書道家Syuunの忘れ物

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民主党の政治感覚を嗤うと言うよりあきれる嫌なヤツ

2009-12-15 00:17:02 | 民主党政権綴り
民主党の政治感覚を嗤うと言うよりあきれる嫌なヤツ

昨今、民主党の強権政治という民主的でない政治を目のあたりにするが、民主党の小沢一郎幹事長が行った14日の記者会見ほど妙なものはなかった。
特に問題になっている「天皇陛下の政治利用」と言う問題で、
それは、最後に「小沢氏が平野官房長官に対して、(天皇陛下と習副主席の)会見を要請したという報道」に対して‥‥

「政府の決めることですから。私が習近平副主席を天皇陛下とお会いさせるべきだとか、させるべきでないとか、というようなことを言った事実はありません!」

と言う。
そうであるならば、同じく政府が決めることだから「天皇陛下と習副主席との会見」について云々いう必要はないではないか。
そう言っていることだから、小沢氏が要請したと言う事を白状したようなものだ。
そして、小沢氏の行って言いることに対して新聞記者が反論できていないというのはどうかしている。
なぜなら、小沢氏が言っている「天皇陛下の国事行為、行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。」というのはあくまでも手続き上の問題であること。
その前の前提として、日本国憲法

第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
1.憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
2.国会を召集すること。
3.衆議院を解散すること。
4.国会議員の総選挙の施行を公示すること。
5.国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
6.大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
7.栄典を授与すること。
8.批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
9.外国の大使及び公使を接受すること。
10.儀式を行ふこと。

天皇は、「象徴天皇制であって」政治に関わらないことを述べている。
その「政治利用」をさけるために第3条の「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。」が存在する。

そして、政治というものは「政治化したら政治」であると言う事である。

即ち、羽毛田信吾宮内庁長官が「習近平国家副主席と天皇陛下の特例会見」を批判し、民主党の山岡賢次国対委員長がその「官房長官とのやりとりを発表すること自体異常だ」と批判。
渡辺周総務副大臣(民主)は「天皇陛下の政治利用と思われるようなことを要請したのは誠に遺憾だ」と指摘。「やめていいなら、今からでもやめた方がいい」と、会見中止も検討すべきと言い。
又、社民党の阿部知子政審会長は「(会見は)特例でも認めてはいけない」と強調。
国民新党の亀井亜紀子幹事長代理も「象徴天皇制は国の基本で、きちんと(しなければならない)」と語った。 

と言う事で、「習近平国家副主席と天皇陛下の特例会見」は政治問題化した。
政治問題化したことを強硬に推し進めるというのはまさしく「政治利用」で小沢氏の屁理屈というのは、居直りでしかない。

ここのところ民主党というのは、なんでも上手く行かないと居直って「それで悪いか」と言うような素振りをみせる。
こんな政党は、どう見ても民主的ではない。
道理を言ってもはぐらかし、法律を犯しても知らぬ振り、物事を勝手に解釈して他人を翻弄し、約束も破る。
米国との問題も何の見通しもないままに、先送りして逃げるというのは正しく卑怯、極まりない。
もし今の民主党のような人物がいたら誰からも「総スカン」を食らうのは明らかである。
要するに、民主党のような人物というのは従来の日本人らしくない嫌なヤツなのである。