作品紹介・あらすじ
「我ながら毒気の強い作品ばかりで、あきれます」と、書いた本人もため息。
現役医師の作家・久坂部羊が描く、強烈にブラックな短編集!
区役所に勤務する愛子は、同僚女子の陰口を聞いたことがきっかけで、たびたび「発作」を起こすようになる。この世の終わりに直面したような、とてつもない恐怖に襲われるのだ。心療内科で受けた「パニック障害」という診断に納得できず、いくつもの病院を渡り歩くが……(「天罰あげる」)
介護施設を併設する高齢者向けのクリニックには、毎日多くのお年寄りが集まってくる。脳梗塞で麻痺のある人、100歳近い超高齢者、150kg近い体重で車椅子生活を送る人……さまざまな症状の利用者みなに快適に過ごしてほしいと施設長は願うが、老人たちにはもめごとが絶えず……(「老人の園」)
毒気に満ちた患者の怖さと最悪のどんでん返しが炸裂する、全5編。
読書備忘録
天罰あげる・・・いやいや、それはないでしょう。最後まで真面目に読んでいた?私はどうなる?
蜜の味・・・他人の不幸は蜜の味ね。あるあるだね・・・
ご主人さまへ・・・どんどん壊れていく!
老人の園・・・ないこともないわー!どこにでも主はいる。それが嫌な奴だとしたら嫌だわ。何とかするのが先生じゃないの?ここの老人怖いし変っ!
注目の的・・・そもそもミシュリンじゃなかったんじゃないの?・・・はぁ?と、読み返しちゃいましたわ。ったく、初めの医者になぜいかなかったのっ!
体の病気は治せるかもしれないけれど、心の病気は・・・
いやいや、私も気を付けよっと・・・
そして、よく知らないのに知ったかはよくないですわ。
★★★★☆