あるマンション建設予定地に、なぜか異常なほど雑草が生い茂る理由を教えて――
そんな相談を受けた京都府立植物園の新米職員の神苗健は、
「植物の探偵」こと「なごみ植物店」の店員・和久井実菜に
その解明を依頼するのだが……。
怪しげなカフェが売り出す「晴明の愛でた桔梗」とは何か?
角倉了以が茶会であえて使った「禁じられた花」の正体とは?
不思議な植物と不思議な謎に満ちた連作ミステリー第二弾。
シリーズ第2弾。
神苗のライバル出現。
華道家の次期家元とはなかなかの高スペック。
前作に続き表題作が犯罪絡みとは・・・
警察沙汰にはせず追い払ったけど、
個人的には警察に突き出してやればいいのにと思った。
植物や歴史の蘊蓄は読んでいて面白い。
逆さまに咲くチューリップはありますか――?
京都府立植物園の新米職員の神苗健は、ある母娘から質問を受ける。
戸惑う神苗に助け舟を出したのは、その場に居合わせた「植物の探偵」を名乗る女性。
彼女は西陣にある「なごみ植物店」の店員だと言うのだが……。
蛍が集まる草とは何か? 源氏物語に描かれた薔薇の秘密とは?
といった植物にまつわる様々な謎と京都の風物詩が絡み合う、優しい連作ミステリー。
植物にまつわる謎解きが興味深く面白かった。
全体的にほんわかしていたけど、
表題作でもある「紫式部の白いバラ」が綺麗な感じを想像してただけに
まさかの展開になり驚き。
解決して良かったよ。
続編もあるので続けて読んでいこうと思う。
神苗と実菜の関係もどうなるか気になるところ。