Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Landscape48. 名古屋市中村区3.

2008年03月27日 | field work
 名古屋の風呂に関する話題を2件写真であげた。最初の写真は、既になくなった風呂屋である。写真をよくみると「メンズバス」と書かれており、つまりソープランドだったのだろう。だかこの店を通り過ぎたときには、華やかな女性を感じさせることはなかったように思われた。文字通り「メンズバス」だったのかと想像すると、それはそれで面白い世界だと思われた。特に建築のデザインが滑稽であり、何風といいますか・・・このデザインはと思っている内に、後日建物毎なくなってしまったことを、名古屋のローカルな記事で知った。
 もう一つは下の写真であり、普通の銭湯である。だが入り口が狭く閉鎖的なデザインであり、こちらの方も本当に銭湯なのだろうかといった具合に、怪しい雰囲気が漂う。しかも上をみると建物が相当に古いことがわかる。かろうじて「金時湯」という文字だけが読めるが、私はこれで銭湯=大衆浴場だろうと判断していた。しかしやっているのだろうか?
 名古屋の夏は暑い。私もしばしば名古屋の銭湯に出向いたことがある。それは結構建物も立派であり、24時間営業している銭湯もあった。銭湯は名古屋の生活必需品であることを痛感していたのである。
 そうした現在の都合とはあまり関係なく、この地域には銭湯が多い。もちろん旧遊郭が、銭湯に衣替えしたのかもしれないが。だがそんな風景も、最近では随分なくなってしまったと予想している。変化の遅い街とはいえ10年という歳月は、やはり長いのだろう。多分ここも、今では普通の住宅街になってしまったことだろうと予想している。

撮影年1997年
LEICA M4-P,ElmaritF2.8/28mm,トライX 
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