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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LEFE1254. なおらない病

2016年01月11日 | Okinawa
 このブログも夜の街三連ちゃんと続き、三連休と符合して調度良いなどという通俗的なことは考えていないが、機材のレンズというのは赤い灯りが好きなんだ。地面が雨で濡れていてくれるとよいのだが。
 フィールド調査には、17mm(35mm)のレンズと45mm(90mm)相当の2本のレンズがあると大方の被写体が撮影できる。フルに使うときは2台のボディが必要だ。だがそれが煩わしいとなると標準ズームレンズにして1台のボディですませる方法が簡単でよいが、手元にある3本の単焦点レンズとかぶる。
 そこで明るい防塵防滴の広角ズームのM.ZUKO DG7-14mm/F2.8を加えて、45mmとメインで使うことにし、F2以上の明るさを持つ17mmか25mmの標準系レンズのどちらかを加えると最適なフィールドシステムになる。デジタルテレコンで180mmまで撮影ができるので、このシステムがよさげだ。水中用ハウジングとの相性は悪いが、 E-M1のボディにデジタルシフト機能もあるから建築物の調査には申し分ない。であればM.ZUIKO DG7-14mm/F2.8を調達しようという結論になる。早速アマゾンに注文しよう。
 そんなふうに撮影機材の選択が決まってゆき、機材が増殖してゆく。撮影マニアがおちいる泥縄だ。でっ、当然私も泥縄にはまる。それの何が面白いかって?。海外の建築フィールドサーベイを想定したシステムフェチの密かな楽しみさ。
 そういうシステムフェチ的考え方を日沖宗弘さんの著書「プロ並みに撮る写真術-ひとりで仕事をする研究者・ライターのために、頸草書房、1991」で勉強しちゃったもので、これはなかなかなおらない病だ。フィルム時代に書かれた本だ。デジタル機材は、フィルム時代ほど選択肢が少ないのは寂しい限りだ。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO1600,露出補正-0.3,f1.8.1/40
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PEN LEFE1253. 桜坂・松山・旭橋・本部

2016年01月10日 | Okinawa
 昔は桜坂界隈も混沌とした飲食風俗街だったらしいが、今は道路も拡幅されハイアットリージェンシーホテルが進出して桜坂界隈の環境も激変したのではなかろうか。
 だから私は当時の姿を見ていないので混沌とした世界は想像がつかない。僅かに残る提灯と幾つかの古い店が道路を挟んでホテルの筋向かいにある空間の対比は面白い。今でも桜坂は、古い映画を上映する映画館やライブハウスがあるので一寸したカウンターカルチャーの空気を留めている。夜の退屈なときに訪れるのに調度良いと思っている。
 ハイアットリージェンシーホテルは、全館禁煙という割り切りのよいところだが、桜坂劇場の手前の細い階段をあがると喫煙コーナーにたどり着くことを発見。それを除けばとても居心地と立地が良く、すぐに牧志の市場へ出られるホテルであることに私は好感を持っている。
 もう一つ松山にある老舗ソルヴィータホテルは、表通りから少し奥に入ったところが落ち着くし、なんといっても繁華街の中だし、下にコンビニが入っているのが便利だ。部屋は古いが最近いつも満室だというのが悲しい限りである。駐車場も広く値段が手頃なので中国人旅行者がレンタカー共々数多く泊まるようだ。
 そんなわけで私は最近旭橋の東横インが多くなった。まあ安いし特に不満はないので、ここでよいか。それにダイビングショップから歩いてこれるところがお気楽だ。東横インは東急系のビジネスホテルかと思っていたら実はそうではなく、東京と横浜の中間の蒲田に1号店を開業したので、東横インと命名し、東急とは全く無関係なホテルであることを備え付けの本で始めて理解した。
 昔は、仕事で沖縄に来たときは、那覇のホテルなんかつまらんぜと思っていたが、市内の街歩きをしたりレンタカーを停めたりするのには、やはり那覇市内が便利なのである。
 それに本土より料金が安い唯一の高速道路があるので、
北部の本部のあたりまで軽く日帰り圏だ。それまでは、本部にホテルやダイビングショップもあったとダイビングの先生から聞いた。今は本部も那覇市内からの日帰り圏なので地元ホテルも閑散とし、ダイビングショップは沖縄そばのお店に変わってしまった。
 昔の姿はほとんどわからないが、沖縄が激変したことは確かなようだ。まあ岡村太郎が撮影した復帰前の沖縄の写真集でもみるほかないか。太郎自身のWEB画像をみると、機材はどうもオリンパスペンFTのようだし、岡本太郎記念館にOM2とおぼしき機材が展示してあるようだ。オリンパスは昔からフィールド調査に多用されていたというどうでもよいところに眼がゆき、今日はお終い!!。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO1600,露出補正-0.3,f2.8.1/15
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PEN LEFE1252. 栄町市場

