活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

給料は上がらずモノだけが上がるいんちきアベノミクス

2013-03-01 18:01:35 | Weblog
このところの円安・株高で儲けたのは大企業・金融の資本家階級である。一方、「泣き」をみたのは一般庶民である。経済を知らない安倍晋三首相がけん引する、いんちき経済政策、「アベノミクス」によるものだ。

一般庶民の暮らしに目を向ければエネルギー面では、ガソリン・灯油はもちろんLPG・LNG高騰で電気代・都市ガス・プロパンガスが、食生活面では小麦や冷凍野菜が値上り、ダブルパンチとなって家計を直撃中である。便乗と思われるモノまで出現をうかがう勢いだ。

このような事態にも拘わらず、安倍政権は何ら対策をとる気配を見せない。それどころか、円安の進行が緩慢だとして、対ドル100円までは容認する方針だともいう。是正が急がれるというのに、これでは「火の車」の家計は、ますます加速、増加することとなる。

アベノミクスとは一口であらわせば、資本家への利益誘導政策ということになる。

安倍政権が先行させることは、資本家階級が労働者の賃金を不当に搾取して、利益を積み上げた「内部留保」を放出させることである。260兆円もの天文学的、「富」の独占を許してはならない。

このまま放っておけば、わが国は貧困・格差がさらに広がる社会に転落すること間違いない。先ず取り組むことは、給料を上げることしかない。いま安倍政権がやっていることは、相変わらずの新自由主義的政治の踏襲である。

以上のことからアベノミクスは、国民生活が豊かにならないことが理解できるはずである。だから、「いんちき」経済政策と言われるゆえんである。破綻は「時間の問題」でもある。