、ポンチョや折り畳み傘も荷物に入れておいたのですが、これが想像を超える大活躍でした。


晴れた日にはエメラルドグリーンに輝くラグーンも、この日ばかりは水墨画のようなモノトーン。もちろんビーチに人影はなく、椰子の木も強い風にあおられてゆらゆら揺れていました。


これは到着二日目、ほぼ同じアングルで撮った写真です。ずいぶん違いますね~。


当初計画ではこの日、ダイヤモンドヘッドハイクの予定でしたが、前々日、次の週の枠に変更しておきました。とりあえず午前中は、強い雨や風が収まるまで、部屋で本を読んだり今後の計画を見直したりと、のんびり過ごすことに……。


妻の洗濯の手伝いも……。ランドリールームが各フロアにあって、空いた時間に自由に使えて重宝しました。


こちらで買ったコーヒーやチョコレートでティータイム。


幸い、お昼前には雨や風も弱まってきたので出かけることにしました。こんな日は、美術館をじっくり観てまわるのがいいですね。私はポンチョに身を包み、妻は傘をさしてカラカウア通りまで歩き、2番バスでホノルル美術館へ……。このルートだと、バス停が美術館の真ん前なのでそんなに濡れずにすみます。


趣のある瓦屋根の建物が、5つの中庭を取り囲むように配置されたホノルル美術館。室内展示だけではなく光や風を取り込んで、自然との一体感が感じられるデザインとなっています。


Central Courtyardのブロンズ像は《La Grande Penelope》。フランスの彫刻家、アントワーヌ・ブールデルの作品。トロイ戦争に出征した夫オデュッセイヤの帰りをひたすら待ち続ける妻ペネロープです。実際のモデルはブールデル夫人だそうです。


実は、北九州市立美術館にも同じ作品があることを、帰国してから思い出しました。(写真は北九州市立美術館1階ロビー)


Central Courtyardに向かって、左側にはインド、中国、日本、韓国、インドネシアなど、東洋美術が幅広いジャンルで展示されています。


これらアジアを主体とする美術品の収蔵数が2万点を超えるホノルル美術館は、「東洋美術の宝庫」と言われています。


東洋だけではなく、ホノルル美術館では西欧美術のコレクションも見逃せません。ゴッホやゴーギャン、クールベ、モネ、モディリアーニにピサロやピカソなど、錚々たる画家の作品が揃っており見ごたえたっぷりです。


そんな中からいくつか紹介します。
《Seated Nude》Amedeo Modigliani


《Palm Sunday or The Boughs》Alfred Stevens


《Secretary》Duane Hanson これも作品です。あまりにリアルでびっくりしました。


《Heracles, The Archer》Emile-Antoine Bourdelle Central Courtyardと同じくブールデルの作品です。怪鳥ステュムファリデスに向けてまさに矢を放たんとするヘラクレス。全身にみなぎる力が伝わってくるようです。


上野の西洋国立美術館にも同じ作品がありますね。(2018年3月撮影)


《Two Nedes on a Tahitian Beach》Paul Gauguin


《Morning, Winter Sunshine, Frost, the Pont-Neuf, the Seine, the Louvre》Camille Pissarro シテ島に架かるパリで最も古い橋、ポンヌフから見るセーヌ川とルーブル美術館を描いた作品です。


《Water Lilles》Claude Monet 1917年から19年にかけて制作されたもの。モネは、250点にも及ぶ一連の『睡蓮』の連作を描きましたが、これはかなり後半になってからの作品のようです。


《Stream in the jura Mountains》Gustave Courbet 「フランス写実主義の巨匠」と呼ばれるギュスターヴ・クールベ。北九州市立美術館で行われた『クールベ展~印象派への架け橋』で、風景画を主体にその作品を観たことがあります。


