青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

ゴーヤが消えた日!

2018-10-31 16:12:45 | Weblog
早いもので明日から11月となります。あの暑かった今年の夏が嘘のように、最近の朝夕は寒く感じます。
毎朝向かう杵築神社への道も、富雄川からの風が冷たく全身を撫でます。今年もあと僅か、一年が過ぎるのは早いものです。
さて、青の洞門から暫くの間消えていたゴーヤがようやく入荷しました。季節商品とはいえ、今は温室栽培もありゴーヤは年中手に入ります。
ゴーヤの商品切れは、久し振りです。今年は大分の大吟醸酒「西の関」や徳島の半田手延べ麺などが品切れし、供給ストップの時期もありました。
これも、大型台風や想定外の大雨などの影響でしょうか。我々が常日頃口にするものの原料は、天候に左右されます。
食生活を豊かに保つためには、もっと自然を大切にしなければなりません。傍若無人に自然を破壊し続ける人間たちに、今年の災害は自然界の神様が怒ったかもしれません。
さあ2020年の東京五輪の映画監督に、奈良出身の河瀬直美さんが選ばれました。河瀬監督は、ゆっくりとした時間を描く「静」の映画を作ります。
スポーツの祭典の「動」のオリンピックをどう描くか。五輪とは最も遠いと言われた河瀬監督の起用は、意外性のある五輪映画に仕上がるかもしれません。
かつて「東京オリンピック」を作った市川崑監督は、当時記録映画になってないと批判を受けました。ところがその映像は、ずっと後世まで残っています。河瀬監督にも、市川監督同様の記憶に残る映画を作って欲しいと期待します。
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最強の城「高取城」

2018-10-26 16:17:28 | Weblog
今日の朝日新聞朝刊の奈良面の「ぶらっとやまと遺跡散策」に、奈良の高取城が紹介されていました。高取城は、テレビの「最強の城を決める」という番組で一位となった山城です。
現在は石垣しか残っていない城跡ですが、その規模は周囲3キロを超える壮大なものです。高取城はふもとから本丸までの高低差が446メートルで、攻めるのが難しかった城と言われています。
かつて作家の司馬遼太郎は、高取城をカンボジアのアンコールワットに例えています。天候により神秘的な雰囲気となる高取城は、石垣だけでも過去の栄光を呼び覚ます城跡です。
私も過去何回か高取城を訪れたことがありますが、その立派な石垣の配置に圧倒されました。桜の季節もいいのですが、これからの紅葉の時季は最高の舞台を作ってくれます。再び高取城をゆっくりと散策してみたいものです。
さて、かつての名ランナーの真木和さんの死亡記事が新聞に出ていました。ここ数年はガン闘病中だったということを初めて知りました。
真木さんは1万メートルの元日本記録保持者で、バルセロナ五輪に出場しました。その後のアトランタ五輪では、マラソンを走り12位という成績でした。
スピードのある走法で、レース中は顔色を変えない哲学者のような選手でした。真木選手のご冥福をお祈りします。
さあ、青の洞門も週末を迎えました。今週は営業成績も好調で、このいい形で10月を終えたいと思います。

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村田完敗!

2018-10-22 16:07:58 | Weblog
青の洞門の週末には、珍しいお客さんが来店されました。三年半前にこちらの大学を卒業して、横浜に戻った田端君です。
彼はこちらにいる時は、土曜日には必ず青の洞門に顔を出す常連でした。そして、よく飲みよく食べて頂きました。
今回は学生時代の友達の結婚式で奈良に来ることになり、友人の服部君と一緒に来店しました。当時の田端君の日々の食生活は毎日鮭ご飯で、週に一回の贅沢が青の洞門でした。
久し振りに会った田端君の体形は昔のままのガリガリで、食生活は少しも改善されていないようです。早くいい奥さんを貰って、まず食生活を一番に改善して欲しいものです。
さて、ボクシングの世界ミドル級のタイトルマッチが昨日行われました。王者の村田選手が完敗し、王座陥落しました。
試合は一方的に挑戦者が攻め、村田選手のいい面は出なかったようです。奈良の地元出身の村田選手の負けは残念ですが、不完全燃焼の試合だけにもう一度挑戦して欲しいものです。
村田選手の目標であったミドル級の神様ゴロフキンと戦うためにも、再戦に早く気持ちを切り替えてもらいたいと思います。モハメッド・アリも辰吉丈一郎も復活したので、村田選手の頑張りに期待します。
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ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・・

