Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

肯定と疎外

2008-09-03 22:49:56 | 異形の滓
異形の滓 その11

この頃、一週置きに歯痛に襲われています。

歯痛に悩まされながら、積読丘陵から「私の戦争論」(吉本隆明・田近伸和 ちくま文庫)と、買いに走った「総特集吉本隆明」(現代思想 8月増刊号)を横になりながら読む。

今更、吉本隆明についてメモする事柄はありませんが、読まなければならない1冊の古典に気付かされ、再び買いに走りました。

「肯定と疎外」のテーマで、高橋順一がロングインタビューしています。
岩波書店が吉本隆明を嫌う理由が、浮かび上がります。


現代思想Vol.36‐11より

毎週、歯医者に通っています。
彼女に言われました。

「私は、ヤブとは言っていませんよ。」と。


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2 コメント

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 岩波書店から吉本隆明が出版されないのはどうしてなのでしょうか。柄谷行人は、出版されていますが。 (晴走雨読)
2008-09-04 19:59:04
 吉本が東工大の理系出身なのに、畑違いの研究者だからですか。
 大学などアカデミズムとは無縁の市井の詩人、評論家だからですか。

 
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Unknown (管理人)
2008-09-05 18:20:39
自社で出版した『丸山眞男集』『丸山眞男座談』『日本の思想』『「文明論之概略」を読む』の著者を徹底的に罵倒する、在野の知識人の著作は、営業上できないと考えさせられました。
良心的解釈です。

僕的には、岩波書店の編集者は、思想、哲学の素養がないため、何を出版すべきかの判断ができないと。
このため、アカデミックの幻想に素養の無さを委ねる事に因り、編集者の事実存在の担保にしているだけだと考えます。
つまり、頭は良いが、無知な編集者の出版社です。
ちょっとひねた解釈です。

岩波書店の書籍には、良い質の本もあります。
と、フォローはしておきます。
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