《Wheat Field》Vincent van Gogh 1888年、パリから南仏アルルに移り住んで間もないころの作品。アルルの空や太陽の鮮やかな美しさに魅了されたゴッホは、精力的に南仏の野や山を歩き回って多くの風景画を残しました。


厚く塗られた絵の具のせいか、このアングルだとより立体的に見えます。


《Fan, pipe, and Glass》 Pablo Picasso


《Gift of the Friend of the Academy》Henri Matisse


《The Lei Maker》Theodore Wores アメリカ人画家、セオドア・ウォレス。レイを作る少女を描いた作品で、ホノルル美術館の見どころのひとつとされています。


美術館に併設されたカフェ(Honolulu Museum of Art Cafe)。雨の中でもテラス席は人気がありますね。カフェやミュージアムショップだけの利用なら、入場料は無料だそうです。


美術館をゆっくり観てまわった後は、目の前のバス停からダウンタウンに向かい、中華街のフォー・トゥー・チャウ(Pho To-Chau)でランチにすることに……。多くの日本人旅行者から高評価を得ている店で、ダイヤモンドヘッドの記事で紹介したCUU-LONGⅡの隣にあります。


フォーとともに、バジルやミントの葉、もやしやレモン、青唐辛子、自家製辛み調味料などが出されます。


左が私が頼んだ牛肉のフォー(ミディアム)、右はスモールサイズ。シーフードフォーがなかったので、妻も同じものを注文しました。1ドル差ですが、かなり大きさが違いますね。


メニューには"Shrimp Rolls"と書いてあった生春巻き。特製ソースがよく合いました。ナッツの食感もよかったです。


帰りはアラモアナセンターに寄り、新鮮な食材やデリなどが充実していると評判のFoodland FARMSへ。


私たちは初めて入るスーパーなのですが、日本にいる間にネットで会員になっておきました。


目の前で調理しながらパックに詰めていきます。


ポケコーナーも充実。フードランドファームズには、どれでも好きなビールを6本詰めて$11.99で買える「Mix Any SIX」(ミックス・エニー・シックス)というサービスがあるそうなのですが、すっかり忘れていました (^^ゞ


夜になっても雨が降り続いたこの日、ラナイは諦めて部屋で喉を潤しました。1杯目はマウイ・ブリューイングのPineapple Mana。ビールなのにパイナップルの香りがする不思議な味です。


フードランドで買ったアヒポケやチキン、フルーツと、日本から持っていった味噌汁がこの日の部屋食です。


雨は翌朝まで降り続きましたが、その後は次第に回復。5日目にしてようやく、ハワイらしい爽やかな空が戻ってきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(2日目・3日目)~久しぶりの再会@ヤードハウス

2024年06月10日 | 海外旅行

6年前のアメリカ旅行で知り合ったご夫婦と滞在時期が重なることがわかったので、ワイキキで再会する約束をしていました。待ち合わせは、ビーチウォーク1階のヤードハウス(Yard House)。常時100種類以上の生ビールを提供するビア・レストランです。14時の開店と同時に続々と客が入り、約束の15時には既にほぼ満席。幸い私たちは、オープンエアで気持ちのよい窓際の席に案内されました。

 

カウンターの中にずらりと並ぶビールタップ。上の写真に写っている天井付近の金属管を通って、生ビールがこれらのタップに流れてきます。店内のいたるところに大画面のモニターが設置され、各種スポーツをライブ放映していました。

 

Yard Houseという店名は、1ヤード(約91センチ)もの高さがあるヤードグラスに由来しています。馬車での移動が一般的だった時代、騎乗したまま受け取れるように作られた背の高いビールグラスです。この店で使っているグラスは実際にはもっと小さく、45センチほどのハーフヤードグラスですが、それでも見た目のインパクトはかなり大きいです。

 

ハッピーアワーのサービスメニューから、おつまみを何品か頼みました。通常価格の半額ですからずいぶんお得ですね。

 

2杯目は、ハウスIPAをミディアムサイズで……。

 

