冬の小樽は何回も訪れているが、夏は一度訪れただけである。それだけに冬のストーリーの方が小説にしやすい。やはり夏の退屈な街の風景よりは、雪が積もった街の風景のほうが素晴らしい。従って小説も夏のストーリーは、夏枯れである。
マーケティングの手法の一つであるペルソナ法を用いて、現代の人口減少に突き進む日本社会に対して、では子供を沢山産んだらどうなるかとするライフスタイルをシミュレーションしてみるのが、この小説の目的である。
その結果、やはり子供と親戚は多いほど面白そうだというのがこの小説の結論にある。そのためには、男と女が魅力的であリ続けるという前提条件がいるのだろう。そうでなきゃこの小説の濡れ場も登場する場面がなくなってしまう。魅力的であるからこそ引き寄せられるという事になる。
今は魅力があっても引き寄せられないという時代だ。多分社会的に磨き上げたスタイルを見せるだけでおしまいというよくわからない世界が続いている。人間は、見世物ではないから、それじゃあね・・、と思う。そんなつまらない社会を、うけいれているところに現代がある。
京都の街には、子連れ夫婦の外国人達が沢山やってくる。それを思うと日本だけが、少しおかしなライフスタイルだと思われる。
小樽駅
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