craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

2012年09月27日 23時02分22秒 | 鉋 金井

鉋をじっくり調整して、薄削りしたくなる季節になりました。

トップバッターは、好きな「金井」です。
最近では、6ミクロンが限界で、「金井芳蔵」に及ばないと思っていました。
ふと刃先角度を見ると、32°でチョッと立ちすぎでした。
治具を使った研ぎを適当に繰り返したのが原因です。(反対に手で研ぐと寝る方向になります。)いずれにしても、技術不足ということですね。(笑)

少し前、1日がかりで、刃先角度を29°まで寝かせた後、じっくり手で研ぎあげてありました。
今夜、早く削りたいのを抑えて、鉋台の下端をじっくり調整して、期待を込めて薄削りしてみました。

感触は良さそうです。

んっ!薄いけど、刃先が欠けてるようです・・・・

4~6ミクロンは行けそうだったけど、そうは甘くないですね。

研ぎ直して、出直します。悔し~っ!!


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4 コメント

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Unknown (acanthogobius)
2012-09-28 11:41:53
着実に進歩しているようですね。
木工の中にあって、これほどまでに進歩の跡が
数字になってばっちり現れる部門は少ないですね。
良いような怖いような。
試験の成績みたい(笑)
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Unknown (craft WAKU)
2012-09-28 22:34:25
acanthogobiusさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

実は、進歩している実感が無いのです。
何やってもイメージしたように薄く削れない。
数字で現れるから、ガッカリです。
これ、木工とは言えない世界ですね。
気分的の行き詰っていますので、本来の木工の楽しさも味わいたいような複雑な気分です。
acanthogobiusさんのように木工は、楽しくやりたいですね。
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Unknown (kuni)
2012-09-30 12:59:20
鉋くずが割れる、その原因を特定するのは難しいことですが、考えられることはふたつ。中砥での欠けを最後まで落としきれていないこと。もうひとつは案外仕上げ砥石で欠けが発生していること。

 甘めで研ぎやすい刃は研がれるということに関しては弱さがあるんだと思うのです。先端がちぎれやすいようなイメージでしょうか。そういう刃は細かめの砥石を使ってやさしく研いだ方がいいように思います。

 それから時間をかけすぎるのもよくないのかもしれません。薄削り程度の研ぎ直しに30分以上かけてしまうと刃先が摩擦で疲れちゃうとも考えられますよね。5分、10分なんて数字にこだわることはありませんが、30分以内くらいには思った方がいいでしょう。

 僕も鉋くずの割れに悩みましたけど、その解決は1000番をやめて2000にしたこと。もう一つは仕上げ砥石を研削力の弱い砥石に変えたこと、この2点でした。
 
 鋭い刃先を得ようとする時、研削力の強い砥石は「避ける」というのがキーワードになるのだと思いますよ。
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Unknown (craft WAKU)
2012-09-30 22:36:24
kuniさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
何事も無く無事に台風が通り過ぎていきました。

最近、中砥石は、刃の黒幕#2000に戻していまして、なんとなく仕上げ砥石で欠けが発生しているような気がしています。
金井は研ぎの感触が気持ち良いので、つい力を入れて、焦って研いでいたことに気づきました。細かめの砥石を使ってやさしく研ぐことは、考えていませんでした。また試してみます。

昔は、何時間も研ぐようなことを聞いたことがありますが、15~20分程度で研いでいます。
研削力の弱い仕上げ砥石は何が良いか分からないので、天然砥石で試してみます。

>鋭い刃先を得ようとする時、研削力の強い砥石は「避ける」
・・・なるほど、そのような考え方もあるのですねぇ。どうしても砥石は、高い研削力に注目してしまうのですが、逆転の発想ですか・・・・さすがです。
勉強になりました。
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