アヒポケとアボカドのナチョスを追加。「アヒ」とはハワイ産の近海マグロ。新鮮でねっとり濃厚な味が身上です。

 

すぐ隣のステージから流れてくる心地よいハワイアンミュージック。金曜日限定で行われる、音楽とフラのコラボイベント「ク ハアヘオ  kū haʻaheo」です。海外旅行経験豊富なお二人との話題は尽きず、瞬く間に時間が過ぎていきました。

🍀

未明からの雨も上がった翌朝、42番バスに乗ってモンサラット通りのボガーツカフェへ。ダイヤモンドヘッド登山口に続くこの通りは、この店をはじめとして多くの人気店が立ち並ぶグルメストリートと言われています。

 

入口近く(左)に置かれたメニュー(日本語版もあります)を取ってカウンター左側で注文。カウンターの奥がキッチンになっているようです。朝7時過ぎだったのですが、この後すぐに満席になりました。

 

ボガーツカフェ特製のアサイーボウルとママズ・フライドライス。

 

バナナとイチゴ、ブルーベリーの下に、冷たいアサイーがたっぷり。すっかり妻のお気に入りになりました。

 

フライドライスは、マシュルーム、ほうれん草のソテー、グリーンアスパラ、コーン、卵など具だくさん。塩味と甘みのバランスが絶妙で、一番人気というのも納得の美味しさでした。

 

同じ建物の二軒隣には、パンケーキやサンドイッチが人気のカフェ、サニーデイズ。

 

モンサラット通りを挟んで、向かいはプレートランチのパイオニアサルーン。サニーデイズもパイオニアサルーンも予定はしていたのですが、結局、今回の滞在期間中は機会がありませんでした。

 

こちらはカパフル通り、マラサダの老舗レナーズ・ベーカリー。店内で注文して外の窓口で受け取ります。バスで通りかかった時にはいつも行列していましたが、運よくこの日は空いていてすぐに注文できました。

 

オリジナルとパフ(クリーム入り)の2種類とミネラルウォーターを購入。

 

レナーズのマラサダは初体験。アツアツのうちに食べました。

 

路上に咲いていたハマユウ。ワイキキでは比較的いろんな場所で目にします。

 

帰りはカラカウア通りでバスを降り、フォートデルッシー公園を散策しながらホテルに戻りました。

 

名前はわかりませんが、花の形はシャワーツリーに似ているように見えます。

 

5月から11月にかけてきれいな花を咲かせるプルメリア。香りもいいですね。

 

プルメリアとそっくりですが、花や葉は微妙に異なり、特に樹形は全然違う木のようでした。

 

遊歩道を抜けたところにあるのは、APCSS(Asia-Pacific Center for Security Studies)。若いころハワイ出張を命じられ、2週間ほどここで詰め切り作業をしたことがあります。私にとって初めてのハワイでしたが、APCSSと宿泊先を往復しただけで、週末を含めてほとんど外の空気を吸わないまま過ぎた2週間でした(笑)

 

その数年後ハワイに赴任したときには、ここに日米友好協会の本部が設けられていたことから、年に数回くらいですがこちらに出向く機会がありました。何となく縁を感じる懐かしい場所です。

 

こちらはそのハワイ勤務時代、お世話になった日本人ご夫妻に教えてもらった、中華街にあるシーフードレストラン・レジェンド。夜は海鮮主体の中華料理、昼間は本格的な飲茶を味わえる店です。ハワイに着いたら、最初のランチはここで……と決めていました。(今回の滞在中、2回訪れたのはこの店だけです (^^ゞ)

 

数種類のワゴンが店内をめぐり、その中から好きなものを選んで取る……そんな本場風のスタイルがすっかり気に入って、月に一度は飲茶ランチを楽しんでいました。写真は定番中の定番、蝦餃(Shrimp Dumplings, えび蒸し餃子)です。

 