2016年01月09日 | Okinawa
 モノレール美里駅で降りて「りうぼう」というスーパーの前を通り過ぎ、目立たないところに栄町市場の入り口がある。
 中に入ると露地ばかりの大変面白い空間なのだが、やはり閉じているお店が多く閑散としているのは寂しい。もしも全部のお店が開いていたならば、大変魅力ある空間だろうと想像する。それでも飲み仲間が知る居酒屋は元気にお店をやっている。地元の人ばかりだろう。
 かってはこのあたりの治安が悪く、地域総出で治安改善に取り組んだという話も聞く。それ以前に経営者が高齢化し店をたたむところが多いのでは思われるし、なによりも郊外の大型スーパーに出かけるライフスタイルが一般化し、市場自体の地盤沈下が大きいのだろう。
 そろでも路地裏にボッと灯りが灯る居酒屋は、少しノスタルジックな風景だ。ならば、わたもテビチにグルクンの唐揚げと泡盛で夕飯にするか・・・いかんいかん明日はダイビングたった。夕飯は、軽めにしておこう。中国人の経営している中華屋で、つつましく水餃子を食して帰ったさ。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO1000,露出補正-0.3,f1.8.1/60
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PEN LEFE1250. 年明けの一週間

2016年01月08日 | Okinawa
 「g」という雑誌がある。大学のしょうもないパンフレットなんか、こういうふうに作ればよいのに。すでに作っている大学もある。
 でっ、1冊300円。それをサークルに売らせて、売り上げはサークルの活動費用のたしにしてよいという仕組みにすれば、もろなくはけるのに。会議室に山積みで残っているなんてことはないと思うよ。そうだ某職員に今度提案したろ。
 さて、年明けの一週間が随分長く感じた。いろんなことをしていたからだろう。論文のエントリーがあり、某プロジェクトの頭出しがあり、次週の外部レクチャーの原稿があり、あとなにをしていたか・・・。
 今日は、少し疲れたようでもある。もう寝よう。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,LEICA ELEMARIT DG45mm/F2.8
ISO1250,露出補正-0.3,f2.8.1/800
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PEN LEFE1249. 居酒屋

2016年01月07日 | Okinawa
 牧志の市場も混沌としていて面白い所である。道の続くままに折れ曲がり露地をぬけ店の間を通り抜け、屋台を出した飲み屋がある。この頃になると市場の商店の大半は店じまいしているし、それにやっていないお店も結構あるので閑散とした空気があることはぬぐえないが、やはり居酒屋のあたりに来ると心落ち着く。
 さてどこへ行こうか。公設第一市場の南の通路をはいって海山味(かざみ)が間口を開けていた。カウンターに人はいなさそうだなと通り過ぎ、みんな閉まってしまうので結局海山味で定食を食べることにした。みると奥が深く中に人が沢山いるではないか。ああっ、けっこう評判の店なんだ。カウンターに座れたのは幸いだった。
 でっ、ミーバイはあと一つか、ならばグルクンの唐揚げ定食だな。お酒は泡盛だと酔いすぎるので、薩摩の黒霧島にしておこう。それに豆腐ように海ぶどうも加えて、なんだ結構旨いではないか。今度はロブスターを食べよう。こうなると沖縄料理だか、どっかの国の料理だかわからなくなる。そこが沖縄の良さでありアジア的なのだろう。そんな気分にさせてくれるところは残念ながら本土にはない。
 それに沖縄県の人口は143万人と県としては多い方だ。それも増え続けている。その理由として移住者が多い。冬のない沖縄で老後を暮らそうと考えるシニアがいることは自然である。コールセンターが大量の雇用をしているし、それに国から補助金が出る。出生率全国一なので子供が多い。といった理由で人口は増え続けている。
 
沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,LEICA ELEMARIT DG45mm/F2.8
ISO1250,露出補正-0.3,f2.8.1/100
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PEN LEFE1248. 琉球の風

2016年01月06日 | Okinawa
 沖縄県史をを読んでいると冊封(さくほう)体制という言葉にしばしばぶつかる。以下に解説を引用しよう。
「中国,歴代王朝が東アジア諸国の国際秩序を維持するために用いた対外政策。中国の皇帝が朝貢をしてきた周辺諸国の君主に官号・爵位などを与えて君臣関係を結んで彼らにその統治を認める(冊封)一方,宗主国対藩属国という従属的関係におくことをさす。」ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典。
 県史に沿って記述すると大まかだが以下のようになるのだろうか。ただし古代史は省くが。
 14世紀初頭、尚皇帝が琉球王朝を形成しだした頃から、中国・明と冊封体制を結ぶとともに、東南アジア諸国との交易を盛んに行い、それ自体が琉球王国の主産業であった。つまり海外交易を主とする独立国家である。以来500年琉球王朝の繁栄が続くことになる。
 19世紀初頭から琉球の内政問題として農村の疲弊化があげられ、外交問題として西欧列強の東南アジア進出という内外の問題を抱えつつ琉球は新たな局面を迎える。そんな中で王朝は滅び明治政府に統合され沖縄県となり、始めて日本の領土となる。
 農村が疲弊したのは過度の年貢の取り立てなのだが、なぜそうなったかは解明されていないし、また新たな局面という言葉は通俗的で便利な言葉であり、実は私自身変容の構造を理解しているわけではない。 先を続けよう。
 明治政府の愚作の中で沖縄県は次第に疲弊してゆき、第二次世界大戦に巻き込まれ、やがて日本の敗北とともに米国領土となる。このとき米国は、ヘーグ陸戦法規に定められた占領地の財産尊重に違反して過大な米軍基地を建設し沖縄を軍事活動の拠点とした。やがて1971年に日本に返還され再び沖縄県となって今に至るが、いまだに駐日米軍基地の75%が沖縄にあるままだというのが県史が教えてくれるところである。そうした1県だけの過剰な負担は、おかしいのではないですかというのが今の沖縄県の問題提議なのだろう。
 駆け足で読んできた私なりの琉球の風である。その風は、今後どこに吹いてゆくのだろうか。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,LEICA ELEMARIT DG45mm/F2.8
ISO200,露出補正-0.3,f2.8.1/800
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PEN LEFE1247. 読谷村やちむんの里

2016年01月05日 | Okinawa
 プリウスを借りられたので、読谷村やちむんの里、つまり工芸作家達のアトリエ村に出かけた。
 車があると読谷村は那覇市内から1時間でゆける。沖縄陶芸は地味だし、京都人としては食指がはたらかないのであるが、村の中にガラス工房があった。本来ならば、気泡の入ったガラス製品は不良品なのだが、ここでは気泡を大量に入れアートにしてしまった。ならば気泡の大量に入ったウィスキーグラスを調達してと・・・。
 読谷村から沖縄の縦貫道路国道58号線を北上し海岸沿いに走った。部瀬名の白い砂浜越しに万国津梁館が見えた。今では結婚式場だが、かってサミットを開いた会場であることは記憶に新しい。ダイビングでは砂浜からはあまりエントリーしないので、 海岸の白い砂浜とリーフの配色が南の島だということを感じさせてくれる。
 許田から沖縄県唯一の高速道路に入り、一路那覇空港のレンタカーショップを目指すという簡単な行程。沖縄は、愛知県と違ってスピードも制限速度内で大半の車が走っているし、みだらにクラクションを鳴らす輩もいないので、精神的に走りやすい。
 ただし雨が降り出したら、道路が沖縄産の石灰岩を使用しているので、車が滑りやすいという話は聞かされているが、幸い今回は僅かばかりの小雨ですんだ。
 さて今日の京都・名古屋は、予報には出ていないが雪が降りそうな曇り空だ。さむいのやら暖かいのやらわけわからなくなり、こちらは鼻風邪状態。今日の仕事は半日で全部片づいたので昼で退庁であった。早帰って医者へゆこ。

