活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

安倍元首相のあきれた歴史認識

2010-08-21 22:28:31 | Weblog
韓国併合100年を機に、菅直人首相が植民地として支配していたことを詫びる談話を発表した。そんな中、安倍晋三元首相が談話の発表される数日前から、しきりにこれをけん制していた。要は韓国に対し、「謝罪するな」ということである。

10日に菅首相が談話を発表したあと、安倍氏は下関市で「善意を示せばいいというものではない。愚かな総理だ」と菅首相を批判した。愚かなのは菅首相ではなく安倍氏である。歴史をまったく理解出来ていないからだ。

安倍氏が首相であったことは、わが国にとって恥ずかしいことであった。他国の領土に土足で踏み込んで、植民地にしようとしていたことは、くつがえすことのできない事実である。このことについては率直に謝罪することと反省をしなければならない。

安倍氏の菅首相批判はまったくの筋違いで、歴史を無理やり改ざんしたい意図さえ感じられる。安倍氏の下では、隣国やアジア諸国との平和外交など実現されることは永遠にないだろう。

このようにいつも国益を損ねる発言を重ねているが、自らが政権を投げ捨てたことの責任は感じていないらしい。わが国の評価を貶めたことで、いまだに議員の座にとどまっていることに違和感さえおぼえる。

そして、歴史認識に欠ける「偽装愛国者」に、この国の舵取りふたたび握らせてはいけない。