煎韮菜包(Shrimp & Chives Dumplings, ニラとえびの蒸し餃子)。

 

ボリュームたっぷりの焼売(Pork Hash)。

 

蒸し物のワゴン。このほかにも焼き物やスイーツなど、いろんなワゴンがテーブルに回ってきます。蓋を開けて中を見せてくれるので、料理の名前がわからなくても大丈夫。ワゴンがめぐり中国語が飛び交う店内は、さながらミニ中国です。

 

海鮮餃(Seafood Dumplings, 海鮮蒸し餃子)。ぷりっとしたえびの食感や皮の透明感が食欲をそそります。

 

どれも本当に美味しいのですが、ひとつだけ選ぶとすれば鮮蝦腸粉(Shrimp Look funn, 米粉の皮を蒸したもの)。特製醤油をかけてサーブされます。ぷりんとした食感、つるんとしたのど越しがたまりません。(今回頼んだのはえび。それ以外にもシーフードやホタテ、ビーフなど全部で6種類)

 

妻が好きな大根餅は、中はトロッと、外はカリッとした食感。目の前のワゴンでじっくり焼いてくれます。

 

パイ生地に卵たっぷりのクリームを詰めたスイーツ。これも妻のお気に入りのひとつです。

飲茶のメニューは、小點$3.95、中點$4.75、超中點$4.95、大點$5.45、超大點$6.45に区分。スペインのバルに似て、シンプルでわかりやすいシステムです。ちなみに、今回の例だとスイーツが超中點、ルックファンが超大點、他の5品は大點でした。

🍀

滞在中に一度、34階からのオーシャンビューを体験する機会がありました。さすがにすごい眺望です。この高さになると、大きなレインボータワーが水平線とほぼ同じレベルに見えるんですね~。

 

部屋に戻って暫し休憩。物価高のハワイでもフルーツは比較的安く、しかも美味しいです。

 

部屋(9階)からの眺めもなかなかのもの。滞在間、夕方からはほとんどの時間をホテルで過ごしましたが、ラナイから海やラグーンを見ながら寛ぐのは格別のヒーリングタイムでした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(番外編)~TheBusの活用

2024年06月03日 | 海外旅行

日本に比べて物価高騰が著しいアメリカ。とりわけハワイの物価は、全米でもトップクラスと言われています。日本にはないチップ文化もあり、こちらも年々上昇傾向です。それに加えて、なんと言っても旅行者にとって厳しいのは、記録的な円安ドル高ですね。計画を立てはじめた頃は、そのうち為替も落ち着いてくるのでは?と期待していましたが、見事に裏切られて今や160円を突破しそうな勢いです💦(写真は、午後になって天候が回復してきた2日目、ラナイからの眺め)

 

そこで今回のハワイ旅では、できるだけ外食を控えてテイクアウトや部屋食にしたり(このためキッチン付きコンドミニアムを予約)、努めて公共交通機関TheBUSを利用するようにしました。

 

ホテルに一番近いバス停、Stop886《Kalia Rd+Paoa Pl》。このバス停は、カピオラニ公園、ダイヤモンドヘッドやKCCファーマーズマーケット、ココクレータートレイルなど、東に向かう時によく利用しました。

 

バス停にはこのような屋根や椅子が設置されているので、遠くからでも認識しやすいです。(イリカイホテル前のStop884《Alamoana Bl+Hobron Ln》)。

 

しかし、細い支柱や電柱に小さな標識が付けられただけのバス停も多く、場所を発見するのが難しいことも……。(ハワイカイのStop3137《Keahole St+Hawaii Kai Park & Ride》)

 

標識には、このように黄色いTheBusのマークと停車するバスのルートナンバーが記載されていますが、その反対側は真っ白で何も書いてないのでわかりにくいです。特に、電柱など太い柱に貼ってある場合は、反対側からだと何も見えません💦 (アロハスタジアム前のStop695《Kamehameha Hwy+Opp Salt Lake Bl》。道路を挟んで左に見えているのは、昨年6月に開業したモノレール "Skyline"のアロハスタジアム駅です)

