日本の救援隊が中国へ到着して活躍が期待されるが、到着早々「日本感覚」とのすれ違いを見る感じがする。
それは、以前から言っているとおり、救援隊は消防庁や警察などの組織で構成され「軍隊」のような自己完結型ではないことだ。
だから、救援隊に自衛隊の支援組織を付けてやれなかったのかと思う。
もともと、自衛隊嫌いの外務省だから絶対に派遣はしないだろうと言うことは分かっていたが、それで支援が停滞すれば本末転倒。
まずそれば、新聞報道によると行くべきところが違っていたり、行くのに時間が掛かったりと言うことだ。
本来、中国政府がそれなりの移動手段を取るべきなのだが、そんなものが当てになると言うことがないのは当たり前。
結局、現地到着に余分に8時間も掛かるようでは先が思いやられる。
その上、夜間になれば照明施設がないから作業が出来ないという不始末。
一刻でも争うのにそれではどうしようもない。
さすが、トルコの例(ガソリンの質が悪く使えなかった)もあって、ガソリンは少しは持っていったのかどうかは不明。
確か、阪神大震災の村山政権の時、救助犬を連れた国際ボランティアが到着したとき、確かほとんど活躍機会がなかった。
現状の救助隊が民間ボランティアなら仕方がないが、国の機関として行くならやはり自己完結型のものとして行くべきだったろう。
今、中国のネット族は日本に好意的なようだが、本来日本が2兆円以上援助したことを中国政府が国民に知らせておけばもっと前から当然のことだ。
しかし、日本の救助隊が対して役に立たなかったら、又ネット世論は変わるかも知れない。
そして、救助隊の模様を写す映像を見ても日本の国旗が見えなかったというのは、やはり妙なものだ。
いずれにせよ、早く救援の成果を見せて欲しいものだ。
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