Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

物質的記述 その2

2014-07-23 12:09:31 | 異形の滓

ちょっとややこしい事をメモします。

メモをするにあたり「経済・哲学草稿」(マルクス岩波文庫)で確認すべき事柄があり、探し出すのに小一時間要し、一時は買いに走ろうかとも思いました。

原因は、文庫本が整理されていないことと、褐色化したパラフィン紙で背文字が判読困難だったためです。

「私」(僕、自分)には、様々な「私」が在ります。

A背の高い(低い)、鼻の高い(低い)、一重(二重)、足が速い(遅い)、健康(病弱)、持久力がある(ない)、

B素直(捻くれ)、プレッシャーに強い(弱い)、JAZZピアノが好き(嫌い)、気が強い(弱い)、寡黙(多弁)、軽薄(思慮深い)、ポジティブ(ネガティブ)、没頭する(直ぐに投げ出す)、

C近所の方と親しい(距離を持つ)、組織の中で協調的(単独的) 仲間内に溶け込む(殻を持つ)、現実社会に批判的(肯定的)、体制に係わる出来事に関心する(不安になる) 飲み会好き(敬遠)、人付き合い大好物(苦手)

*これらの事柄の語彙は未整理です。ここにランダムに書きとめた事以外にも多くの事柄が日常生活にあり、その一つ一つにも重層的な、例えばピアノトリオの演奏に浸っていても、ある日には井上陽水のシュールぽい歌詞を、また綾香の声質にと気紛れが発散したり、ある事柄を絶望的に投げ出しても後日再び向かいあったりと、様々な質があります。

「私」が認識する自分は、まるで自己同一性を否定(絶対的に)するが如き百花繚乱的に在ります。

「私」という語彙(言語)には、分析哲学の祖と言われるゴットロープ・フレーゲは意味のほかに意義(Sinn)をもっている、また、言語学的には指示機能、感情表出機能、交感的機能(コミュニケーション)があります。

自分の年代的には、「経済・哲学草稿」(マルクス)、「言語にとって美とはなにか」(吉本隆明)において、言語の二面性(二重性)について(基づいて)述べられており、親近性があります。


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