 

それでも、オアフ島を広く網羅するTheBusは、住民や旅行者の頼もしい日常の足となっています。(ココクレーター近くのStop1209《Lunalilo Home Rd+Kalakua St》)

 

TheBusを使いこなすために一番重宝したのは、Google Mapです。海外にいても、日本にいるのと変わらないように使えることに感動しました。当たり前なのかもしれませんが…… (^^ゞ

目的地、出発地を入力し、移動手段を「🚍」に指定すると、地図上に経路、下に移動手段の候補が複数表示されます。「公共交通機関」の欄には5種類の候補が表示されました。

 

いずれかを選択して詳細を確認(ここでは「Kalia Rd+Maluhia Stの42番バス」)。バス停までの時間と距離、42番バスの行先と時刻、通過駅数と所要時間、降車駅名などを確認できます。

 

地図上には選択したバスルート。下の欄の「徒歩6分(400m)」横の青いフラッグをクリックすると、乗車バス停までの詳しい徒歩経路を地図上で示してくれます。また、上の画面で通過バス停数「17駅(23分)」をクリックすると、すべてのバス停名が表示されますので、車内の電光表示板と合わせてみれば、今どこを通過中かわかる仕組みです。ちなみに、地図と通過バス停表示では、🚍マークが動いて現在位置を表示しくれるので、土地勘がない場所でも安心感がありました。

 

今度は、TheBusの公式アプリ「DaBus(iPhone用とandroid用)」です。準備期間中は専らこの「DaBus」と、同じく公式サイト「TheBus New」を使って、バスの運行状況を調べていました。DaBusには5つの検索機能があり、乗ろうとするバス停に到着するバスやその順番、バスの現在位置、ルートナンバーによる運行経路などを調べられます。例えば、東行きの20番バス「WAIKIKI BEACH & HOTELS」で検索すると、ルート上のすべてのバス停が地図に表示されます。

 

拡大して詳細を確認します。Google Mapが表示するバス停ではなく、その前後でより出発地点や目的地に近いバス停を調べたい時や、もっと先までのルートを確認したい時などは、この機能が役に立ちました。ただ、Google Mapに慣れてくると断然そちらが便利で、日本で調べている時よりDaBus2の使用頻度は減りました。

 

TheBusを利用するにあたって、最も役に立つのはHOLOカードです。もちろん現金払いも可能ですが、乗車の都度$3支払わなければなりません。これに対してHOLOカードなら現金を用意する必要がありませんし、最初の乗車から2時間半以内の利用には料金が発生しません。つまり、2時間半以内にバスを乗り継ぐ場合、現金なら$6必要ですが、HOLOカードの場合、チャージした金額から$3引かれるだけで済みます。チャージはHOLOカードの公式サイトからいつでも可能ですので、時々残額を確認して補充しておけば安心です。

また、65歳以上の高齢者にとって、HOLOカードのメリットはそれだけに留まりません。通常、アダルト$3の料金がシニアは$1.25。一日の上限はアダルト$7.50ですが、シニアは$3。普通ならHOLOカード作成にかかる$2も、シニアの場合は初回に限り無料で発行されます。

 

上の写真の「CARD HISTORY」をクリックすると、カードの使用履歴が表示されます。通常のsenior料金は赤字で「-$1.25」と記載。中段「5/22/2024 7:00am」の欄にある「$0.00」は、2時間半以内のTransfer(乗継)とカウントされて料金は発生していません。その上に「-$0.50」とあるのは、その日の利用金額がシニア上限の$3に達したため、$0.50だけ引かれて、超過分の$0.75は無料になったという訳です。この後、何度バスに乗車しても料金はかかりません。一番上の「+$10.00」は、口座からカードにチャージしたことを表しています。

 

