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フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak564. 普段使いの京都9. オイオイ!、ガッカリする発色

2021年09月17日 | Photographic Equipment

 

 水中機材がもう一つあった。Nikon Coolpix W300。

虫干しは水につけてみないとね。鴨川には、時折至極小さな川魚が泳いでいる。それをサギが1日中辛抱強く待っている。実にみみっちい京都の鳥達だ。

それで半水面撮影を試みる。

直径5mmにもみたない小さなレンズで水中と空中を同時に画面に入れるのは難儀だ。この時代のデジカメ最大の欠点は晴天下でモニター画像が確認できないこと。モニターなんか暗いし傷だらけで乱反射してようみえんのよ。

だから動画モードでゆっくりと機材を水中に沈めた。あとは動画を切り出せばよい。

撮影画像をみたら、オイオイ!、ガッカリする発色。それが正直な色です、とニコンは弁明するだろう。正直でなくてよいのである。現場の記憶色優先。肉眼で見ているよりも濁っているではないか。photoshopの助けを借りて修正した。それにしてもこんなアングルで京都を撮影した人間も少ないだろう。

これはレンズの仕様に由来する。GoproはINONの魚眼レンズ、ニコンは24mm相当の超広角レンズだが、水中では画角が狭まるため準広角レンズの35mm程度の見え方になる。だから魚や珊瑚に狙いを定めて撮れば大変綺麗に撮れる。それは私のダイビング時のブログで多数アップさせている。

つまりニコンは、狙いを最初から決めて撮るものだとする大前提があり、これが今では実に古くさい考え方だ。それでは高さ30mはある岩を入れて水中のランドスケープを撮りたいときは、ニコンでは全景が納まるまで下がって・・、なんとことをしていたら、水中は常に流れているから流されてしまう。岩の近くから魚眼レンズで一発、これしかないのである。

3年前、ニコンもコンバージョンレンズでよいから魚眼レンズを出して欲しいと何回もコメントした。当然ナシのつぶてどころか、モデルチェンジすらしない。その間にGoproに追い越されてゆく。

4K動画を撮影していたら、メモリー不足の表示。確認したら4GBのSDカードしか入れてなかった。ゴメン!、といってカードの容量増大はしないよ。動画は128GBのカードがいれてあるGoproに任せて、ニコンは静止画しか撮らないからね。もう日本製撮影機材なんか当てにしていないわけさ。

幸いニコンも、水没することもなく撮影できたから、虫干しの確認はできた。最後に機材を洗って虫干しが終わったかな?。

 

京都市

Nikon Coolpix W300

動画切出し

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