書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

渡邊智子 書展(書も音楽・文学史と共に流れる)を観覧

2012-10-23 19:36:45 | 風景写真館
渡邊智子 書展(書も音楽・文学史と共に流れる)を観覧



平成24年10月18日~23日まで群馬県高崎市のYOUHALLで東京都内在住のあきつ会系の渡邊智子先生の個展が開催された。
この高崎で個展が開催されたというのは、同じく「あきつ会」の大川清子先生(毎日書道展審査会員)の縁でとのこと。
このSyuunも大川先生から案内状をいただいて、「万難を排して行かねば」と土曜日のギャラリートークに行くはずが急用が出来て日曜日にお邪魔した。













日曜日の午後はやはり東京都内からのお客様が多く、作品写真を撮らせていただくのは夕刻になってしまっている。
この渡邊先生は、かな書の巨匠・仲田光成先生に師事して約60年と言われ仲田先生の遺墨も展示されていた。



今回の展覧会は、よく見ると巻物や軸物が多く展覧会に出される額作品が少ないと感じた。
それで聞いてみたら、展覧会に出品した作品は剥がされて箱に入っていて引っ越すのに大変だったのでみんな処分したとか。



それは実にもったいない感じがしたが、Syuunとて気に入った作品はともかく「どうでも良い」と思った作品は最終的に取っておかないかも知れない。





そして、渡邊智子先生の作品。
個展の副題に「書も音楽・文学史と共に流れる」と数々の楽毅論の臨書から古今和歌集、平家物語、百人一首、鉄道唱歌、良寛、美女と野獣(ミュージカル)までと多岐に亘って書かれている。




この筆致のすばらしさは、まさに目を奪われる物で従来からの「かな」の書の画一性とはことにする。

只単に感想としては、本当に良い目の保養をさせてもらったとしか言いようがない。

渡邊先生の一生の仕事は、やはり素晴らしいものであった。









最新の画像もっと見る