いいこと尽くめのシニアHOLOカードですが、ひとつだけ難点があります。シニアやユースの優待カードは、空港とダウンタウンの中間にある「KALIHI Transit Center」というバスオフィスに出向かなければならないのです。市のサテライトオフィスでも可能ですが、時間予約制ですし治安面での不安もあります。ワイキキからだと、2番または2L番「SCHOOL ST-KALIHI TRANSIT CENTER」で約50分かかるものの、メリットを考えればその価値は十分あると思います。ちなみにHOLOカードに使用期限はなく、紛失さえしなければいつまでも使えます。(なので、使い切らなくても大丈夫です)

余談ですが、ワイキキからバスオフィスのあるKALIHIまでは、まだシニアHOLOカードを受けていないので、本来なら料金は$3です。しかし今回、運転手さんにパスポートを提示して「僕は65歳以上だけど、シニアフェアを適用できますか?」と試しに聞いてみたところ、間髪入れず「Sure, Of course!」と笑顔で快諾してくれました。機会があったらチャレンジしてもいいかもしれませんね(笑) (写真はKALIHI Transit Center バスオフィス。手招きされるまで「STOP」位置で待機します)

 

このほかの交通手段としては、空港往復の2回、ライドシェアの"Lyft"を利用しました。車両タイプ・ナンバーや目的地までの料金、ドライバー名と写真、ピックアップ予定時刻などが表示されて便利でした。アプリに自分の写真を貼り付けておくと、ドライバーからもわかりやすく、先方からも安心感を持ってもらえると思います。

もうひとつ、海外で欠かせないインターネット環境。特に、TheBusを利用するにはネット接続が不可欠です。レンタルWi-Fiや物理SIMもありますが、持ち運びや充電の必要性、カード差替えの手間や紛失の危険性などを考慮して、今回はeSIMにしました。多くの会社が様々なパッケージを提供しているので、旅行期間や使用目的に合わせて最適なものを選べます。私は"airalo(エラロ)"の30日間10ギガのタイプにしましたが、容量の範囲内でテザリングも可能で便利に使えました。(結局、15日間で使用したのは3ギガ弱でした)

 

部屋食派の強い味方がこの4月、ホテル近くにオープン(アラモアナBlvdとカリアRdの交差点)。ABCストア系列のIsland Country Marcketと言います。スーパーほどではないにせよ、店内は比較的広く、生鮮食品に力を入れているそうです。

 

ツーリスト向けにパッキングされた総菜も種類豊富。値段もそこそこです。

 

私の興味はこの棚に集中(笑) ハワイ産のビールがいろいろ置いてありました。

 

さっそく買ってきたピザとビールで部屋飲み開始です。まずは、ハワイ島コナブリューイングカンパニーのBIG WAVEからスタート。

 

続いて、マウイブリューイングのBIKINI BLONDEを、マカデミアナッツとともに……🍺

 

初日の冷蔵庫の中。これからどんどん増えていきました。天候が回復したら、次は是非ラナイで飲みたいものです。

 

準備期間中、多くの方のブログやYouTubeを拝見しました。とりわけ見ていて楽しく、印象に残ったのが『60年代夫婦のハワイ滞在記』というYouTubeです。どこに出かけるにもバスを上手に利用しておられる様子を見て、どうしたらこんな風に自在にThe Busを乗りこなせるのだろうと不思議に思いつつ、自分でいろいろ調べてみる気になりました。その甲斐あって、今回の滞在間、移動に不自由することはなかったので、本当にいいきっかけを与えていただいたと感謝しています。もちろん、バスだけではなくお二人の立ち寄り先などを含めて、いろいろと参考にさせていただきました♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風そよぐオアフ 2024年5月(初日)〜ホノルル到着