沖縄県読谷村
OLYMPUS EM-1,LEICA ELEMARIT DG45mm/F2.8
ISO200,露出補正+0.3,f4.1/200
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PEN LEFE1246. 1日で沖縄の歴史徘徊

2016年01月04日 | Okinawa
 今日から仕事始め。出勤して難儀な論文の解決方法を見つけたりといった具合に、さしあたりの仕事の段取りがついたので今日はお終い。
 さて今回沖縄にきたもう一つの目的は、島内に60箇所ぐらいあるグスクのなかから、上物の建築を含めた3DCGをつくれそうなところを物色することにあった。首里城をはじめ、今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡と世界遺産に登録されているグスクも多い。14世紀までには、そうした巨大グスクも多数つくられたわけだ。
 さて年末で県立図書館、博物館、公文書館はなんと休館だというのに気がつかなかった。図書館なんかお正月にやっていても良いと思うけどなというのが私の感覚なんだけど。
 仕方がないので首里城でも歩きながら考えるか。丹念にみていたら復元事業のビデオを放映している。焼き物の話か・・・。となれば建築編もあるに違いないと予想し1時間ほど半分居眠りしながら座っていると、ようやく建築復元ビデオが始まった。首里城は寸法記という図面が残されていたこと、戦前の写真があり、当時の補修工事に関わった職人さんがいたことなどから、復元の条件はそろっていたことがわかる。それに首里城は火災が焼失する毎に再建されつつ、増築されて近代にいたってきたこともわかった。「田村秦,巌谷不二雄:琉球建築、座右宝刊行会、1937」、この文献がアカデミックな入り口のようだ。ビデオは便利であり、これで必要な情報は概ねそろった。当然首里城復元事業の詳細な報告書は県立図書館にあるはずだが、私が知りたいのは首里城以外なんですね。
 あとは街のジュンク堂で沖縄県の歴史概説書でも調達して帰ろう。帰りしなに、復元された首里城ぐらいは撮影しておこう。さて17mmのレンズに付け替え、デジタルシフトモードで撮影だな。このモードは画面の水平・垂直を合わせてから使わないと後で収拾がつかくなくなる。E-M1のプログラムでシフトできるので、外付けシフトレンズを使うよりは簡単で便利だ。どちらかといえばPhotoshopの機能がボディに搭載されていると理解したらよいか。
 さて沖縄の歴史概説書を、ホテルで夜ふけまで読んでいた。古代から近代まで駆け足で読んできてわかったことは、15世紀初頭尚巴志一族が当時の琉球を統一しはじめ、以後首里王朝体制がしかれ近代に至ったということが。つまり今帰仁城をはじめとする大型グスクは、15世紀には廃城となるか、琉球王朝の出城程度だったことが予想できるのである。
 室町時代の城では、たとえ礎石が出土しても建築立面形態はわからんぜよ。私に言わせれば、それはすでに廃城となった古代の城だと言ってよい。よって3DCGにするのは現時点では無理であるという結論に達した。1日で沖縄の歴史徘徊と街歩きで結論がでたのは幸いだった。復元首里城は、沖縄歴史への入り口を果たしてくれたわけだ。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO200,露出補正+0.3,f3.5.1/3200
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PEN LEFE1244. 寒い古都

2015年12月26日 | Okinawa
 今年はダイビングに没頭し、4月からほぼ毎月のように沖縄に通った。もしダイビングをしなかったら、そんなに通うことはなかっただろう。
 つまり繰り返し訪れる動機があるということがリゾートの条件。それがリゾート開発には大変重要な要素なのである。それを忘れると一過性ビジター相手のレジャーランドになる。そういう意味では、日本には繰り返し訪れたくなるリゾートは少ない。言い換えれば、繰り返し訪れる動機付けを持ったときから、リゾートが成立してくる。
 さて京都も今朝の最低気温は2°、明日は-1°ちなみに最高気温は4°で雪の予報が出ている。京都人の話では年内は市内に雪は降ったことがないですねぇー、という話なので予報は半分冗談に聞いておこう。
 でも今日は、さすがに昼間もゾクゾクとして寒い古都しきり。こうした寒さに次第に身体が慣れてくるとようやく京都暮らしも様になるのだろうけど、明日から沖縄だ。寒いのはやだぜ。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO4000,露出補正-0.3,f4.5.1/80
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PEN LEFE1243. お互い様

