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逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

企業が求める英語力とは?!(続編・再送)

2010年05月03日 16時32分08秒 | 日記・エッセイ・コラム

連休は好天気が続いていますね。

書きかけの記事をいったん削除したのですが、ブログ村のタイトルを消し忘れていて失礼しました!ブログ初心者で、トラックバックって何?RSSって何?という状況ですので、お許しを。

前回の記事は、「おやじの説教」みたいになってしまいましたので、少々補足します。
(「おばさんの説教」というのはあまりないようです。ウチの女房をみていてもそう思います。今も出かけていますが、人に説教する時間があれば、「自分が楽しめばいいじゃん!」という感じです。「おやじ」は今までやってきたことを、それほどのことではなくても自分では「重要だ」と勘違いして、自己否定されたくがない故に説教くさくなるのでしょうか?)

さて、補足です。
どうも今回の不況は今までの景気循環型不況ではなく、IT通信の革新によっての地球規模のパラダイムシフトだ、というのはおやじ世代(もちろん女性経営者もいらっしゃいますが)の保守的な経営者でもうすうすは理解しています。しかし、勤勉で画一的、決められたことを短時間で出来るだけ早く処理することがずっと評価されてきた(言い換えれば問題と解答が決まっているアチーブメントテストで出来るだけ早く正解にたどりつく能力)おやじ世代では、頭では解っていても、今までの長い職業人生の経験、縦横の人間関係のしがらみと義理人情から中々行動に移せないのです。(俺が、私がこの目で実際見て、経験してきたんだ、というのはかなり説得力がありますからね。)

自分が出来ないことを若い人に託すのは人の世の常、これから企業に入る若い人には、おやじが出来ない「そういうこと」が採用でも入社後の実行動でも、就活雑誌に載っている以上に求められています。

「そういうこと」とは、問題すら与えられない状況(課題と言い換えてもいいかもしれない。)の中で自ら課題(企業でいえば利益を生み出す宝の山と利益を阻害する廃坑)を見つけ出し、課題解決を自ら知恵を絞って考え抜き、自らの言葉で周囲を説得でき、自ら実行出来、自ら評価し、次の課題を考えだせる能力です。(結果を最初から想定して、最短でたどりつくのではなく、プロセス重視思考といいますか。)

それは「経営者の仕事じゃん。」、「そんなのどの就活本にも書いてあるじゃん。」という声が聞こえてきますが、人口動態的に会社(いわゆる大会社に限ってですが)のマジョリティを占める「おやじ世代」は頭では分かっていても行動することとは天と地の開きがあり、前述のしがらみで、中々動けませんので、自分の言葉で「そういうこと」をやってくれそうな可能性を自分の言葉で語れる応募者には、間違いなく、一票を投じたくなるわけです。

欧米の高等教育機関では「そういうこと」に力点が置かれているようで、いい、悪いはさておき、今の不透明な時代には強い潜在力がありそうです。

Kosu 0621さんの記事に紹介されていた、NHK教育テレビの「ハーバード白熱教室」を毎回楽しみに観ていますが、教授はこれが絶対的に正解だなどとはいいませんね。「これについて君はう思う?」「君はどう思う?」と議論させ、時には自分も入って議論し、「こういう考え方もある。」と言って終わりですね。英語で聞いていますといつ授業が終わったのかも解らないような。(笑)

最初から結論ありきではなく、議論を深めることによる、自分参加型のプロセス重視思考といいますか、あるいは世の中に絶対的に正しいものはなく、また絶対的に正しくないものもない、といいますか。

今の時代にはマッチしたメソッドだと思いますし、第一自分がプロセスに参加するので楽しい、楽しいから参加し、今の時代にマッチした能力が付いてくる、という好循環ですね。

僕の学生時代は「休講」となると大喜びで遊びに出掛けたものですが、堀紘一さんの書いた本によるとある教授が、親族の葬式というやむにやまれぬ事情で「休講」とすると、学生からは大ブーイングで、休日にその分の講義をさせられたそうです。日本でいうとJリーグの試合がある事情で中止になったが、再試合しろよ、という感覚です。ハーバードの授業料が高いから金返せ、というより授業が面白くてやってくれ、という感じです。

こういう、楽しみながら、熱中して実力をつけてきた人は強いですよ。人間楽しいことには時間も忘れますからね。

ただ、アチーブメント方式が悪いわけでもありません。事実80年代は日本のカンバン方式や品質管理なんやらが、まさにハーバードの授業でも取り上げられましたからね。

僕は勝間和代さんのように「起こっていることはすべて正しい」とまでは達観できませんが、絶対的に正しいものも絶対的に間違いということも世の中にはないのではないか、とは薄ぼんやりと解るようになってきました。ハーバードの熱中授業方式が絶対的に正しいわけではありませんが、今の時代にはマッチしていくんだろうな、とは思います。

今までしゃかりきに企業戦士としいて頑張ってきたのに、利益が出なくなって「俺の、私のやってきたことはなんだったんだろう。」とおやじさらりーまんは(さらりーぱーそんは)リストラや減給で元気がなくなってきていて、若い人にじゃあ、あと頑張って、というようになっていますが、やってきたことはその局面ではかならずしも間違いではないし、時代の視点が変わっただけなので、発想を変えてまた楽しもうよ。サッカーは見ているよりピッチでプレーする方が楽しいよ、というのが僕のこのブログの本来の趣旨でした。(最近は英語が楽しいので英語に特化していますが。。。)

年々体力は落ちていくものですが、Hearts and Mind は生涯衰えることはないといいます。終生30歳あたりが一番楽しいのだと思います。人生楽しんだ者が勝ちです。

な~んてとりとめもなく固い文章を書いてしまいましたが、補足ついでにもう一つ。
新卒女性就職希望者の皆さん、なぜ皆さんブラック・スーツなのでしょうか?応募者の控え室をちらっとみたら(不謹慎ですが)これは告別式の会場に間違えてきちゃったのかな、と一瞬思いました。

新緑の頃(自分にフィットしている、ということが前提ですが)ペパーミント色のスーツで「新緑で心がウキウキして服装も合わせてみました。」 なんてわれるとご本人もむっつりした採用担当者(たいていは疲れたおやじ)もその場の空気も楽しくなると思いますがね。ただし採用されるかどうかは保証いたしかねますが。(笑)

脱線しましたが、次回からは苦しく、楽しい”英語学習記録”に戻ります。

コメント
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