2024年06月01日 | 海外旅行

先月中旬から下旬にかけて、ハワイ(オアフ島ホノルル)に行ってきました。昨年夏ごろから計画を立て始めたのですが、準備期間も楽しくてあっという間に過ぎた9か月間でした。備忘録を兼ねて、旅の記録を書き留めておきたいと思いますので、暫くお付き合いいただければ幸いです。(写真はダイヤモンドヘッドから望むワイキキ、アラモアナ方面)

 

出発当日の羽田空港。強い雨が降りつけるなか運航準備が進むハワイアン航空のエアバスA330。福岡からの直行便もあるのですが、今回は羽田-ホノルル便を利用しました。ハワイアン航空に搭乗するのは今回が初めてなので楽しみです。

 

機内でサービスされるビールは、マウイ島のクラフトビールメーカー、マウイブリューイングカンパニーのビキニ・ブロンド。ハワイアン航空ならではですね。なかなか美味しくてお替りしました。(飛行機の揺れでブレてしまっています)

 

約7時間後、オアフ島が見えてきました。12年ぶりのハワイにもうじき着陸ですヽ(^o^)丿

 

ダニエルKイノウエ空港に駐機していたANAのフライイング・ホヌ(サンセット・オレンジ)。この向こうにはエメラルドグリーンのホヌも駐機していたので、2機のフライイング・ホヌを同時に見ることができました。総二階仕様のエアバスA380、さすがに大きいですね~。

 

空港からはライドシェアのLyftを利用し、およそ25分でホテルに到着しました。

 

チェックイン後、リフレッシュルームでシャワーを浴び、軽装に着替えてから、部屋の準備ができるまで周辺散策に出かけました。ハワイの5月は、いろんな花が一斉に咲き始める時期。プルメリアの香りがあたりに漂っています。

 

ビレッジ内にあるデュークカハナモク・ラグーン。この海水は透明度が高く、小さな魚が群れをなして泳いでいました。

 

白や赤、ピンクや黄色、様々なハイビスカスもこの時期、目を和ませてくれます。

 

白い砂浜の向こうに広がる、エメラルドグリーンに輝く海。

 

こちらは、「太平洋のピンクパレス」と呼ばれるロイヤルハワイアンホテル。

 

美しく手入れが行き届いたビーチフロントの芝生スペース。人気の記念撮影スポットです。

 

パラソル越しに見るダイヤモンドヘッド。いかにもハワイらしい印象的な風景ですね。

 

ビーチを歩いて喉が渇いてきたので、ビーチコマーホテル2階にあるマウイブリューイングカンパニーに立ち寄りました。(ホノルル行の機内で飲んだマウイブリューイングのビキニ・ブロンドが美味しかったので……笑)

 

カラカウア通りに面したオープンエアの店内。豊富なクラフトビールのラインナップから、Big Swell IPAを選びました。

 

何かよくわからずに頼んだHousemade Beet Hummusは、野菜に2種類のディップをつけて食べる地産地消のおつまみでした。奥の赤いのがビーツ フムスです。

 

続いて、チーズケーキファクトリーへ。行列必至の人気店ですが、早い時間だったせいか待つことなく入れました。

 

この時はまだ午後2時過ぎでしたが、3時から5時はこのバーカウンター周辺でハッピーアワーをやっています。

 

豊富なメニューの中から、トラディショナルなチョコレートチーズケーキ、コーヒーと紅茶を注文。ケーキはどれもボリュームたっぷりなので二人でシェアしました。

 

部屋の準備ができるころ、ホテルに戻りました。リビングダイニングとキッチン(奥)。右手にはラナイがあります。

 

ラナイからの眺め。手前にラグーン、その向こうにワイキキの海が広がっています。南国情緒たっぷりですね🌴

 

部屋からサンセットは見えませんが、向かいのレインボータワーに夕陽が赤く映りこんでいました。

 

今回の滞在ではハワイらしい風景と空気を感じながら、暮らすように過ごす旅にしたいと考えてプランニングしました。写真と日記を振り返りながら、少しずつハワイの旅をアップしていきたいと思います。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする