Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日98. フレンドリー

2017年05月08日 | Shonan coast
 連休帰りの新幹線は混んでいたのだろう。京都の街の上をヘリコプターが空撮していた位だから。
 その新幹線の多くは一見の客なのだけど、連休が終わると常連客が登場してくる。名古屋まで通勤していた頃、いつも同じ顔ぶれに遭遇する。米原で降りる常連(多分医者だね)、岐阜羽島で降りる常連、岐阜羽島から乗ってくる常連、私同様に名古屋までゆく外国人常連(きっとインド料理レストランの支配人風)といつも同じ列車で同じ顔ぶれに遭遇する。
 新幹線を通勤に使うというのは、今は利用者が少ないために料金が高いだけの価値がある。なんといってもすいていて座れるし、短時間で移動でき、朝の一時をゆっくりお茶を飲みながら快適に過ごせる幸せ感は大変大きい。これを一度やるともう二度と満員の通勤電車なんかには乗れない。 
 京都に引っ越してから9年間位は名古屋までの新幹線定期を毎月購入していたが、その間JR東海の職員からは一度もフレンドリーな言葉もなく客の顔を覚えられることもなかった。あるいは覚えていても口に出すことはなかった。これがアメリカ人だと「やぁmic!、今月も名古屋までカフェ代わりにゆくかい!!・・・OKちょいと待っててね」、それぐらいのことは言ってくれるフレンドリーさがある。
 大量の客を扱うのでいちいち顔と名前は覚えられないという反論もあるだろう。だがコンピュータには、VISAカードを使用した定期券の購入履歴が残っているはずである。それをストックしておけば、高額利用者のデータベースができると思うのだけど。だから顔はしらなくても、毎月利用していることはわかるだろう。
 それができないならば、かってのようにポイント付与してほしいですけどね。私は年間140万円以上をJR東海に支払っていたから、ヨドバシ並みに5%のポイントにすれば年間7万円分のポイントが付く。 そのポイントをもとにして遠出の旅もできるだろう。毎年そんなに高額の費用を支払ってもらえるのは、富裕層のクラブ位とか限られているけどな。ホントにサービスのめちゃくちゃに悪いJR東海だ。
 そうそう新幹線通勤のなかで唯一フレンドリーな会話があった。京都駅東京行ホームの中程にある珈琲スタンド「PARK COFFEE」である。「今日は寒いよ!」、「今日は列車遅れているよ!!」、「久しぶりじゃん、元気!!!」などなどが毎日の会話である。だから330円にぎりしめ「いつもの」といえば、ホットレモンティーがでてくる。それにここは朝早くから開いているし、なんといってもおばちゃん達が目の前でつくっている作り立てのサンドイッチ(防腐剤のたっぷりはいったパサパサしたコンビニのとは違うからね)。おすすめはカツサンド、ただし揚げたカツが届く8時頃からかな。つくりたてのよい香りが漂う。
 今度は、ここのサンドイッチとホットレモンティーを調達して横浜に行こうかと旅のイメージを膨らませている。

鎌倉市七里ガ浜
2005年6月11日
EOS D40,EF100-400mm
ISO400,焦点距離400mm,露出補正-2/3,f/11,1/1000
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする