刃が完成したので、台を作ります。
台は、赤樫で、左右2枚貼り合わせた積層台です。
最近、台を打つ機会があったので、慣れたことと、寸四と小さいためスムーズに進みました。
表馴染みは、時間を掛けたかったのですが、鰹節用なので、一気に進めました。
下端を整えて、米ヒバを削ってみることにしました。
やらなくてもよいのに、一人削ろう会に突入してしまいました。
鉋と比べて、刃の位置を中央に配置したので、バランスが悪いです。
13ミクロン程度でした。(笑)
削り器に置いてみました。
刃口が少し狭くて、屑が詰まります。
少し刃口を広げました。
肝心の鰹節は、上手く削れています。
鰹節を買いに行ってきました。
鰹節削り器とセットにして、母にプレゼントしてきました。
鰹節店主に、鰹節について、色々教えていただき、ついつい長居してしまいました。
楽しい時間をいただきまして、ありがとうございました。
私が子供の頃は、単に鉋をひっくり返して新聞紙の上で削った覚えがあります。
その後、箱の付いた鰹節削りも使っていましたが
今はどこにあるのやら。
ちゃんと取ったダシは美味しんですけどね。
木工も料理も、ひと手間掛けることで、質が高くなりますね。
一般的に削って販売している鰹節は、一ヶ月でできる荒節から作るらしいのですが、写真のような本枯れ節は、できるまで六ヶ月かかるそうです。
かといって、価格が6倍にならないので、本枯れ節を作る人が少なくなってきているそうです。