活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

新安全基準骨抜き図る原子力ムラの暴走が始まった

2013-03-21 08:24:53 | Weblog
今年7月に原発の「新安全基準」がスタートするが、この基準を早くも「骨抜き」することを自民党が画策していることがわかった。この動きに規制当局の「原子力規制委員会」までが、同調するような空気が充満しているといわれている。安倍自民党の圧力であろう。

その安倍自民党が参院選後に、関西電力大飯以外の原発を続々と再稼働させることを準備中であること、いまもっとも警戒しなければならない。また、福島原発事故を反省することなく、ひたすらうその「安全神話」をばらまいてきた、自民党をはじめとする「原子力ムラ」の復権だけは何としても阻止しなければならない。

現在、稼動中の大飯3、4号機 の敷地内にある断層は、活断層であると「クロ」評価されている。本来ならば稼働させてはならない原子炉である。ところが規制委員会は言を左右にして、いまもって稼働させている。新安全基準施行の7月には、審査のための停止を求めないことを、田中俊一委員長がついこの間、3月19日表明した。

あれほど1月には「大飯を例外扱いしない」と広言していた原子力ムラ出身の田中の変身ぶりは、うわさどおりで寸分も違わなかった。自民党や電力業界に屈した規制委員会。立派な原子力ムラの一員になった。

自民党・電力業界・規制委員会三位一体で国民をあざむき、再稼働に突っ走る原発利益共同体。この暴走を止めるには、きたる参院選で、自民党候補を落選させるしかない。