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毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ896.フィリピンの家の設え

2025年06月25日 | field work

 手元日本の画像はないがフィリピンの画像は映像から切り出せば結構ある。しばらくこれを使ってゆこう。
 毎朝パニックストリートの橋を越えたら右の住宅街の間をゆく横丁に入る。大きな車がこないので歩きやすい。途中の雑貨屋の叔母さんとは挨拶する中だ。途中には小さな教会があり、ここで死者を三日間弔っている姿に遭遇した。私は物式に手を合わせて通り過ぎた。この横丁の先にGT7という衣料の格安店がある。ここでTシャツやらトランクスから結構着替えを買いそろえた。この前がパブリック広場であり、正面にブラカンの教会を横に見てセブンイレブンへゆくか、その先の市場の前のWIUK WIUK?という屋台でバーガーとブコジュースの朝食にするかである。田舎町とはいえ都心に近いというのは、やはり便利だ。
 この横丁の途中にある、いかにもフィリピンスタイルの民家だ。高床式というのが高温多湿なこの気候風土に合いそうで軒の出が深い。だがこのスタイルで家をつくる事はなく大方はコンクリートと土間が続く民家が圧倒的に多い。どんな民家でも人々が集まるテラススペースが必ず横丁側に設けられていて、宴会の場となり、洗濯の場となるなど多彩な使われ方がされている民家が多い。
 このブログでも大晦日のこの横丁の映像をアップさせた。道路が祝の舞台になり、民家のテラスが人々のたまり場になる。フィリピンの家には、こうした設えが欲しいのであろう。

画像:フィリピン・ブラカン州ブラカン
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