もし貴方が、新しい事を勉強したいと行動したら、max30時間以内で習得できる事が一つの目安になる。例えば英会話や車の運転免許の習得など。それを越えたら貴方の好奇心が失せてゆき、勉強を放棄する。それが人間の脳の働きであり意識だと私は考えている。
というのも私は、過去にデザイン専門学校の夜のクラスで建築製図を教えていたことがある。学生達は社会人、建築経験のある人は皆無だった。そうした人達に空間概念という新しい感覚や図による表現技法を身につけるというのが建築製図の目標だ。
週2時間の講義を12週続けると24時間。受講者は、24時間で建築製図の方法と空間概念を理解することができた。車の教習所の実習だって25時間ぐらいだ。
つまり新しい事を勉強するのに30時間あればよく、それを越えたら惰性か、或いは好奇心がなくなり、もしそれ以上勉強するのであればテーマを変えるか、先生を変える(つまり教え方が悪い)かである。
英語教室のカリキュラムをみると、毎日3時間勉強して期間は1年間とあったのにはぶったまげた。さらには2年コース、3年コースなんてものがあり信じがたい。つまり高額な授業料を取るためにやっている。こんな文科系の金儲け主義には、つきあいきれない。
憤慨していては人生も暗い。だから夕方いつもの散歩コースへ出かけた。梅雨の僅かな晴れ間の夏至の清水さんである。いつもこのコースが多い。いや、このコースで映像制作の勉強をしている。
梅雨空・京都
α6600、ZEISS Vario-TessarE16-70mm/F4ZA 0SS