次回の海外フィールドワークでは、画像で示したこのシステムでゆこうと考えていた。
これまで不足していた建築用超広角側を小さく軽いα6000+超広角ズーム10-18mm(669g)で補おうというわけ。これぐらいだったら飛行機の機内持込手荷物でゆけそうだ。一寸旅の機材の続編、いや補足、いや蛇足か・・・。
例えば前回のポルトガル行きFinairでの8kgの機内持込手荷物制限で、私の荷物は7.6kgだった。0.4kgの余裕でスルーした。それぐらい今の飛行機の機内持込手荷物制限はシビアだ。
海外のフィールドワークでどれぐらいのシーンに遭遇し撮影するかということが定量的にわかると、SDカードや撮影機材のバッテリー交換のタイミングがつかめる。それをしておかないと、コンセントがないホテル、あるいは電気のない地域に出かけた、などというときはお手上げです。
私が海外の建築フィールドワークでEOS1Dsで撮影する場合、経験則に基づくと遭遇するシーンは平均160アングル/日、RAWで1アングル露出補正を用いて3カット撮影すると1日約500カット程度の画像を撮影し32GBのカードの1/2を使う。カードは2枚入っているから2000カット迄、つまり4日分撮影できる。そして調度これでバッテリー1本を消費する。バッテリー1本で4日持つということになる。だからカードとバッテリーが同時に交換できる、大変わかりやすい目安がEOSにはある。
だから8日以内なら予備バッテリーを持参すると充電器は不用で、あとは予備のカード2枚用意すればよいことになります。このあたりの目論見が立つことと手間がかからないというあたりが、EOS1Dsを使い続ける理由でしょう。
他方で、いやあ予備を沢山もっていってその都度毎に交換すりゃいいのよ・・・、という意見もあります。
そうすると岩場でSDカードが一杯だから交換しようとしたら手が滑って落としたら岩の間にもぐりこんで・・・!、揺れる車中でカードを交換しようとしたら落として油だらけで読みこめんのかなぁー(通例は不可能)、あるいはポケットに入れておいたけど曲がったぞ・・・、いや荷物に紛れて行方不明!、川にバッテリーおとしちゃった、突然美景に遭遇したけどバッテリーを使い切っちゃった!、バッテリーもカードもたくさん持参したけどケーブルを置いてきた!・・・、これらは全部実話です。
だから旅先の慌ただしい時間の中で、カードやバッテリー交換、さらにはレンズ交換もしたくないというのが私の気分。機材をセッティングしたら、ほぼそのまま使うというのが理想型。
夜ホテルに戻ってきても、翌日の段取りでホテルのフロントや電話にかかりっきりだったり、そうこうしていると飯を食べに行こうというお誘い、美酒に酔いしれて充電を忘れた、疲れ果ててベッドに潜り込んでしまった・・・、などなど数え上げればキリがないほど旅先ではイレギュラーな事が連続してくる。そんな時に撮影機材如きに神経を払う気分ではない。
そこまで考えたまではよかったけど肝心なことを忘れていた。つまり次はどこへゆくんだろう、という目的を・・・。
Nikon Df、AF-S NIKKOR28-300,f/3.5-5.6G
ISO500,焦点距離122mm,露出補正0,f/8,1/8
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