Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

象の孤独 その1/2

2009-06-17 06:27:22 | 酔生夢死
あらゆる境界は関係性である。

親指と人差し指の境界は、なんとなくありそうですが特定することができません。
手の平と手首についても同じことが言えます。
手という有機体における関係を表しています。

対象が物質のときは、身体との間に境界はあります。
接触しているとき、離れているときにより、この境界の位置は異なります。
この物質を飲み込んだらどうなるでしょう。

対象が他者の場合の境界は、会話しているとき、抱き合っているとき、遠く離れているときに境界は異なります。
また、相手に対する意識が消失すると同時に、この境界も消失します。

難解なのは、この二人に対する他者の認識する境界です。
つまり共同体における、構成する人々の境界です。

共同体と共同体の境界は、地形(河川、道路、山林等)、言語、宗教、民族、風習、文化などで成り立っています。*

国境についても同じことが言えますが、改めてメモを考えています。

これらの境界は、関係性に置きかえることができ、関係性の質が待ちうけています。
境界は、効果であって原因でないことがわかります。



*単に単語を並べていますが、例えば『民族』の民族性は、「多民族国家 中国」(王柯 岩波新書)186Pに中共政府により雲南省の260のエスニック・グループが22の民族に認定されたと書かれており、単語一つ一つに一筋縄で括れない広がりがあることを付記しておきます。(注 エスニックは民族的の意味)


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