ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

奥入瀬冬景色

2007年12月30日 | 青森
母を案内して冬の奥入瀬をドライブ。
十和田市街を抜けると、冠雪の八甲田連峰がくっきりと姿を現します。


奥入瀬散策の拠点 石ヶ戸付近。
あらゆる音が雪に吸い込まれたかのような静寂があたりを覆っています。
新緑や紅葉の季節の喧騒が嘘のように、人の気配がありません。


冬の間は遊歩道も閉鎖中。流れに架かる橋もひっそりと雪に埋もれています。


岩を伝わって流れる滝もこのとおり、すっかり凍ってつらら状態です。


せっかくなので、十和田湖まで足を延ばしました。
ほとんど人影のない十和田湖。白鳥と鴨が賑々しく迎えてくれます。
色鮮やかな小型のカモ、ホシハジロ。
(カモ中心バードウォッチング・サイト「カモ・フェチ」さんで調べました)


白鳥たちもいい表情を見せてくれました。


葉を落とした木々の枝や渓流沿いの岩に白い雪が降り積もって深閑とした冬の奥入瀬。
凛とした空気が漂っていました。
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八食センター

2007年12月29日 | 青森
12月15日から24日まで、八食センターで酒蔵祭が催され、
青森県内の造り酒屋 約20蔵が出品していました。

入り口では、積み重ねられた酒樽がドーンと出迎えてくれます。


青森県産ワインや焼酎のコーナーもあります。


こちらは、青森県で開発された酒造米「華想い」から造られたお酒のコーナーです。


弘前市の蔵元 白神酒造の雫取り無濾過大吟醸「白神」
雫取り無濾過とは、圧力を加えることなく滴りおちてきた酒の雫を、
そのまま瓶詰めするという意味だそうです。この日、最も心惹かれた日本酒でした。
ちなみに、このお酒も「華想い」から造られています。


会場を出たところにはこんなコーナーもありました。
好きな酒を有料で試飲できるというもので、
手に入りにくい酒や、高価で日頃はなかなか手が出せない酒を試すにはいいですね。


ひとしきり市場を回った後は、八食丼で腹ごしらえです。
マグロ、イカ、イクラ、ネギトロ、ホタテ、ホッキ貝、甘エビなどが載ってボリュームたっぷり。
これで1000円! 海の幸が豊富かつ身近な青森県、さすがです。


昨年は、暮れも押し迫った31日に八食センターに出かけ、
年越しの活気溢れる市場の雰囲気を体験できました。
この1年も、目とお腹を満たしてくれた八食センターですが、年内はこれで最後になりそうです。
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白鳥 ~ 小川原湖

2007年12月28日 | 青森
小川原湖は、しじみやワカサギ、白魚などで知られていますが、
冬の間は白鳥や鴨が飛来し、凍てつく湖の寒々しさを和ませてくれています。
すっかり人に慣れて、岸辺に寄ると餌をねだってくるのは、下田公園の白鳥と変わりません。


小魚を追いかけているのか、水中を見つめながら歩く白鳥も・・・・。


長い首を一杯に伸ばして、手から直接食パンをもらいます。
この大きな口でかじられたら、結構痛そうですね。


放られるパンを狙って空中で待機するユリカモメ。


空中のハンターも、水面を漂うときは穏やかな表情です。


湖を離れようとしたときに、一羽の白鳥が大きく羽ばたき。
慌ててカメラを構えたものの、ちょっとタイミングを逸しました。


帰りは、道の駅小川原湖で「ほうれん草うどん」
ほうれん草を練りこんだ太めの麺に、鴨のだしが馴染んでとても美味しいです。
冷えた体がすっかり温まりました。


この日の小川原湖は、湖面から冷たい風が渡ってきて、岸辺は底冷えがする寒さ。
でも、可愛らしくも優美な白鳥や鴨を眺めていると、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
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青森県立美術館

2007年12月27日 | 青森
青森県立美術館に行ってきました。
雪化粧した敷地に白亜の建物、空を覆う雪雲と、あたりはすっかりモノトーン。


この日は棟方志功展の最終日。
「あおもり犬」の撮影だけは許可された(る?)と聞いていたのですが、
残念なことに、解禁は来年の1月1日とのことでした。


美術館を出た後は、青森駅前のアウガ新鮮市場にある「田」で遅めの昼食をとることに。


白味噌ベースのタラ鍋定食は、コクがあってやや甘め。
真鱈を丸ごと、味噌仕立てで食べるじゃっぱ汁は、冬の青森の定番です。
(このタラ鍋に使われている白子は、スケソウダラのようでした)


冷たいだしを張った蕎麦とじゃこの組合せが珍しい「ぶっかけ」


ご当地バージョンが多いベビースター。
市場で、比内地鶏のガラを使ったベビースターを見つけました。


県立美術館は、青森県の芸術家の作品を主体として展示されています。
館内のつくりは複雑ですが、どの部屋にもスタッフが待機していて、
とても親切に対応してくれました。
ただ、三方を壁に囲まれた「あおもり犬」は、ちょっと窮屈な印象。
屋外展示であれば、開放感もあり、あおもり犬のイメージにも合うのでは・・・・。
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津軽名所めぐり ~ 立佞武多の館

2007年12月26日 | 青森
津軽名所めぐりの第3弾は、五所川原市「立佞武多の館」
レンガ調のタイルに前面ガラス張りのシックかつモダンな印象。
五所川原立佞武多のときは、この建物からも立佞武多が出陣し、終わるとまた収容されます。


平成18年製作の「絆」
勇壮な山車が多い中にあって、家族の絆をテーマにしたものは珍しいと話題になりました。


こちらは、平成17年製作の「炎(ほむら)」
3階の客席を通して上から見ると、高さ22メートルの迫力が伝わってきます。


平成19年度製作「芽吹き心荒ぶる(めぶきうらさぶる)」
どの佞武多も精巧で迫力があります。


「ねぶた/ねぷた」の伝統は、青森県内の数十ヶ所、
県南を除くほぼ青森県全域で引き継がれているそうです。


なかでも有名なのは、青森ねぶた、弘前ねぷた、そして五所川原の立佞武多。
青森の「ねぶた」は、歌舞伎風の人形の灯籠で横方向に広がりがあるのが特徴。
(これは、立佞武多館に展示されているミニチュアです)


弘前の「ねぷた」は扇形の山車で、見た目にも上品な印象を受けます。
「動」の青森ねぶた、「静」の弘前ねぷたと呼ばれるゆえんでしょうか。


実際に五所川原の立佞武多を観たことはないのですが、
立佞武多館の巨大な山車の前に立つだけで、十分その迫力が伝わってくるようでした。
また、立佞武多の館では制作の模様や熱気溢れる祭の様子を上映しており、
映像で立佞武多を追体験できるようになっています。
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