Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編285. メカニズム

2017年05月17日 | Yokohama city
 横浜市には鶴見線というローカルなJR路線がある。本来工場へ通う労働者のためにあるから、地図でみると工場毎に複数の支線が設けられている。この電車を途中下車して歩くと工業地帯に取り囲まれた景観が広がる。聞いた事もない企業名があり、何を生産しているのかはわからないので、どこか秘密めいているところが余計に好奇心をそそる。
 Googleでこの撮影場所がどこだったか探ったがわからなかった。運河を超えて見つけた風景だから標高が少し高いはずだ。実際このあたりは、沿道に倉庫群ばかりが立ち並んでいるので画像のようなメカニズムがある風景には容易には出会えない。だから足を棒にして延々と続く退屈な倉庫の続く道を歩くほかないのだが、一番良いのは工場の家族見学会等を行っている時こそ是非便乗させてほしいところだが、今時そんなイベントがあるだろうか。
 背後右側にコークスの山だろうか、その山の上にショベルカーが見えていたりと不思議な風景ではある。だから製鉄所の一角だろうか。
 それにしてもデジタルデュープのこの画像は、結構綺麗だ。多分補正したPhotoshopの力が大きいように思われる。そう考えると機材なんてどれでもよい、今はそんな時代だろうか。つまり機材にこだわるという道楽が一つ減り、遊び道具が少なくなった。
 それならいっそ昔のLeizeを頑固に使い続ける方が賢かったか。それでフルサイズのニコンDfなどが1台あれば、いつでもデジタル化できる。そんなシンプル機材でよかったのかもしれない。日本の精密産業の発展におおいに貢献しちゃったよ。

ニコンF Nikkor S-Auto35mm/f2.8,ベルビア
コメント
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