当ブログの主である愛犬は、12月29日03時43分に永眠しました。享年15歳9ヶ月(斎場の方の話では、人間に例えると110歳から120歳とのこと。)でした。
獣医師から食欲が無くなったら覚悟して下さいと言われていましたが、食欲旺盛で食い意地の張った愛犬には、無縁のことと安易に考えていました。
愛犬の主食は、彼女手作りの湯がいた鳥胸肉と牛赤身で、おやつはササミジャーキー、メロンパン、シュークリーム等です。
26日の夕食時、肉を口元に触れさせても顔を背け、おやつ用にストックしてあったマグロ切り身を口元に、マグロは完食し一安心していました。
27日、28日(庭でのオシッコタイムに倒れ、数分気を失う。)は主食をまったく口にせず、細切れのパンとシュークリームを少々と水を僅かに口にするだけでした。
12月30日に、愛犬の大好きだったゴジラ(ぬいぐるみ)と共に、荼毘に付しました。
愛猫HALは、愛犬の異変に気付いたのか、冷たくなった愛犬から離れようとしませんでした。
愛犬により、哲学、思想の様々な概念、「存在(論)」、「類的(存在)」、「唯物(論)」、「形而上(学)」等々についてラディカルに更にラディカルにと、思索させられたところがありました。
愛犬との関係は、類を超えて、家族の本質である「対幻想」そのものと考えることが出来ます。
これらの僕と愛犬との関係性に気付いたのは、愛犬が10歳を越えた頃で、今思えばひとつひとつメモを取り続けていれば、Alternativeの視座の手掛かりに位置し、マーク・ローランズ(「哲学者とオオカミ」の著者)とは異質な人間存在のあり方に連なったのでは、と考えるところがあります。
今の僕には、その残滓しかありませんが、愛犬にひと言。
ありがとう!
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