虫干しシリーズも最後は、薄暮を撮ろう。
薄暮とは、屋外と屋内の照度が丁度入れ替わる時間帯だ。撮影時間にして10分位だろうか。天気に関係なく毎日訪れる時間帯であり、街が一番綺麗に見えるときだ。
ならばいつもの散歩コースで。
何しろ日没後10分程経過して薄暮になる。昼間なら観光客で埋まる産寧坂も人気がない。おおっ!、わざわざ遠来からやってきはって、こんな美しい瞬間をみはらへんのか!。そして屋内外の照度が同じということは、機材を問わず誰でも撮影しやすく、そして見応えある画像が撮れる瞬間でもある。
清水さんの坂道をあがりながら、この時間では既にお寺は閉門だから途中で引き返して民家越しの街や愛宕山をおさめ、三年坂から薄暮が始まり、東寺の撮影ポイントは無視して二年坂を駆け下り、路地をはいって東寺を狙う頃が一番綺麗であり、高台寺に続く石段を上がる頃には薄暮から夜に近づく。わずか10分もない美景の瞬間だ。もちろん三脚を使えば綺麗に撮れるが、そんなものをセッティングしている時間はないから、走りながら手持ち撮影だった。
さて撮影機材の虫干しシリーズも、最初はSONYのボディにライツのレンズで撮った。次はiPhoneで撮ってみた。最後はレンズもボディもSONYシステムで撮った。最後が一番よさげだ。それらがプログラムとして最適化されているからだろう!。
そうなるとSONYのカムコーダFX3か一眼レフのα7S3に私の関心が向かう。撮影機材は、目線で構えるか、腰で構えるかの2タイプがある。デジタル一眼レフは前者だし、映像機材は後者だ。総画素数は1,200万画素とこれらの仕様は同じ。ブログアップ画像のシャッター速度を見ても露出は手持ち撮影の限界に近いから、夜に強い事、そして強力な手ぶれ補正が必要条件になる。動画で撮影しておけば、静止画は切り出せばよい。今は半導体不足のあおりを受け、総じて撮影機材は予約注文。年末ぐらいでないと入手できないとする話を聞く。
デジタル技術の進化は、誰でも映像をカメラ感覚で扱えるところまでやってきた。
京都市産寧坂
1)ISO3200,焦点距離75mm,露出補正0,f/8,1/80
2)ISO8000,焦点距離61mm,露出補正-1.3,f/5.6,1/20
3)ISO8000,焦点距離27mm,露出補正-0.7,f/5.6,1/20
4)ISO8000,焦点距離52mm,露出補正-0.7,f/8,1/20
5)ISO8000,焦点距離52mm,露出補正0,f/8,1/8
6)ISO8000,焦点距離76mm,露出補正-1.3,f/8,1/5