松永伍一氏が2008年3月3日に死去しました。
氏の著書は何冊か読みましたが、直ぐに浮かんだのは「荘厳なる詩祭」(1967刊 徳間書店)でした。
石川啄木、村山槐多、長沢延子、宮沢賢治、陀田勘助、浜口長生、長沢佑、小笠原雄二郎、竹村浩、淵上毛銭、藤田文江等の有名、無名(僕が知らないだけ?)詩人の病死、自死、狂死、戦死、獄死の死様を、抉り取った著書です。
二十代の若さで疾走した詩人を通して、「きみの書いている詩が生命とおなじ重さであるか」との問いで始まる本書は、黒春に奇妙な屈折を残しました。
『書いている詩』のフレーズに、今の、自分の様々な、あなたの様々な「営為」と置き換えると、この青っぽい一行が艶かしさを持っていることに気付きます。
合 掌
日差しが柔らかく春めいてきました。
氏の著書は何冊か読みましたが、直ぐに浮かんだのは「荘厳なる詩祭」(1967刊 徳間書店)でした。
石川啄木、村山槐多、長沢延子、宮沢賢治、陀田勘助、浜口長生、長沢佑、小笠原雄二郎、竹村浩、淵上毛銭、藤田文江等の有名、無名(僕が知らないだけ?)詩人の病死、自死、狂死、戦死、獄死の死様を、抉り取った著書です。
二十代の若さで疾走した詩人を通して、「きみの書いている詩が生命とおなじ重さであるか」との問いで始まる本書は、黒春に奇妙な屈折を残しました。
『書いている詩』のフレーズに、今の、自分の様々な、あなたの様々な「営為」と置き換えると、この青っぽい一行が艶かしさを持っていることに気付きます。
合 掌
日差しが柔らかく春めいてきました。