ariとchunの楽しい馬生活

馬に乗る事よりもお手入れが好き。こだわりの馬具、こだわりのお手入れ、楽しい馬生活。

スーパースクールホース

2008年10月10日 | さとう君


火曜日、先生方の初級指導者試験のために大阪まで出張してきたさとう君。
なかなか頑張ったそうで良かったです。
本当にえらいんです、さとう君。
練習馬ですよ、練習馬。
先生の試験なら競技馬を連れて行けばいいのにって思うのは素人考え?
いろんな人にいろんな乗り方をされて、私もそうだけど、馬術ではないレベルで
乗られているにもかかわらず、一定のレベルのパフォーマンスができるって
すごい馬じゃないですか?
競馬場からダイレクトにクラブにやってきて、練習馬の道を歩み始めたさとう君。
力持ちのあわてん坊で怖がりなんで、最初は先生も「女性に乗れるだろうか」って
心配していましたっけ。
懐かしいです。
私は同じ頃SUNに乗っていたのですが、たまにさとう君に乗ることで、お互い(2頭)の
良いところ、悪いところがちょうど中和されてました。
SUNにきちんと乗るためにはさとう君は不可欠でした。
さとう君は友人の愛馬で、私はSUNと、友人はさとう君とペアを組み、良きライバル
でもあったわけです。
一緒に外の競技に行くのがとりあえずの目標でした。
が、それも叶わず…。残念ですね、つくづく。

さとう君はその能力の高さでいろんな会員さんを背に競技に出るようになり
そうなるとなかなか乗れなくなりました。
私にもsnowという相棒ができたし。友人もさとう君には乗らなくなりました。
寂しい限り。
今はsnowで煮詰まった頭をさとう君にほぐしてもらっています。

練習馬って本当にすごいんです。いろんな人が乗るんですよ。
強い心と強い体がないと練習馬にはなれません。
競技馬は秀でた能力があるんだろうし確かにすごいですが、練習馬の中にも
本当にすごい馬がいるんですよね。
この馬が競技馬のようにじっくり育ててもらうことができればどんなにすごい
馬になるんだろうって思います。
さとう君もSUNもそう。どんな力を秘めているんだろうって思います。

さとう君は練習馬としてたくさんの人にたくさんの笑顔と喜びと馬に乗る楽しさ
をプレゼントしてくれています。
さとう君を乗りこなすことはみんなの目標。
夢と希望を与えてくれる馬です。
それは人間にとって都合の良いことで馬にとっては苦痛なのかもしれないけど
もし自分が馬に生まれ変わったら、そんな人生もいいかなって思います。
特定の人だけを背に高度なパフォーマンスをするために選ばれた馬も幸せだと
思うけど。
乗り続けることがないし手をかけてあげられないのが残念ですが
みんなに愛されて大切にしてもらって私もそれ以上何も思うことはありません。

そんなわけで水曜もとてもナイスなさとう君で乗りやすいことこのうえなく。
ここのところ、少しバランスが起きなくて苦戦しましたが、水曜は大役を終え
ホッとしたのか良い運動ができたと思います。
さとう君と競技でどんな成績が残せるかわかりませんが、やれるとこまで
頑張ってみようと思います。


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