**あらすじ
ミネソタ州のLake Edenという小さな町でクッキー店を経営するHannah はオス猫のMoisheを話し相手(?)として独身生活を楽しんでいる。町に住んでいる人々は皆、彼女が創るクッキーに目がない。
ある日、Hannahは店に食料品を配達しているRonという男が彼女の店の裏口で銃で撃たれて殺されているのを発見する。
妹Andreaの夫Billは 保安官助手の仕事をしているが 最近、刑事の試験に合格したばかり、この殺人事件を解決すれば 文句なく刑事に昇進できると言って 顔の広いHannahに捜査の協力を求める。
愛する妹家族のため、Hannah は自家製のクッキーを手土産にして、Ronの配達ルートをしらべて その日彼に出会った人がいないか 、Ronが殺された時刻のアリバイの有無を聞き込んでいって 徐々に犯人を絞っていく。
***感想 ****
いわゆるコージィミステリ、本格と比べると じめっとしたところがなく淡々と物語が進んでいく。
ミステリーとしてはちょと物足りないけど、Hannahというキャラクターがとてもいい。
よくある探偵と違い、自分が調べられる限度を知っていて 警察などの権限がないと捜査できないことはBillに話して あとは彼に調査をまかせて 身勝手な捜査をしない。
30歳になり まだ独身でいることに不満の母親が町にいる独身の男と結婚させようとして デートの段取りをして Hannahを困惑させるが 本人は結婚する気はないが母親の愛情を感じてデートをする。
人の心の高ぶりをしずめるには チョコチップクッキーを食べるのが良いと信じていて、捜査のさいに出会った人が 興奮してくるとクッキーをすすめて落ち着かせたり、自らも 犯人が絞られてきたと思って興奮すると クッキーを食べて冷静になろうとする。
この本を読んでいると 僕も物語が佳境に入ってきて興奮してきたときは チョコチップクッキーを食べてみようかと思った。
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