青の洞門草紙

家庭料理と酒肴の店「青の洞門」0742-41-9845 17:00~23:00 日曜休み(祝祭日営業)

7月24日通り~長崎

2019-05-30 16:28:51 | Weblog
今、娘の本棚から失敬した吉田修一の「7月24日通り」を読んでいます。これは長崎出身の吉田修一が、古き良き時代の長崎を舞台に描いた恋愛小説です。
小説では、長崎市をリスボンに見立てて生きるOL小百合が主人公です。港が見える街長崎は、リスボンとよく似ているそうです。
小説に出てくる長崎駅近くの倉庫街が連なる風景は、私の長崎勤務時代と同じです。夜になると海沿いの倉庫街は、人気もなく寂しい場所でした。
三年間勤務した古き良き長崎の町を思いながら小説を読むと、懐かしきあの時代にタイムスリップします。この小説はもう一度恋する勇気がわく恋愛小説ということなので、楽しんで読み進みます。
さて、先日の新聞に「石の上にも三年 古い?」の記事がありました。その中で、しがみつく生き方もあるとサントリー社員の斉藤由香さんの話がありました。
彼女は「窓際社員」を自称し、ずっと会社にしがみついています。能力もなく、英語もできない、パソコンも苦手という彼女は、サントリーは優しい会社といいます。
最近は「自分探し」が流行って、会社を辞めないと自分のやりたいことができない思っている人が大半です。しかし、彼女は会社にいても社外で色々活躍できる人もたくさんいると断言しています。
彼女の経験から上司と合う人なんて1%もないそうです。合わない上司の下で働くのが会社の勤めで、給料はその「我慢料」ということです。
会社員の一番の楽しみは、同僚とビールを飲みながら上司の悪口を言うことだそうです。だから、会社員たる人達は、上司の悪口を言って乗り切って欲しいと言います。
会社に守られている有難さは、会社を離れてから実感します。私は51歳で会社を辞め、「青の洞門」を開業しました。独立して小さな事業を始めることもいいのですが、会社員時代のように、美味い酒を飲める機会は減った気がします。

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韓国家庭料理「あずま」

2019-05-27 15:59:20 | Weblog
昨日は、大相撲夏場所の千秋楽でした。来日中のトランプ米大統領が、両国国技館で相撲観戦しました。
この日の国技館は荷物チェックも厳重で、入場まで1時間かかったこともあったようです。大相撲恒例の座布団投げも禁止され、自販機も使えずに、トランプ氏入場まで相撲が中断される窮屈な千秋楽でした。
肝心のトランプ氏は相撲を楽しむかと思いきや、力士への拍手も少なく手持無沙汰であったようです。日本伝統の相撲を政治利用した安倍首相の目論見は、トランプ氏にはうまくいかなかったみたいです。参院選挙後には、米国は貿易交渉で強行策に出るようです。大相撲が終わり、次は日・米の本気の大相撲が始まります。
さて、青の洞門定休日の昨日は、東生駒の韓国家庭料理「あずま」に家族で出かけました。知り合いに美味しいと勧められた韓国家庭料理店は、昼は娘さんが夜はママさんがやっています。
私たちは、夜の部へ予約しました。人懐っこいママさんが作る韓国料理は、ニンニクを使わない家庭料理です。味があっさりして、いくらでも食べられる韓国料理です。
私たちが食べたのは、記憶に頼ると
・上塩タン ・上ロース ・上はらみ ・てっちゃん ・石焼ビビンバ ・ちぢみ ・チャプチェ
・プルコギ ・冷麺 ・キムチ ・生センマイ 
などで、どの料理も美味しく頂きました。
ママさんは韓国流に、まず最初に私の皿に料理を入れます。韓国の風習は主人が第一で、いい国だと思いました。我が家も、そのしきたりは取り入れて欲しいと心の片隅で思いました。

