craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

熱が冷めないうちに

2010年12月04日 23時47分11秒 | 

作品も作りたいのですが、鉋のことばかり考えています。
当然ながら思ったように上手くは削れないため、頭の中で原因を考えては、鉋の下端を調整して、砥石を調整して、刃を研いで削ることの繰り返しです。
落胆することもあれば、気持ち良いときもあります。単純なことの繰り返しですが、楽しいです。
ただ、一つの作業台で、下端調整、研ぎ、削りをしているので、作業性がとても悪いです。

それに下端を削りすぎて刃口は広くなってしまうし、裏を出そうとして削りすぎて糸裏でなくなってくるし、想定できなかったことが出てきています。何かコツをつかもうと一生懸命していますが、結果が出ません(笑)

あくまで、素人のイメージですが、これからの課題をメモしておきます。
①砥石の平面修正。とにかく平面と心の中で言いながらやっていますが、修正用の砥石を持っていませんので、手持ちの砥石で修正しても平面になってくれません。修正用砥石を購入してみます。
②砥石の粒度を換えるとき、しっかり洗い流すこと。研ぎ場が欲しいです。
③削るためのヒノキと米ヒバを入手したいです。
④マイクロスコープとシックネスゲージ。どこかに落ちていないかなぁ。
⑤研ぎやすい薄削り用の寸八が欲しい。使ったことはありませんが、白紙が良さそうな気がします。どうなんでしょうね。もう少し検討してみます。
⑥刃口を埋めてみたいです。
これ以外にも課題山積です。まぁ、焦る理由もないし、時間とお金もありませんので、ボチボチやっていきましょう。

普段使っている小鉋

鋼匠 四寸

調子が出てくる頃には、切れ止んでしまいます。
多分20μ弱位と思いますが、よく分かりません。
今日の午前中、調整しましたが、これ以上向上しないので、午後は八寸にチャレンジしました。
この「健明」は譲って戴いた鉋ですが、所有していた方が普段使いされていたと思います。
刃の両端がやや削ってあり鉋枕が出にくいようになっていましたので、今日は2時間も研いで、平面の刃に戻していました。
試しに削ってみました。
先日下端を調整していただいたこともあって思ったより、軽く削れます。

鉋は夜でも作業できて良いのですが、気が付くととんでもない時間になってしまうのが難点ですね。(笑)
一つ一つ楽しみながら、やっていきたいです。

改めて写真を見ると、一番安価で、酷使している普段使いの小鉋が一番薄いような・・・・ ・・・