Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

カオス共同体 その6

2008-05-09 06:48:04 | 酔生夢死
知人が、実家と隣家の裁判沙汰の話をしてくれました。
そもそも発端は、畑の境界のトラブルでした。

普段から仲が悪いわけではなく、裁判中も良好で、ただ境界問題になると熱く燃えたそうです。

最終的には境界は確定したのですが、その何畝かの土地代の何倍もの費用を、裁判費用に双方が支払ったそうです。

知人と「親の世代は何を考えているのやら。」と話したものです。

単に意地の張り合いではなく、農地は生活の根源であり、農民にとって論理的存在そのものです。

個人の権利は、他者から見て馬鹿馬鹿しい犠牲により、本質を露呈させることがあります。



農地の境界は国境と同質です。