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働き方改革

2019-05-22 15:59:33 | Weblog
今、富雄川沿いの田んぼでは、慌ただしく田植えの準備が進められています。今朝の散歩は天気もよく、水の張った田んぼの向こう側にそびえる生駒山が見事な存在感を示していました。
沖縄が数日前に梅雨入りしたことで、奈良地方も梅雨が間近かに迫ってきました。その梅雨が明けると、またあの暑い夏がやってきます。
年々暑くなる地球ですが、今年も点けっ放しのクーラーに頼った夏になることでしょう。夏が暑いのは当然ですが、人為的に暑い夏は地球が壊れないかと心配です。
さて、NHKが来春から「働き方改革」を実施します。まず「朝ドラ」を月~金曜の週5日に短縮するようです。
理由は、毎日放送する「朝ドラ」の制作スタッフの負担を軽減するためです。「朝ドラ」は放送時間が大河ドラマと比べても2倍で、製作スタッフの仕事量も大変だったようです。
それと同様に飲食店の仕事の拘束時間も長く、青の洞門も「働き方改革」に参加したいものです。近所の飲食店も営業時間より準備時間の方が長く、アルバイト確保も大変なようです。
青の洞門は営業時間が午後5時~午後11時までの6時間ですが、買出し・仕込み・掃除時間は8時間を超えています。これでは精神的にも肉体的にも限界に近づいており、NHKと同じように「働き方改革」が必要です。
働くのは好きですが、一番の楽しみは定休日の自由時間の有効活用です。人間は、休みがあるから働けます。マラソンも給水所というオアシスがあるから、あの長い距離を走り抜けられると思います。
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「モンスター井上」強し!

2019-05-19 13:33:55 | Weblog
今、ボクシングバンタム級で、他団体を超えた真の世界チャンピオンを選ぶトーナメントが行われています。今回、日本からは井上尚弥が準決勝に進みました。
このワールド・ボクシング・スーパーシリーズの看板である「モンスター井上」は、今朝の試合も驚くべき闘いをしました。今の井上の強さは、歴代日本の世界チャンピオンの中でもずば抜けています。
試合は1ラウンドから井上ペースで、2ラウンドに入り井上がワンパンチでダウンを奪いました。井上は防御も上手く、何らパンチを受けることなく相手をマットに沈めました。
井上の強さは、どこまで進化するのでしょう。次の決勝戦が、今から楽しみです。
さて、本日は青の洞門の定休日です。しかし、朝から店に来ています。
店内の2台の業務用エアコンの定期清掃です。業者さんに来て頂いて、9時前から機械を外しての、大掛かりな掃除が行われています。
飲食店はタバコや調理の油汚れなどで、一般家庭よりもメンテが大変です。定期的に掃除することで、お客さんにもいい環境で楽しんで頂けます。
明日からはまたきれいになったエアコンで、良い空気をお客さんにお届けできます。新たな姿になった青の洞門へ、皆様エビス樽生ビールを求めてお出で下さい。



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百舌鳥(もず)・古市古墳群

2019-05-15 16:02:38 | Weblog
今、大相撲夏場所が東京国技館で行われています。横綱白鵬が休場とちょっと寂しい場所ですが、注目は新大関の貴景勝です。
しかし、期待の貴景勝は昨日敗れ、大関初黒星となりました。先はまだ長く、貴景勝には優勝を目指して頑張って欲しいと思います。
さて、今日の新聞の第一面は「百舌鳥(もず)・古市古墳群」がユネスコ世界遺産に登録される見込みとありました。市街地のこの古墳群は、都市化の開発圧力にも負けずに今日まで存在してきました。
百舌鳥古墳群にある大山古墳(伝仁徳天皇陵)には、過去マラソン大会で何度か訪れました。古墳を周回するマラソン大会は、古代ロマンに触れられる貴重なものでした。
最近の「古墳ガール」の出現や歴史好きな観光客の訪れで、今や古墳は人気ある観光スポットとなっています。
百舌鳥・古市古墳群は大半が宮内庁管理のため、墳丘には入れません。地味な古墳をユネスコ世界遺産に合わせた観光客増は、長い目でこういった問題を解決していくしかありません。
さあ、今週の青の洞門は、先週までと比較して静かです。忙しいと嫌になり、暇だと不安になる、人間の精神は実に身勝手です。
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大台ケ原マラソン

