定期購読をしている雑誌等は皆無の状態です。
書店の雑誌コーナーで、興味ある特集をしている雑誌を摘み食いしています。
SIGHT
季刊総合誌「SIGHT」に、夏季号(7月30日発行)をもって以後不定期に発行されると告知されていましたので、手にする機会が激減するのでは?
同誌は、自らの立ち位置を「リベラルに世界を読む」、「ロックに世界を読む」としていますが、論調は「中からちょっと左に」と言ったところです。
アヘ内閣の狂気そのものと言える政局から、「中からちょっと左に」、「左」と言ったスタンスは「保守」と化したと言えると考えます。
同誌は、自ら「吉本主義者」と称する渋谷陽一により発行されており、創刊号から約十年渋谷陽一の吉本隆明へのインタヴューが連載されていました。
このインタヴューは、㈱ロッキングオンから「吉本隆明 自著を語る」上下2巻で発行されており、吉本隆明の渋谷陽一への話し方、内容を読むと、吉本は渋谷にかなり胸襟を開き好々爺を演じているように読めました。
「SIGHT」(夏季号 7月30日 ロッキングオン)
週刊金曜日
元商い仲間の方が、当時「文藝春秋」と「週刊金曜日」を定期購読しており奇異な感じを覚えたものです。
「週刊金曜日」は時々目を通しており、7月18日号で創刊以来1,000号となり、広告収入に頼らず定期購読者によりよく維持されたものだと思います。
8名の編集委員のなかには、思想的に如何わしいと考えている編集委員もいますが、「風速計」のコラムタイトルに、妙に親近感を持っています。
今号の「左派系メディアの解体と模索」記事において、懐かしい(?)朝日ジャーナル、現代の眼、展望、流動、構造、情況、現代の理論等が走り書きの質で取り上げられています。
ただ、日本出版協会の「日本読書新聞」(昭和59年12月に事務局長使い込みで休刊)には触れられていません。「日本読書新聞」末期の日本出版協会は総会屋が跋扈しており(噂の真相)、現在も魑魅魍魎の団体のようです。
定期購読していた書店の方から、最終号を求めての客が多く、僕の定期購読分までを懇願されたと聞きました。
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