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"四季折々 この一枚″

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東海道五十三次どまん中茶屋・袋井宿(その一)

2019年07月16日 13時38分38秒 | 紀行

初代歌川広重が書いた『東海道五十三次「袋井出茶屋之図」』の
コピーです。

静岡県袋井市は南北に細長い地形で、南は浅羽海岸で太平洋に面し、北は遠州森町になります。
法多山尊永寺(はったさんそんえいじ)をはじめ、遠州三山の
歴史ある寺や神社が点在し、
いわば、それらの門前町の形で栄えて
きましました。

人口は8万8千人余り、太平洋に面した
気候温暖の地で、
クラウンメロンや、お茶、お米を特産品とし、新鮮な野菜が多く獲れる豊かな地域です。。

新鮮な野菜市は、いつの日も買い物客でにぎわいます。

日本の幹線「東海道五十三次」のほぼ中間に位置し、市の東部には
まだ、旧東海道の松並木の一部が残っているそうです。

この旧東海道に宿場の整備を進めたのは徳川家康で、袋井も1616年、徳川秀忠の時代に宿場として整備されました。


袋井市は、「五十三次」の江戸、日本橋から数えて27番目、京の
三条大橋から数えても27番目の宿場です。


そんな位置から、「どまん中」の言葉が生まれました。

上の図は、市の観光案内図から複写したものですが、一時、袋井宿には、本陣が3軒、旅籠(はたご)が50軒もあったそうです。

東西文化の中間点として、物資や人々の往来、秋葉山への参拝客
でにぎわったと言われます。

見取り図の右端、上の方にある茶屋は、現在の「東海道どまん中茶屋」の場所です。

広重の浮世絵木版画に出てくる「出茶屋」とは、ずいぶんと異なり
ますが、現在の「茶屋」は、町おこしの一貫として、ここを訪れる
人たちに喜ばれています。

それでは、「東海道五十三次どまん中茶屋」をのぞいて見ましょう。


                      (次回へ 続く)