ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

里の秋 ~ 白野江植物公園

2008年11月30日 | 北九州
門司区にある白野江植物公園は、北九州市で唯一の花木公園だそうだ。
朝のうち曇っていた空も、都市高春日インターを降りる頃には雲が切れてきた。


白壁の門を抜けると、真っ赤に色づいたモミジが迎えてくれた。


様々な色に染まる木々を見ながら園内を散策。


やわらかな日差しが注ぐ「木洩れ日の道」


「黄葉」は、色づきのメカニズムが「紅葉」とは異なるそうだ。
(詳しい説明はこちら


鮮やかなグラデーションに染まるモミジの大木。


のどかな秋の日、入口付近では野点が行われていた。


私たちも、抹茶と和菓子で一服。


周防灘を望む小高い丘陵にある白野江公園。
樹木の種類が多く様々な色に染まる木々を観ることができました。
紅葉前線もようやく里まで降りてきたようです。
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小石原焼

2008年11月29日 | お出かけ
城下町 秋月をそぞろ歩いた帰り道、英彦山の西山麓を通って小石原に立寄った。
江戸時代に黒田藩主によって開かれた筑前最初の窯である小石原には、
現在、約50軒の窯元があり、最も古い窯元は創業300年だという。

オンザロックばかりでなく、たまには霧島のお湯割りも楽しみたい季節。
道の駅小石原で、お湯割り向きの器を探した。


それぞれ窯元の特徴があって、見ているだけでも楽しい。
いくつか気に入ったもののなかから、これ(○印)を選んだ。


買ってきた器で飲むお湯割が楽しみで気持ちも弾む帰路。
更に、中間(なかま)にある地酒の店に立寄り、この器で最初に飲む焼酎を選ぶ。
黒麹を使って低温発酵させた、鹿児島神川酒造の「瀞とろ」


とげのような突起が指の間に入って、しっくりと手に馴染む。


丸みを帯びた器を探したのは、ワイングラスからの発想でしたが、これが大正解。
お湯割を口に運ぶたび焼酎の香りが漂って、一段と美味しく感じられます。
コメント (2)
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筑前の小京都 ~ 城下町 秋月

2008年11月28日 | 北九州
大宰府を後にして、いよいよこの日の目的地、筑前の小京都と呼ばれる秋月に到着。
秋月は、江戸時代250年間続いた黒田5万石の城下町だ。
往時の面影を残す長屋門。


お堀にかかる苔むした石垣。


盛期には観光客で賑わう黒門。
まだ紅葉には程遠かったが、深緑のモミジもまた良いもの。、


わずかに色づき始めた木々も少し見られた。




長屋門の石垣。


城下町の入口にかかる石橋。


こちらは、秋月から小石原に抜ける道すがら見かけた紅葉。


谷川沿いに枝を伸ばすモミジがきれいだった。


桜と紅葉の美しさで知られる山里の城下町 秋月。
風雪を経た石垣が続く杉の馬場は、風情豊かな散策路です。
帰り道通った英彦山山麓は、ちょうど紅葉の見ごろを迎えているようでした。
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都府楼 ~ 大宰府政庁跡

2008年11月24日 | お出かけ
天満宮を後にして西に少し走ると、「都府楼跡」とも呼ばれる大宰府政庁跡がある。
かつてこの場所に建ち並んでいた華麗で荘厳な建築物は、
天慶3年(940年)、藤原純友の乱で跡形もなく焼失した。
今は広い野原となった都府楼跡に並ぶ大きな礎石が往時を偲ばせる。


「太宰(おほ みこともち)」とは、地方行政上重要な地域に置かれれた役職で、
地方行政長官のこと。従って、「大宰府」とは、長官が地域を統治するための
行政府の一般名称だったのだが、大宝律令制定(701年)によって九州の
大宰府だけが政府機関として残され、他の大宰は廃止された。
このため、一般的に「大宰府」と言えば、九州の太宰府の固有名詞となっている。


大陸との外交と防衛の最前線だった都府楼は、西海道9国(筑前、筑後、豊前、
豊後、肥前、肥後、日向、薩摩、大隅)と離島(壱岐、対馬など)を統括した。
その権限の大きさから、「遠の朝廷(とおのみかど)」とも呼ばれたという。


都府楼跡では、終日曇りがちだったのが嘘のように、きれいな青空が広がった。




大宰府政庁は、奈良・平安時代を通じて、西国との交流にせよ、防備にせよ、
わが国と外国との接点、要衝として重要な地位を占めていました。
「都府楼」という呼名は、菅原道真が「都府の楼はわずかに瓦の色を看る」と
詠んだことに由来しているそうで、「大宰府政庁」と言うより遥かに趣を感します。
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梅が枝餅 ~ 大宰府

2008年11月23日 | 食べ歩き
太宰府天満宮といえば「梅が枝餅」・・・・・・・・ですよね。

陰謀により京を追われ、不遇な境遇にあった道真公の心を癒すために、
道真公に差し上げていたのがこの餅。
この地で亡くなった時、生前お好きだったこの餅を、
梅の枝にさしてお供えしたのが、「梅が枝餅」の由来だという。
天満宮に最も近い「寺田屋」は、立地がいいだけではなく、本当に美味しい。


鉄製の焼型に生地を載せ、手で形を整えてから蓋を閉めて焼く。
簡単そうだけど、カメラで追いきれないほどの手際のよさ。


焼きたてホカホカの梅が枝餅。今ここで食べるのが一番。


店の奥の中庭で、出来たての梅が枝餅を味わう。さっぱりした梅茶と相性ピッタリ。


もちろん持ち帰りもできる。


妻の大好きな梅が枝餅。しばらくは楽しめそう。


御前の梅を詠んだ道真公の和歌が包み紙になっている。
・・・・東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとも 春な忘れそ・・・・

       
道真公ゆかりの梅が枝餅。大宰府に行った時は、これだけは外せませんよね。
作り方は、「もち米にうるち米を混ぜて粉にしたものを水で練り、
小豆の餡を包んで団子にして、焼き型で焼き上げる」んだそうです。
皮は香ばしくサクサク感があり、中はもっちりとした歯ごたえ。
甘いものは苦手な私ですが、これだけ(?)は大丈夫です。
コメント (2)
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