2018-10-18 15:38:07 | Weblog
「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」
これは室生犀星の有名な詩句です。故郷を懐かしむ詩と思いがちですが、実際は犀星が帰郷した時の冷ややかな対応に反発して歌ったものです。
私の故郷大分県中津市と接する福岡県豊前市には、犀星の理由ではなくずい分と帰っていません。その実家の兄から、今日荷物が届くとの連絡がありました。
メインは新米で、他にも色々と送った様子です。新米はまず塩おにぎりで食べようとの、家族の意見です。
荷物が届いたら、遠くなった故郷を想いながら色んな季節の旬の食材を食べてみたいと思います。瀬戸内式気候の故郷は、暖かい気候のせいか食材は海のものも山のものも豊富にあります。荷物の到着が楽しみです。
さて、今私の一番の悩みは「変形性膝関節症」がなかなか治らないことです。4年ほど前に、ランニング中に矢田丘陵遊歩道の下りで痛みを感じてしまいました。
その後、痛み止めの注射等でごまかしながら走っていました。ところが最近は、痛みに走ることがままならないのです。
整形外科を三つ、鍼灸院を三つと、あちこちに通いましたが完治しません。これで走ることは止めようと、一旦は決心しました。
最後に顔を出した鍼灸院で言われたのは、体重を10キロ落とせば再び走れるとのことでした。それ以来、私の体重との闘いが続いています。
現在、2ヶ月で5キロ減量が出来たので、後5キロを何とかしなければなりません。大好きな甘いものを絶って、今は毎日体重計とにらめっこが日課です。
体重が減れば、青の洞門の立ち仕事も少しは楽になるでしょう。実際、14時間労働の居酒屋家業はなかなか辛いものがあります。今日の遅い昼食は、大好きなニシンそばでした。
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阪神最下位、責任の取り方

2018-10-12 16:33:18 | Weblog
プロ野球の阪神の今季最下位が決定しました。シーズン前には今季が一番強いと言われてましたが、選手のケガや若手の伸び悩みで良い結果は残せませんでした。
三年前に就任した金本監督には、球団は来期も続投の方針でした。しかし、この成績不振の責任をとって金本監督は辞任表明しました。
球団の再三の慰留にも拘わらず、責任感の強い金本監督の意思は変わらなかったそうです。最下位の責任をとって辞めるなんて、何という潔さだと思います。
これが政治の世界となると、こういう話は聞きません。いくら問題が起こっても、金本監督のような潔さが必要ないのが政治の世界だということです。
責任転嫁と責任逃れが、政治の世界の常識のようです。金本監督の今後は、政治の世界でも進出して新風をふかして欲しいものです。
さて、男子マラソンで、すごい日本記録が生まれました。先日のシカゴマラソンで、大迫選手が2時間5分台の記録を樹立しました。
早大時代から箱根駅伝などで活躍した選手でしたが、昨年からマラソンに転向しました。日本では目的意識が違うと、現在アメリカを拠点にしています。
年齢は27歳と若く、東京オリンピックではメダル獲得に期待したいものです。日本記録樹立による1億円の報奨金は、すべて今後の走ることに費やされることでしょう。
さあ、青の洞門の自家製果実酒もようやく出揃うことになりました。熟成期間の関係もあり、作っても作っても品不足の状態が続きます。今しばらくは、安心して賞味できる期間となりました。

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モンスター井上尚弥

2018-10-08 16:16:28 | Weblog
昨日のボクシング世界バンタム級タイトルマッチは、圧巻でした。王者井上尚弥が、1回に右のワンパンチでKO勝ちしました。
この試合はワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)と称する、異なる団体がベスト王者を決める大会の初戦でした。常に強い相手を求める井上にとっては、格好の舞台です。
大会はトーナメント方式で、約一年を要します。井上の次の試合は来春になりそうで、また一段と強くなった姿が見れそうです。
さて、先週の土曜日に高校時代の同級生重松君夫妻が、青の洞門に来店しました。高校卒業以来会うこともなかったのですが、すぐにあの時代にタイムスリップしました。
彼は今実家にいるとのことで、懐かしい故郷の話をたくさん聞きました。私たちが育った福岡県豊前市は、今過疎化に苦しんでいます。
大きな産業もなく、若者は高校を卒業すると故郷を離れます。豊前市の象徴であった九州電力火力発電所も、電力需要の影響か撤退するそうです。
地方都市の衰退に歯止めがかからないのは、政治のせいでしょうか。地方の活性化のために、政治と市民が一体となったやり方が今こそ必要です。
このままでは、市が消えてしまうという重松君の言葉は現実味を帯びています。故郷が心の故郷になってしまってからでは、もう遅いのです。



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人生の贈り物

2018-10-04 15:08:12 | Weblog
今、朝日新聞朝刊に、作家五木寛之氏の「人生の贈り物」が連載されています。五木氏といえば、筑豊が舞台の青春小説「青春の門」が有名です。
他にも、「蒼ざめた馬を見よ」や「さらばモスクワ愚連隊」・「青年は荒野をめざす」「朱鷺の墓」等、数えきれないヒット作があります。最近は、年齢的にも仏教に関する書き物が多くなっています。
五木氏の終活か、自らが人生の下山期と名乗り活動をしています。仏教の教えが、今は人生を生きる道標となっているようです。
五木氏は、老いていくことはつらいと述べています。しかし、「和して同ぜず」の精神で生きており、かつての反骨精神はまだまだ消えることはありません。
さて、森永製菓の「チョコフレーク」の生産が終了するようです。かつては、新しいタイプのチョコ菓子として大ヒットしました。
しかし、近年は売上が減少し採算が合わなくなったようです。その理由としては、スマホの普及にあるようです。
スマホは利用者の間では、常に手元に持っておくべきものです。手が汚れる「チョコフレーク」は、スマホを見ながら食べるのは不向きであったようです。
最近は生活も多様化され、長年愛されてきたものでも敬遠される時代です。お菓子の業界も、時代に合わせ生き残るのは大変なようです。
さあ、青の洞門も10月に突入しました。最近は台風ラッシュで雨も多いのですが、この逆境を何とか元気に頑張るしかありません。
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