妹が老母のため帰省し、実家から解放された時間を先週から過ごしていました。
メモを書き続けたり、友人宅を訪れたり、講義を受けたり、本・CDを漁ったり等をしています。
まとまった時間ができたなら海外なのですが、老犬と過ごす時間を優先している今日この頃です。
ちょっと言葉は乱暴にメモします。
愛国者
潰瘍性大腸炎のステロイド治療によりムーンフェース(満月様顔貌)だけではなく、ステロイド精神病(うつ、躁、不安、焦燥、幻覚、記憶障害、無関心等)そのものに見える言動のボス猿が外遊三昧をしています。
「水を得た魚」のように、ウヨのババどもの「人生論(訓)」が書店に並び、ウヨのメスどもが政界を闊歩しています。
朝日新聞(09.25朝刊)の論壇時評に、高橋源一郎『「愛国」の「作法」について』が掲載されており、内容的には9月11日の社長謝罪会見の以前なら、池上彰のコラムと同じ不掲載の取り扱いではと思わされるものです。(食傷気味なので朝日新聞に関することは割愛)
スーザン・ソンタグの『同じ時のなかで』(未見)から、2001.09.11の同時多発テロに係る「テロ実行者が臆病者なのではなく、報復のおそれのない距離・高度から殺戮を行ったてきた我が軍隊こそ臆病者」の旨、「正義の増大が真実の相当部分を押さえ込む、正義と真実のどちらかを選ぶなら真実を選ぶ」の旨を引用しています。
スーザン・ソンタグのこの発言は、全米に憤激を巻き起こし、アメリカの敵を擁護する「売国奴」と見なされ、殺害予告をされるまでになったが、スーザン・ソンタグは発言を続けたことを紹介しています。
ブッシュ大統領の「イラクに大量破壊兵器がある」との捏造された情報を根拠に開戦となりました。(この島国では、まだオトシマエが着いていません。)
スーザン・ソンタグと彼女を批判した人間のどちらが「売国奴」で「愛国者」なのか、自称「愛国者」は、「愛国」がわかっていないのではなく、「愛」が何なのかわかっていない、と結んでいます。
ムーンフェースのボス猿、ウヨのババども、ウヨのメスどもにとって「真実」より「正義」を、そして「愛」なんて言葉はクソクラエなんでしょう。
「意 味」(CG小阪淳)
高橋源一郎の文章に添えられた視覚作品ですが、左隅はこれから開かれようとしているのか、または閉じられようとしているのか。
全体が「黒」で塗りつぶされた左隅のポイントが、在り来たりの意味を持たせているように見えますし、逆に左隅そのものが全体なのかもしれません。
ただ、そこに何を見るのかは、様々な事柄が言葉を超えてあると言えます。
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