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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE385. 霧に霞む洋館向き

2012年06月22日 | Photographic Equipment
 ライツ・ウッツラーのズミクロン35mm/f2.0の8枚玉です。
 ライツマニア垂涎のレンズと言っても良い名鏡玉と言われたレンズです。私はニューヨークのウッドウン・カメラの通販で取り寄せたと記憶しています。実際に使用してみた結果は、まさに垂涎のレンズだけあって!、という予想とは裏腹に使い道の難しいレンズです。
 先ずハレーションが盛大に出ます。従って逆光では撮影しない方が無難。大体ライツの昔のレンズはハレーションがよく出ましたね。またコントラストのある被写体もダメ。じゃ何が良いかというと、霧に霞んだ雨模様の中に煙る風景ぐらいかな。そういうときは、さっすが名鏡玉というだけのことはあります。つまりコントラストよりはグレーのトーンの描写に優れている特徴があります。
 デジタルペンに付けると、小さなシルバーボディのE-PL1によく似合います。だから、今では少し古くなったE-PL1も捨てがたいペンボディです。このボディとレンズで霧に霞む湖畔の洋館などを撮影してみたい。今ならば季節的にも調度よく、関東地方だったら多分箱根の芦ノ湖湖畔かなとおもったりします。
 ズミクロンは、霧に霞む洋館向きのレンズ。つまり光のないところ向き。それは厚い雲に覆われて光がささない冬のヨーロッパ特有の風景でもあります。それはレンズが作られたドイツ・ウッツラーの風景かも知れませんね。

2012年6月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO2500,露出補正-0.7,f8.1/100,iFinish
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