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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ878.ギリギリのタイミング

2025年06月17日 | field work

 帰国日前日、ようやく申請していた在留資格が取れたとコンサルから伝えられた。だが、まだ手元にない。夕方HOTELに届けますだって。まだパスポートの姿が見えないのか・・・。最後までハラハラドキドキのエンターテイメントを見ているようだ。
 ようやくコンサルタントからこれからHOTELへ届けると連絡があった。私はCOPACABANA HOTELのロビーで待った。そしてクリスティンがパスポートとビザ延長カードと在留カードを届けてくれた。それはまさにギリギリのタイミングであった。
 ドゥテルテ大統領時代、フィリピンに投資を呼び込む目的で滞在条件を緩和したら行儀の悪い中国人達の不法滞在者が発生し6万人が強制送還された。従ってマルコス大統領時代に規制が厳しくなり、そのとばっちりを受けて私の申請は、通例なら1〜2ヶ月ですむところを、なんと6ヶ月近くの現地滞在を余儀なくされたわけだ。
 それが出発日の前日に届いたわけだ。半年ぶりに手元に戻ってきたパスポートにキスをした。
(2025年4月30日マニラ・パサイ)
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