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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

Fieldwork800.  京都色曼荼羅・渉成園枳穀邸

2023年05月23日 | field work

 私は桜の植え方に美意識がある。
望ましくないのは、道や川沿いに一列に植えてある桜並木である。桜は色合いからゆけば、新緑の緑のなかに点景として1つ植えられてこそ生きる。従って高台寺は庭園の隅に枝垂れ桜が1つだけだし、清水寺だって点在して植えられている。
 そんな美意識で被写体を探すと・・・、まず世界文化遺産クラスなら二条城があるが、ここは密植である。なにしろ管理しているのは京都市だから美意識はない。あとはマンネリ化している東寺。ここも広い境内であるが京都駅からは少し遠い。それにいずれも入場料が高く・・、えっ、二条城1,600円!?・・・と法外に高いからパスだ。
 七条でマッサージを受けた帰りに、東本願寺涉成園の夜間拝観はみたことがない。ならば期待薄だがここだな。
 しかし予想に反して、秒単位の時間で変化するカラーフィルターでライトアップされた桜は、さながら色曼荼羅をみている空気があって面白い。そんな演出方法もあったのか。時間の変化で色が変わるのだから、ここは動画しかない。まさに映像向きのライトアップだったから、撮影と編集のしがいがあった。
 京都駅から歩いて行ける近さにありながら、渉成園は去りがたいランドスケープだった。さて最後に夜桜のヒットに遭遇したので、この辺で夜の徘徊はお開きにしよう。

Fieldwork800  京都色曼荼羅・渉成園 HD 1080p
SONYα6600,E10-18mm/F4,0
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