Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

存在と時間

2007-08-16 07:02:29 | 読書ノート
読書ノートNo.10

「まえがき」その9

読書ノートNo.4「まえがき」その3で、書きましたように数学に対しての批判が書かれています。

「直角三角形の斜辺の平方は他の2辺の平方の和に等しい、という命題はまぎれもない真理である。が、哲学的な真理はそうしたたぐいの真理とは趣きを異にするのだ。25P 26P」

「数学的認識に特有の欠点は、認識そのものの欠点であると同時に、素材の欠点でもある。27P」

「時間についていうと、それは空間の対極にあって、純粋数学のもう一方の素材をなすととされるが、実のところ、それは概念が実在した形なのである。29P」

理工系の類としては、違和感のあるところです。



「存在と時間」(Martin Heidegger著 岩波文庫)


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