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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE1420. 断捨離

2017年03月21日 | diving
 研究室の後片付けというのに、あいにくの雨。まあ大量の学会誌をテープでくくる作業や燃えるゴミを出す作業を嘱託員の人とやっていた。今日は90リットルのゴミ袋7つ出た。続きは明日だ。
 思うに我々の仕事は、ゴミを生産しているのではないか。そう言った作家の先生がいたが、まさにその通りだ。だからものがない生活というのは、とても憧れる。
 今回一つだけ実行したのは、原稿が書き上がったら集めた資料はすべて捨てるという決断である。沖縄の原稿でそれを試みた。既に沖縄の話は大学の紀要で出版されるし、今後沖縄の城について私が研究するということもないだろう。でっデータで保存したもの以外はすべて捨てた。あとで必要になっても原稿の注をみれば文献名はわかる。論文必須の注はこういうときにも役立つのか。
 それはそれで今の時点では正解だったと思う。のちのちメディアが取材にきても、頭の知識と紀要で十分だ。そうか世の中はその程度の知識量で動いているのだろうとさえ思われた。
 つまり断捨離だ。モノへの執着を捨て身の 周りを整然と整理し、それによって意識も解放された気分になることをいう。たしかに研究者必須の図書を大量に図書館へ寄贈しときは重しがとれたように頭がスッキリしたことは確かだ。
 1年経ってつかわないものはいらない。家の中をさがすとLeitzとラベルのついたものがある。これも断捨離の候補だろう。何もない家に暮らすことこそすばらしいことはない。つまり断捨離は私の意識との戦いなのだ。

沖縄県本部本部ラビリンス
OLYMPUS OM-DE-M1, M.ZUIKODG8mm/F1.8FISHYE
ISO200,露出補正-2/3,f10,1/250
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