Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編263. 予算主義

2016年03月29日 | field work
 昨日は、あっというまに1日が過ぎた。なにしろ年度末だから事務から、「研究寄付金が4848円余っているんですよ。余らすと寄付者に返すんですよ」。まさに、はぁ!、である。ならばびったしに使えばよいのだろう。
 こういうときに助けになるのはアスクルでもWEB通販でもない。大学の並びにある企業相手の文房具屋の年配のオバハンである。そうねえ何買ってゆく・・・、ほな、これ。「はい4200円」、あとは4Bの鉛筆だな。「鉛筆は売れないからまけときますから、消しゴムも足しておこうか」。それで本数適宜もらって、ぴったし税込4848円の見積書、納品書、請求書を発行してもらって一件落着。
 大学というのは役所と同じで予算主義だから、予算通り使い切らなければならない。余らすと返却という面倒な手続きが必要だ。僕の所なんか金額が小さいから、文房具屋のオバハンですんだけど、もし金額が大きい組織だったらどうすんだろう。コピー用紙を大量に買っても使い切れないことはあるだろう。そんな金額が100万以上だったり、いや、なにかの事情があって1億円余ったなんてあるかもな。さああと数日のうちに使い切って、見積書、納品書、請求書がそろわなければならない。
 合法的に使い切れないと、たまには非合法的に消化することもあるだろう。それをマスコミがかぎつけて不正使用とか、公金横領とか、空出張といってはしゃぎ立てるというおきまりの勘違いしたメディアの誤報道がなされるという構図が待ち構えている。
 やはり予算主義というのは、未来の事柄を読んで組み立てるわけだから、状況が変わったりして綺麗に予算ぴったしに納まるものではない。
 なかなか難儀な年度末である。国なんかどうしてんだろう。1億余ったなんてざらにあるだろうな。

横須賀市
CotaxT3、エクタクローム
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