みちのくの書人達・書作展
伊呂波書の会創立20周年記念事業書作展という「みちのくの書人達」という書展が開催されている。
アートサロン毎日・平成21年7月20日~26日
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みちのくの書人達は、「伊呂波書の会」東京展と言うのかも知れない。図録に恩地先生が「東京展」と書かれていた。
「二十周年を迎えて」のところに会長である坂本素雪先生の言葉がある。
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それは「伊呂波書の会」の成り立ちに関することで、この書作展が理解できるというものだろう。
その部分の全文を抜き出してみると‥‥
「‥‥前略‥‥諸会派の垣根を乗り越えた研究会にし、既成概念の払拭、幅広い作風と筆法の習得など、勉強会も回を重ねて二十年が経過した。苦しみと喜びは計り知れないが、この世界に身を置いたことに生きがいを感じている。
『書は芸術であるか』‥・伊呂波書の会の研究テーマであり、指針でもある。‥‥後略‥‥」
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こういう成り立ちであるために、作品は漢字、かな、大字書、現代詩文書、前衛書など多彩である。
しかも、メンバーは坂本先生を代表として・青森県から16名、岩手県から4名、宮城県から6名、神奈川から1名総勢、27名の出品であった。
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小生がお伺いしたのが、初日20日のお昼過ぎ。
写真で見るように大盛況で実際作品に近づけなかった様なこともあった。
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尚、出品者は、
(青森)
坂本素雪、矢越郁也、菊池千喜、寺尾蓬雪、宮本紅雪、川村祥香、布施瑞弘、浅利祥紫、古谷天岳、木村素風、工藤永翠、井戸向溪雪、銭谷雪蘭、須藤明美、市川紫泉、田澤館楓
(岩手)
小原華杏、橋本祥汀、及川祥空、熊谷祥仙
(宮城)
菊池杏仙、武山櫻子、岩崎陽光、佐々木一峰、鈴木英晴、山田翠香
(神奈川)
善波美香
以上の出品者で29点。
ちなみに、工藤永翠先生は、今年の第61回毎日書道展・会員賞受賞者。
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坂本先生の書作。