2015年12月25日 | Okinawa
 やはり本土の画像は、沖縄に比べるとどこを撮っても暗いと感じる昨今である。その暗い風景に最近嫌気がさしてくる。だから沖縄の画像にしよう。
 えっ、これ最高感度で撮影していたの。OM-DE-M1で撮影すると最高感度で撮影しても画面は荒れることなく結構綺麗だ。少なくともE-M5よりは進化していることがわかる。E-M1は、私がまだ理解していない進化機能が埋まっていそうだ。
 やはり、17mm(35mm)レンズがが使いやすいことを実感。となるとE-M1に先のレンズに加え、水中用の魚眼、25mm(50mm)、45mm(90mm)で大概の撮影が出来てしまう。これにニコンAW130があるので、これらの機材で今の私には申し分ないシステムとなっている。あとはいらないのか。
 こうしたシステムフェチが男の子の趣味かと思ったら、20代の女性ファッション誌を見ていて、実はこれ以上に女の子のファッションはシステマティックだということに気がついた。例えば幾つかの少ないアイテムで一週間の着こなしをする方法などという記事をみていると、どこか撮影機材のシステムに通じるものがある。それで毎日イメージが全然違うのだから、こちらのシステムもなかなかのものである。オリンパスボディのデニムのスカートに、パナソニックのパンツに、ライツレンズのシャツに、ルミックスのブルゾンにと・・・・といった具合に。
 つまりお互い様なんだな。男の子は撮影機材システムに没頭し、女の子は着回しファッションに没頭する。一つ屋根の下で繰り広げられるそういう構図を、イメージするとなかなか笑えるものがある。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO25600,露出補正-0.3,f4.5.1/60
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番外編233. どろぼうさん!、・・・

2015年10月29日 | Okinawa
 農連市場は 午前3時頃から4時頃がピークなのだが、再開発のためか私が徘徊していたときはあまり活気がなかった。そろそろ引っ越す気配が濃厚なのだろう。むしろ寂しさを感じさせられた。
 「どろぼうさん!、お野菜持って行かないでね」という段ポールに書かれた文字が、この商売者の年齢をうかがわせてくれる。高齢者が多く、そろそろ店じまいかなという空気だろうか。歩いていたら揚げ物屋のお婆さんが一つ食べてゆきな!、といって揚げたてをくれた。食べていると冷たいお茶も出してくれた。金はいらんよと言っていたが、200円おいてあとにした。
 それにしても寂しいとはいえ、この混沌とした仮設建築のような混沌とした風景はどこか人なつこくて面白い。なくなる前に撮影しておこう。撮影画像をMacに取り込もうとしたときに、ソフトが変わったためか、なんと読まない画像があり、真夜中の市場の風景はなくなってしまった。まあこれでも午前4時すぎの画像なのだが。また残っていたら出かけて見よう。

那覇市
OLYMPUS EM-5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO4000,露出補正-1/3,f/5.6.1/80
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番外編232. 秋がない!

2015年10月28日 | Okinawa
 沖縄の南部をめぐるツァーも、勢理城(ジリグスク)などにも出かけたのだが、そこは丘になっており、頂上には沖縄戦で砲撃を受けて穴だらけの狛犬がおかれていた。だから、専門分野を外れると話題はない。
 都心に戻ろう。いつも私のマックのデスクトップに置かれていて、これまで使う機会がなかった画像なのだが、個人的には好きな画像だ。
 というのも高い建物を見ていると道幅と建物の高さの比が、どこかヨーロッパの都市のその比が近いのではないかと思われる。まあそんなことは置いといて、沖縄の夏を感じさせてくれる風景だ。
 そんな農連市場は今再開発が始まったところだろうか。そのためか、夜中の最盛期でもけっこうひっそりとしていた。昔の賑わいをみたかったなと思いながら。迷路のような市場の中を徘徊していた。
 今京都は冬間近の気温なんだけど、沖縄の夏を懐かしむぐらいに時間はすぎたようだと書きかけて、どうも最近春とか秋の時間が大変短い。夏が終わったと思ったらすぐに冬がくるような案配である。つまり秋がない!、と言い切ってよいだろう。目下そんな気候が続いている。