2019-05-13 15:43:12 | Weblog
ここ数日最高気温が30度を超える奈良地方ですが、富雄川沿いの田んぼはようやく田植えの準備が始まっています。散歩がてらに見ていて、この暑さの中での農作業は大変だと思います。
山間部では田植えも終わり、今は富雄川の上流から下流にかけて田植えの作業が進んでいます。この田植えが終わると、いよいよ本格的な熱い夏の季節に続きます。
今年の夏も、例年通りの猛暑に悩まされると思います。この暑くなる現象は、人類の好き勝手な行動で地球が壊れかけているように感じます。
この初夏のような天気の中、昨日「第6回大台ケ原マラソン」が行われました。これは標高差1240メートルの山道を、28キロ駆け上がる過酷なレースです。
このマラソンに、青の洞門のお客さんであるドクターが参加しました。ドクターはウルトラマラソンが得意で、過去250キロレースや先日は富士五湖マラソン118キロも完走しました。
レース結果は聞いていませんが、ドクターはこの急坂・過酷コースを無事完走したと確信しています。今年は距離が7キロ伸びて、標高差は300メートル増して、より過酷な大会になりました。
さあ、今日も最高気温が30度近いビール日和の奈良地方です。よく冷えたビールジョッキーに新鮮なエビス樽生ビールを用意して、青の洞門は皆さまをお待ちしています。





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64ロクヨン

2019-05-07 16:23:26 | Weblog
長い「大型10連休」も昨日で終わり、今日からまた普段の生活が始まりました。この連休の期間、青の洞門はいつも通りの営業でした。
「大型10連休」の間は、多くのお客さんで青の洞門は賑わいました。休みがあまりにも長いため、途中の中だるみも心配していましたが、忙しさは最後まで続きました。
忙しさが連続すると、贅沢な悩みですが身体が持ちません。今日からは、いつもの青の洞門の姿に戻ると勝手に思い込んでいます。
さて、この前の日曜日にはビデオ収録していた映画「64ロクヨン」を見ました。これは、全編・後編合わせて約4時間の超大作です。
横山秀夫のベストセラーを映画化したもので、佐藤浩市の熱血演技が見ものでした。警察組織の中で、世間の常識とかけ離れた問題と対決するのが広報官の佐藤浩市です。
昭和64年に起きた未解決事件の誘拐事件と県警記者クラブを巻き込んだ警察内部の対決が見ものです。そして時効前の14年後に起こる新たな「ロクヨン」を模倣した誘拐事件が、昭和64年の事件を解決する糸口となります。
この映画にはどんどん引き込まれ、深夜まで一気に見てしまいました。組織の理不尽は、今でも警察組織だけでなく民間企業や政治の世界にも深く棲みついています。


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宝福寺山つつじ祭り

2019-05-03 16:28:22 | Weblog
桜の花が散ったと思ったら、今はつつじの花があちこちで咲いています。つつじは桜の花の淡い色と違って、鮮明な色が鮮やかです。
私の故郷の福岡県豊前市には、境内が3000本のつつじでいっぱいのツツジ寺があります。この宝福寺には過去何度か訪れましたが、特に夜の照明に当てられたつつじのきれいさは見事です。
今年も「宝福寺山つつじ祭り」には、大勢の人が押しかけていることでしょう。つつじの花を見る度に、遠き故郷のツツジ寺を思い出します。
さて、「大型10連休」も後半戦に突入です。行楽地や高速道路は、人や車でいっぱいでパンク状態です。
この「大型10連休」期間は、青の洞門はいつも通りに営業です。長すぎる休みで心配していたお客さんの入りも、思った以上に順調です。
そして今日は、渋谷支店時代の同志の中村一樹君が友達と来店します。元明治大学応援団の一樹君は、今でも礼儀正しい硬派です。
お酒が大好きな一樹君。久しぶりの再会なので、今日は彼らには大いに飲んでもらいましょう。
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