那覇市
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離7mm,露出補正0,f/4.2.1/400
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番外編231. せーふぁーうたき

2015年10月27日 | Okinawa
 沖縄の南部に行けば当然のことながら、斎場御嶽(せーふぁーうたき)に出かける。世界遺産の一つであるというのがこちらの関心だが、ここはいまでも自然崇拝の祈りの場でもある。
 パンフレットには琉球王国最高の聖地とあり、当時の国家的祭事が行われていた場所と記載されている。この岩をくぐると正面に久高島をのぞみ、神の島とされている。琉球開びゃくの素アマミキヨが最初につくった島だそうである。12年に一度行われる祭事、イザイホーに代表される神秘的な祭事がのこされているために、民俗学的には貴重な島。正面のサングーイと呼ばれる拝所から、その久高島を望むことが出来る。
 こうした神話や祭事のストーリーも、その当時生きてきた人間達がつくりあげた風土了解の姿だと思われるが、そうした沖縄の古代人達の創造力に敬意を払いながら、足早にこのうたきを後にした。
 神話は、どこかお爺ちゃんが孫に語ってきかせる大変上質な国づくりの物語のようでもある。この国はどうやってできたのか、いまそんな国づくりの物語を語れる創造力を私達は失っているのかもしれない。
 遅ればせながら、トゥールキンの指輪物語とか映画ロード・オブ・ザ。リングなどを、もう一度読み直したり、見直したりしてみようか。ちなみにウィキペディアの記述によれば、映画ロード・オブ・ザ・リングは全ノミネートで受賞した記録では史上第一位であるそうだ。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF50mm/f1.8
ISO100,焦点距離50mm,露出補正-0.3EV,f1.8,1/50
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番外編230. 憧れ

2015年10月26日 | Okinawa
 元気がでない休み明け。こちらは休み無しなんだけど。忙しいときに書類と原稿の提出日。だけど朝から夕方迄授業でびっちり埋まっているという幸せさ。これじゃ、なんもでけへんで。
 さて沖縄のこの地域では数少ない民家・文化財でお茶をしていた。まあ建築の勉強といったらよいか。なるほどこんな風に生活をしていて、部材の仕口を合わせるのかと、みていればまあ面白いのだが。家の中に風の通り道をつくり、広い縁側と深い軒が夏でも涼しく、暮らせるようになっている。
 今でも、沖縄は日陰にはいると、涼しい風を感じさせてくれる。暑くても結構しのぎやすいわけだ。だから本土から沖縄へ移住する人もいる。風の抜けないエアコンだよりのマンションよりは、自然の風の中で仕事をするほうが快適だと言うことに気がついたわけだ。
 自然の風の中で仕事をする、それは現代人にとって憧れに近い。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離21mm,露出補正-0.3EV,f4.5,1/100
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番外編229. 儀式の国

2015年10月25日 | Okinawa
 画像は、沖縄の特徴的な殿(とぅん)と呼ばれる遙拝所である。奥武島(おうじま)の中心にある神社の脇で見かけたものだ。神社の脇に遙拝所があるというのが、沖縄特有の世界だ。神社だけではあかんのか。
 つまりここは、各家庭の先祖拝礼を目的としたもので、亀甲墓の延長なのだろうか。そういえば奥武島では亀甲乙墓を見かけなかった。儀式の国沖縄である。
 さて今日も出勤。昼飯も食べずに本の原稿を作成していた。昼飯をたべないというのが、頭脳労働には丁度よいうようだ。集中力も持続できるし時間も節約できるし・・・。
 そう思っていたらwordがダウンしてしまった。データが重すぎたんだろう。なにしろ図版も含めて00ページはあるからな。その後気がつくとバックアップ用のwordで原稿を作成していた。気がついてよかった。その部分は、全部やり直し。結局終日研究室にこもっていた。
 風が冷たい。昨日は風がうなりをあげていた。冬だ!。

沖縄県南城市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO100,焦点距離25mm,露出補正-0.3EV,f5.6,1/125
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